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公開番号
2025069722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179619
出願日
2023-10-18
発明の名称
測量用治具
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
G01C
15/00 20060101AFI20250423BHJP(測定;試験)
要約
【課題】コンクリート型枠の任意の箇所でTS受光機を容易に位置決めできる型枠検査治具を提供する。
【解決手段】型枠検査治具10は、TS受光機30を型枠20に対して設置する際に使用するものであり、長手方向の中央にTS受光機30の先端を位置決めして保持するための保持部111を有する治具本体11と、治具本体11に対して保持部111を間に挟むように2つ配置され、それぞれが治具本体11の長手方向に沿って移動することで型枠20を挟持可能な挟持部12とを備える。挟持部12のそれぞれは、型枠20を挟持するときに、保持部111との距離が同距離に保持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
測量用具をコンクリート型枠に対して設置する際に使用する型枠検査治具であって、
長手方向の中央に前記測量用具の先端を位置決めして保持するための保持部を有する治具本体と、
前記治具本体に対して前記保持部を間に挟むように2つ配置され、それぞれが前記治具本体の長手方向に沿って移動することで前記コンクリート型枠を挟持可能な挟持部とを備え、
前記挟持部のそれぞれは、前記コンクリート型枠を挟持するときに、前記保持部との距離が同距離に保持されることを特徴とする型枠検査治具。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の型枠検査治具であって、
前記挟持部は、前記コンクリート型枠の側面と当接する型枠側面当接部を有しており、
前記型枠側面当接部は、前記治具本体の長手方向と直交する回転軸周りに回転自在であり、かつ、前記回転軸と直交する断面が略L字形状であることを特徴とする型枠検査治具。
【請求項3】
請求項1または2に記載の型枠検査治具であって、
前記挟持部のそれぞれは、自然長およびバネ定数が同じ圧縮バネによって前記保持部側に向けて付勢されており、
前記挟持部が前記コンクリート型枠を挟持するときに、前記圧縮バネのバネ力が等しくなることで前記保持部との距離が同距離に保持されることを特徴とする型枠検査治具。
【請求項4】
請求項1または2に記載の型枠検査治具であって、
一方の前記挟持部が移動された場合に、他方の前記挟持部を連動して移動させる連動部を備え、
前記連動部は、それぞれの挟持部と保持部との距離が同距離に保持されるように2つの前記挟持部を連動させることを特徴とする型枠検査治具。
【請求項5】
請求項4に記載の型枠検査治具であって、
前記連動部は2つの前記挟持部を繋ぐベルト部材であり、前記ベルト部材は所定経路に沿った2つの前記挟持部の間の距離を一定に保つことを特徴とする型枠検査治具。
【請求項6】
請求項4に記載の型枠検査治具であって、
前記連動部は、前記治具本体に軸支されるピニオンギアと、前記挟持部のそれぞれに接続され、かつ前記ピニオンギアに噛合するラックギアとを含むことを特徴とする型枠検査治具。
【請求項7】
請求項1または2に記載の型枠検査治具であって、
前記挟持部のそれぞれは、前記治具本体に対して前記回転軸に平行な方向の位置調整が可能であることを特徴とする型枠検査治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、測量用具をコンクリート型枠に対して設置する際に使用する型枠検査治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
三角測量を行う測量システムとして、例えばトータルステーション(TS)を用いた測量システムが知られており、この測量システムは基礎工事の測量にも用いられる(例えば特許文献1)。トータルステーションとは、角度や距離を測定する測量機器であり、TS本体からレーザ光を照射し、このレーザ光をTS受光機で捕捉することで位置情報を計測することができる。自動追尾型のTSでは、TS本体と無線接続された端末(スマートフォン等)の画面上にTS受光機の位置情報を表示することもできる。端末の画面上に表示された誘導に従うことで、作業者は杭の位置出しや縄張り作業、施工精度確認を行うことができる。
【0003】
基礎工事の施工精度確認では、基礎の芯にTS受光機を設置し、図10に示すように、辺長や対角といった基礎の長さや敷地境界線までの距離、基礎天端の高さ等を計測する。コンクリートの打設後においては施工位置の修正ができないため、コンクリート打設前の精度確認が特に重要である。このため、TS受光機は、基礎の芯に対して位置決めされる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-73151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
基礎工事の施工精度確認にトータルステーションを用いる場合、下記のような課題がある。
【0006】
(課題1)一般に、コンクリート打設前の基礎工事段階では、コンクリート型枠(以下、型枠と略称する場合もある)の上に定規を設置し、型枠と定規とを固定することで型枠の動きを抑制し、コンクリートの施工精度を確保している。但し、定規に沿わせてTS受光機を設置しようとしても、基礎の仕様によっては芯位置に定規がなく中空となっているケースがあり、TS受光機の先端を基礎・型枠の芯にあてがうことができず、位置測定を行うことができない。
【0007】
(課題2)
上記の(課題1)が生じる場合、型枠の上部を挟み込むような「巾止め」と言われるプレート材を治具として用い、その上にTS受光機を設置することが考えられる。しかしながら、このような「巾止め」は、一般部(図11(a))では使用できても、出入隅(図11(b))、T字部(図11(c))および十字部(図11(d))では寸法が足らず、かつ型枠の直角部分にフィットさせることができない。すなわち、TS受光機をコンクリート型枠の任意の箇所に位置決めできない。
【0008】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンクリート型枠の任意の箇所でTS受光機を容易に位置決めできる型枠検査治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本開示の型枠検査治具は、測量用具をコンクリート型枠に対して設置する際に使用する型枠検査治具であって、長手方向の中央に前記測量用具の先端を位置決めして保持するための保持部を有する治具本体と、前記治具本体に対して前記保持部を間に挟むように2つ配置され、それぞれが前記治具本体の長手方向に沿って移動することで前記コンクリート型枠を挟持可能な挟持部とを備え、前記挟持部のそれぞれは、前記コンクリート型枠を挟持するときに、前記保持部との距離が同距離に保持されることを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、コンクリート型枠に対して2つの挟持部で挟み込むようにして型枠検査治具を取り付けることができる。挟持部の位置はコンクリート型枠のサイズ(挟持箇所の枠幅)に応じて調整可能であるため、コンクリート型枠の任意の箇所に対して型枠検査治具の取付けが可能となる。また、それぞれの挟持部と保持部との距離が同距離に保持されることで、コンクリート型枠に対して測量用具(例えば、TS受光機)を容易に位置決めできる。
(【0011】以降は省略されています)
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