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公開番号2025068926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179057
出願日2023-10-17
発明の名称ラミネート型電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/133 20210101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】側面部材に接する溶着後のラミネートフィルムにおいて箇所により生じる厚さの差を低減できるラミネート型電池の製造方法の提供。
【解決手段】電極体と、側面部材と、電極体及び側面部材を覆うラミネートフィルムと、を備え、側面部材が、側面の長手方向において側面の中心に対し一方に偏った位置に配置されている、ラミネート型電池の製造方法であって、電極体および側面部材の一部を覆うようラミネートフィルムを溶着する溶着工程を有し、側面部材において、側面の長手方向における側面部材の中心を境界として、側面部材が偏って配置される側の領域を偏在側領域Aとし、もう一方の領域を非偏在側領域Bとした場合に、溶着工程に用いるラミネートフィルムは、側面部材の偏在側領域Aに接する領域の平均厚さaが、側面部材の非偏在側領域Bに接する領域の平均厚さbよりも厚い、ラミネート型電池の製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体の側面に配置された側面部材と、
前記電極体と前記側面部材の一部とを覆うラミネートフィルムと、を備え、
前記側面部材が、前記側面の長手方向において前記側面の中心に対し一方に偏った位置に配置されている、ラミネート型電池の製造方法であって、
前記電極体および前記側面部材の一部を覆うよう前記ラミネートフィルムを溶着する溶着工程を有し、
前記側面部材において、前記側面の長手方向における前記側面部材の中心を境界として、前記側面部材が偏って配置される側の領域を偏在側領域Aとし、もう一方の領域を非偏在側領域Bとした場合に、
前記溶着工程に用いる前記ラミネートフィルムは、前記側面部材の前記偏在側領域Aに接する領域の平均厚さaが、前記側面部材の前記非偏在側領域Bに接する領域の平均厚さbよりも厚い、ラミネート型電池の製造方法。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記溶着工程に用いる前記ラミネートフィルムは、前記側面部材に接する領域における厚さが、前記側面の長手方向において前記側面部材が偏って配置される側に向かって連続的に厚くなる、請求項1に記載のラミネート型電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラミネート型電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電極体と、端子等の側面部材と、電極体及び側面部材の一部を覆うラミネートフィルムと、を備えるラミネート型電池が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、一方の側面の端子が、側面における中心に対して一方の側に偏って配置された電池、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-283611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来から、電極体と、端子等の側面部材と、電極体及び側面部材の一部を覆うラミネートフィルムと、を備えるラミネート型電池が用いられている。そして、このラミネート型電池において、側面部材が側面の長手方向において側面の中心に対し一方に偏った位置に配置されることがある。
しかし、側面部材が側面において一方の側に偏って配置されている電極体に対してラミネートフィルムを溶着した場合に、側面部材に接する領域のラミネートフィルムにおいて、箇所により厚さに差が生じることがあった。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、側面部材に接する溶着後のラミネートフィルムにおいて箇所により生じる厚さの差を低減できるラミネート型電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1>
電極体と、
前記電極体の側面に配置された側面部材と、
前記電極体と前記側面部材の一部とを覆うラミネートフィルムと、を備え、
前記側面部材が、前記側面の長手方向において前記側面の中心に対し一方に偏った位置に配置されている、ラミネート型電池の製造方法であって、
前記電極体および前記側面部材の一部を覆うよう前記ラミネートフィルムを溶着する溶着工程を有し、
前記側面部材において、前記側面の長手方向における前記側面部材の中心を境界として、前記側面部材が偏って配置される側の領域を偏在側領域Aとし、もう一方の領域を非偏在側領域Bとした場合に、
前記溶着工程に用いる前記ラミネートフィルムは、前記側面部材の前記偏在側領域Aに接する領域の平均厚さaが、前記側面部材の前記非偏在側領域Bに接する領域の平均厚さbよりも厚い、ラミネート型電池の製造方法。
<2>
前記溶着工程に用いる前記ラミネートフィルムは、前記側面部材に接する領域における厚さが、前記側面の長手方向において前記側面部材が偏って配置される側に向かって連続的に厚くなる、<1>に記載のラミネート型電池の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、側面部材に接する溶着後のラミネートフィルムにおいて箇所により生じる厚さの差を低減できるラミネート型電池の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係るラミネート型電池の製造方法において溶着工程を行う前の電極体及び側面部材を示す概略斜視図である。
本開示の実施形態に係るラミネート型電池の製造方法において溶着工程において溶着を行う前の状態を示す、側面方向から見た概略側面図である。
車両の要部を示す概略平面図である。
電池モジュールの概略斜視図である。
電池モジュールの上蓋を取り除いた状態の平面図である。
電池モジュールに収容された電池セルを厚み方向から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一例である実施形態について説明する。これらの説明は、実施形態を例示するものであり、発明の範囲を制限するものではない。
なお、「工程」とは、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の作用が達成されれば、本用語に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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