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公開番号
2025006366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107115
出願日
2023-06-29
発明の名称
舌保持装置
出願人
国立大学法人広島大学
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
A61F
5/56 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】低位にある舌を本来あるべき位置へ戻すことにより、口呼吸の改善ならびに、唾液の分泌量を増加させる。
【解決手段】舌100を上顎裏101の所望の位置に保持するための舌保持装置1は、舌100の前後方向中央部よりも前側部分を囲むように形成された伸縮部材からなり、当該舌100に装着される舌装着部2と、舌装着部2に基端側が接続された糸状部材3、4と、糸状部材3、4の先端側に取り付けられ、上の前歯102に固定される固定部5とを備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
舌を上顎裏の所望の位置に保持するための舌保持装置であって、
舌の前後方向中央部よりも前側部分を囲むように形成された伸縮部材からなり、当該舌に装着される舌装着部と、
前記舌装着部に基端側が接続された糸状部材と、
前記糸状部材の先端側に取り付けられ、上の前歯に固定される固定部とを備えている舌保持装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の舌保持装置において、
前記糸状部材は、前記舌装着部の互いに異なる部位に接続された第1糸状部材及び第2糸状部材を含み、
前記固定部は、前記第1糸状部材の先端側及び前記第2糸状部材の先端側に取り付けられている舌保持装置。
【請求項3】
請求項2に記載の舌保持装置において、
前記第1糸状部材の基端側は、前記舌装着部の上側に接続され、
前記第2糸状部材の基端側は、前記舌装着部の下側に接続されている舌保持装置。
【請求項4】
請求項2に記載の舌保持装置において、
前記固定部は、上の左の前歯と右の前歯に被せられる被せ部と、前記第1糸状部材の先端側が固定される第1固定部と、前記第2糸状部材の先端側が固定される第2固定部とを含んでいる舌保持装置。
【請求項5】
舌を上顎裏の所望の位置に保持するための舌保持装置であって、
舌の前後方向中央部よりも前側部分を囲むように形成された伸縮部材からなり、当該舌に装着される舌装着部と、
前記舌装着部に基端側が接続された糸状部材と、
前記糸状部材の先端側に取り付けられた第1永久磁石と、
上顎裏または上の前歯の裏に設けられ、前記第1永久磁石が吸着する第2永久磁石とを備えている舌保持装置。
【請求項6】
舌を上顎裏の所望の位置に保持するための舌保持装置であって、
舌の先端側が収容された状態で保持されるポケットと、
上の歯の裏側に固定され、上の歯列に沿って延びるとともに前記ポケットを上の歯列に沿う方向に案内するガイド部材と、
前記ポケットを左右方向中央部に向けて付勢する付勢部材とを備えている舌保持装置。
【請求項7】
請求項6に記載の舌保持装置において、
前記ガイド部材は、上の歯列に沿って延びる空間を形成するパイプ部材を有し、
前記付勢部材は、前記パイプ部材の前記空間に収容されるコイル状のバネで構成されている舌保持装置。
【請求項8】
請求項7に記載の舌保持装置において、
前記付勢部材は、前記ポケットの左側に位置する左側付勢部材と、前記ポケットの右側に位置する右側付勢部材とを含んでいる舌保持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、舌を上顎裏の所望の位置に保持するための舌保持装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、睡眠時無呼吸症候群が問題となっている。睡眠時無呼吸症候群は、例えば、就寝時に舌根が落ち込む等することにより、口や鼻から肺に繋がる気道が狭くなったり、一時的に閉塞したりすることにより、無呼吸状態となってしまう疾患である。
【0003】
例えば特許文献1には、睡眠時無呼吸症候群の症状を改善するためのマウスピースが開示されている。特許文献1では、下顎歯列に被せる下顎用ピースの前面に、上顎歯列の先端部まで達するとともに、上顎歯列に沿って左右に延びる前壁部が一体的に形成されている。特許文献1のマウスピースを口腔内に装着したときに、前壁部の前面を唇内側に当接させ、前壁部の背面を上顎歯列に当接させることにより、下顎を上顎に対して前方移動させて固定可能にしている。
【0004】
また、特許文献2には、歯列矯正等のために口腔内に装着されるマウスピースが開示されている。このマウスピースは、歯列が嵌まる部分と、当該歯列が嵌まる部分から口腔内側へ突出するタンエクササイザとを備えている。口腔内への装着時には、タンエクササイザにより舌の動きを鍛えることが可能になっている。
【0005】
また、特許文献3には、舌の先端部分に被せられるカプセルと、カプセル内の空気を吸引するシリンジまたは球ポンプからなる吸引器とを備えた舌位置保持装置が開示されている。この舌位置保持装置によれば、舌をカプセルに吸着させて保持することで、就寝時に舌根の落ち込みを抑制することが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-168579号公報
意匠登録第1621611号公報
特開2023-20502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1のマウスピースは、上顎歯列に沿って左右に延びる前壁部を有しており、この前壁部により、通常は上顎に対して後方に位置している下顎を上顎に対して前方移動させて固定するようにしている。しかしながら、このようなマウスピースは口腔内で異物感を感じやすく、異物感の解消が課題となる。また、特許文献2のマウスピースは口腔内側へ突出するタンエクササイザを備えており、やはり口腔内で異物感を感じやすく、異物感の解消が課題となる。
【0008】
さらに、特許文献1、2のようなマウスピースは形状が大きく、特許文献1では前壁部、特許文献2ではタンエクササイザを備えているので、人によっては口腔に合わず、使用感が悪いという問題もある。
【0009】
そこで、特許文献3のように舌をカプセルに吸着させて保持するようにすれば、マウスピースが不要になるので、マウスピースに比べて異物感が低減されるとともに、使用感が良好になると考えられる。
【0010】
ところが、特許文献3の場合、シリンジまたは球ポンプからなる吸引器が必要になるので、装置が大がかりなものになってしまう。
(【0011】以降は省略されています)
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