TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025070455
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180779
出願日
2023-10-20
発明の名称
ウエーハの分割方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類
H01L
21/301 20060101AFI20250424BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ウエーハに十分な外力を付与しても、ウエーハの表裏面に傷を生じさせることなく、分割不良が生じないウエーハの分割方法を提供する。
【解決手段】複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハの分割方法であって、レーザー光線の集光点を分割予定ラインに位置付けて照射して分割起点を形成する分割起点形成工程と、ウエーハの表面と裏面とにテープを密着して貼着しウエーハをテープによってサンドイッチ状体にするテープ貼着工程と、テープを介して該分割起点に外力を付与してウエーハを個々のデバイスチップに分割する分割工程と、を含み構成される。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハの分割方法であって、
レーザー光線の集光点を分割予定ラインに位置付けて照射して分割起点を形成する分割起点形成工程と、
ウエーハの表面と裏面とにテープを密着して貼着しウエーハをテープによってサンドイッチ状体にするテープ貼着工程と、
テープを介して該分割起点に外力を付与してウエーハを個々のデバイスチップに分割する分割工程と、
を含み構成されるウエーハの分割方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
該分割起点形成工程において、
該レーザー光線の波長は、ウエーハに対して透過性を有し、
該集光点は、分割予定ラインの内部に位置付けて照射され、分割予定ラインに沿って改質層が内部に形成されて分割起点となる請求項1に記載のウエーハの分割方法。
【請求項3】
該分割起点形成工程において、
該レーザー光線の波長は、ウエーハに対して吸収性を有し、
該集光点は、分割予定ラインに対応する表面に位置付けられて照射され、分割予定ラインに沿ってアブレーション加工が施されて溝が形成されて分割起点となる請求項1に記載のウエーハの分割方法。
【請求項4】
該分割工程において、
分割起点に付与される外力は、
(1)パッドの上にウエーハを載置してローラによる回転を伴う押圧力
(2)パッドの上にウエーハを載置して分割起点を上方から垂直に押圧する押圧力
(3)分割起点を挟むように位置付けられた一対の支点と分割起点を押圧する押圧点とからなる三点曲げ応力
(4)ウエーハを片持ち部材により片持ちして、押圧する分割起点側を該片持ち部材から露出させて押圧する二点曲げ応力
のいずれかを含む請求項1に記載のウエーハの分割方法。
【請求項5】
該テープ貼着工程において、
ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームの該開口部にウエーハを位置付けてウエーハと共にフレームにテープを貼着し、露出したウエーハの面に他のテープを貼着してウエーハを該テープと該他のテープとによってサンドイッチ状態にする請求項1に記載のウエーハの分割方法。
【請求項6】
該分割工程の後、該他のテープを剥離してウエーハを露出させ、ウエーハと共にフレームに貼着された該テープを拡張して、デバイスチップとデバイスチップとの間隔を拡張する請求項5に記載のウエーハの分割方法。
【請求項7】
該ウエーハの表面及び裏面に貼着されるテープは、
(1)シートの表面に粘着層を備えた粘着テープ
(2)シートに熱を加えることにより粘着力を発揮する熱圧着テープ
(3)シートに液状樹脂が塗布されて粘着力が付与された複合テープ
のいずれか、又は組み合わせである請求項1に記載のウエーハの分割方法。
【請求項8】
該分割起点形成工程において、
分割予定ラインに沿って改質層を内部に形成すると共に、分割予定ラインに対応する表面、又は裏面にアブレーション加工を施して溝を形成し、ウエーハの分割起点を形成する請求項2又は3に記載のウエーハの分割方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されウエーハの分割方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、個々のデバイスチップに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
【0003】
ウエーハを個々のデバイスチップに分割する技術として、ウエーハに対し透過性を有する波長のレーザー光線の集光点を分割予定ラインの内部に位置付けて照射して分割予定ラインの内部に改質層を形成し、その後、ウエーハに外力を付与してウエーハ個々のデバイスチップに分割する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
また、ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線の集光点を分割予定ラインの表面に位置付けて照射してアブレーション加工を施して溝を形成し、その後、ウエーハに外力を付与してウエーハを個々のデバイスチップに分割する技術も提案されている(例えば特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3408805号公報
特開平10-305420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献1、2に記載の技術によってウエーハに外力を付与して個々のデバイスチップに分割する場合、デバイスチップに欠けが生じたり、分割が完全に行われなかったりして、デバイスチップの品質に問題が生じる場合がある。
【0007】
また、分割が完全に行われるようにウエーハを個々のデバイスチップに分割する際に強い外力を付与すべく、ウエーハの上面にシートを配設して外力を付与することが考えられる。この際、該シートを介してローラを転がしながら押圧すると、ウエーハに強い外力を付与することはできるものの、個々に分割された後のデバイスチップが動いて、上面のシートが捩れてしまい、捩れたシートに起因して分割不良が発生するという問題がある。
【0008】
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、ウエーハに十分な外力を付与しても、ウエーハの表裏面に傷を生じさせることなく、分割不良が生じないウエーハの分割方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハの分割方法であって、レーザー光線の集光点を分割予定ラインに位置付けて照射して分割起点を形成する分割起点形成工程と、ウエーハの表面と裏面とにテープを密着して貼着しウエーハをテープによってサンドイッチ状体にするテープ貼着工程と、テープを介して該分割起点に外力を付与してウエーハを個々のデバイスチップに分割する分割工程と、を含み構成されるウエーハの分割方法が提供される。
【0010】
該分割起点形成工程において、該レーザー光線の波長は、ウエーハに対して透過性を有し、該集光点は、分割予定ラインの内部に位置付けて照射され、分割予定ラインに沿って改質層が内部に形成されて分割起点となるようにすることができる。また、該分割起点形成工程において、該レーザー光線の波長は、ウエーハに対して吸収性を有し、該集光点は、分割予定ラインに対応する表面に位置付けられて照射され、分割予定ラインに沿ってアブレーション加工が施されて溝が形成されて分割起点となるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
超音波接合
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
オムロン株式会社
電磁継電器
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
22日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
今日
株式会社村田製作所
電池
22日前
株式会社村田製作所
電池
23日前
株式会社村田製作所
電池
22日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
17日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
22日前
株式会社村田製作所
電池
22日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
15日前
シチズン電子株式会社
発光装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
24日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
今日
TDK株式会社
コイル部品
8日前
ローム株式会社
半導体装置
23日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
9日前
住友電装株式会社
コネクタ
22日前
住友電装株式会社
コネクタ
23日前
住友電装株式会社
コネクタ
8日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
23日前
株式会社村田製作所
二次電池
23日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
23日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
今日
富士電機株式会社
半導体モジュール
23日前
KDDI株式会社
伸展マスト
24日前
株式会社アイシン
電池
15日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
三菱電機株式会社
アレーアンテナ装置
1日前
富士通商株式会社
全固体リチウム電池
2日前
株式会社SUBARU
電池モジュール
24日前
株式会社村田製作所
半導体装置
今日
続きを見る
他の特許を見る