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公開番号
2025068481
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178429
出願日
2023-10-16
発明の名称
エアバッグ装置
出願人
トヨタ車体株式会社
,
オートリブ ディベロップメント エービー
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
B60R
21/213 20110101AFI20250421BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両のルーフサイド部に組付けられるエアバッグ装置において、組付け作業時のエアバッグの捩れを防ぐとともに組付け時の作業性の低下を抑制するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】エアバッグ装置10は、エアバッグ20と、エアバッグ20の長手方向X1のエアバッグ分割部21,22,23のそれぞれをそれぞれ収容した状態でルーフサイド部2に取り付けられる複数のケース31,32,33と、ケース31に収容されているエアバッグ分割部21とケース31の後方に隙間を隔てて隣接したケース32に収容されているエアバッグ分割部22とを互いに連結する連結体25と、を備え、連結体25は、ケース31及びケース32の取り付け時にエアバッグ分割部21とエアバッグ分割部22が長手方向X1まわりに相対的に回転して捩れる場合に引張荷重を受けて捩れ動作を邪魔するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のルーフサイド部に組付けられるエアバッグ装置であって、
折り畳み状態で長手方向に延びるように設けられ、膨張展開状態で前記車両のサイドガラスを覆うエアバッグと、
前記エアバッグの前記長手方向の複数のエアバッグ分割部のそれぞれをそれぞれ収容した状態で前記ルーフサイド部に取り付けられる複数のケースと、
前記複数のエアバッグ分割部のうち前側ケースに収容されている第1エアバッグ分割部と前記前側ケースの後方に隙間を隔てて隣接した後側ケースに収容されている第2エアバッグ分割部とを互いに連結する連結体と、
を備え、
前記連結体は、前記前側ケース及び前記後側ケースの取り付け時に前記第1エアバッグ分割部と前記第2エアバッグ分割部が前記長手方向まわりに相対的に回転して捩れる場合に引張荷重を受けて捩れ動作を邪魔するように構成されている、エアバッグ装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記エアバッグの前記捩れ動作の際の前記連結体の動きを規制する規制部を備える、請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
前記規制部は、前記連結体を前記ルーフサイド部に固定する1または複数の固定部と、前記連結体が掛け渡される掛け渡し部と、の少なくとも一方によって構成されている、請求項2に記載のエアバッグ装置。
【請求項4】
前記規制部は、前記固定部と前記掛け渡し部の両方によって構成されており、前記固定部が前記掛け渡し部に対して前記長手方向の前側と後側の少なくとも一方に設けられている、請求項3に記載のエアバッグ装置。
【請求項5】
前記固定部と前記掛け渡し部が前記長手方向と平行に延びる仮想直線上に配置される、請求項4に記載のエアバッグ装置。
【請求項6】
前記掛け渡し部は、前記掛け渡し部に対して前記長手方向の前側に設けられた前記固定部と前記長手方向の後側に設けられた前記固定部とを通る仮想直線上又は前記仮想直線よりも上側に配置される、請求項5に記載のエアバッグ装置。
【請求項7】
前記掛け渡し部は、アシストグリップを前記ルーフサイド部に固定するためのアシストブラケットである、請求項3~6のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来の頭部保護エアバッグ装置(以下、単に「エアバッグ装置」という。)が開示されている。このエアバッグ装置は、車両のルーフサイド部に組付けられるものであり、乗員の側方で膨張展開して車両のサイドガラスを覆うエアバッグと、エアバッグを折り畳んだ状態で収容する合成樹脂製の複数のケースと、を備えている。このエアバッグ装置の組付け作業では、各ケースが折り畳み状態のエアバッグの異なる部位を収容した状態でルーフサイド部のインナパネルに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-184056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成のエアバッグ装置は、隣接する2つのケースを連結片で連結した構造を採用することによって、ケースに折り畳み状態で収納されたエアバッグが長手方向まわりに回転するように捩れてボディ側に組付くような誤組付を防止しようとするものである。ところが、このエアバッグ装置の組付け作業では、全体を車長方向に長尺状に延ばした状態で各ケースをインナパネルに順次取り付ける操作を要する。この場合、隣接する2つのケースが連結片で直に連結されており各ケースの動きの自由度が連結片によって抑えられるため作業性が悪いという問題がある。そこで、この種のエアバッグ装置の設計においては、エアバッグが捩れた状態で組付くような誤組付を防ぐことに加えて、組付け時の作業性の低下を抑制できる技術が求められる。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、車両のルーフサイド部に組付けられるエアバッグ装置において、組付け作業時のエアバッグの捩れを防ぐとともに組付け時の作業性の低下を抑制するのに有効な技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
車両のルーフサイド部に組付けられるエアバッグ装置であって、
折り畳み状態で長手方向に延びるように設けられ、膨張展開状態で前記車両のサイドガラスを覆うエアバッグと、
前記エアバッグの前記長手方向の複数のエアバッグ分割部のそれぞれをそれぞれ収容した状態で前記ルーフサイド部に取り付けられる複数のケースと、
前記複数のエアバッグ分割部のうち前側ケースに収容されている第1エアバッグ分割部と前記前側ケースの後方に隙間を隔てて隣接した後側ケースに収容されている第2エアバッグ分割部とを互いに連結する連結体と、
を備え、
前記連結体は、前記前側ケース及び前記後側ケースの取り付け時に前記第1エアバッグ分割部と前記第2エアバッグ分割部が前記長手方向まわりに相対的に回転して捩れる場合に引張荷重を受けて捩れ動作を邪魔するように構成されている、エアバッグ装置、
にある。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様のエアバッグ装置において、連結体は、折り畳み状態のエアバッグの複数のエアバッグ分割部のうち互いに隣り合う2つのエアバッグ分割部を連結するように設けられる。この連結体によれば、前側ケース及び後側ケースの取り付け時に2つのエアバッグ分割部が長手方向まわりに相対的に回転して捩れる場合に、この連結体が引張荷重を受けることで捩れ動作を邪魔することができる。
【0008】
エアバッグをルーフサイド部に組付ける組付け作業において、作業者が1つのエアバッグ分割部に対して隣り合う別のエアバッグ分割部を長手方向まわりに回転させようとした場合に、連結体はその回転に応じて引張荷重を受けて突っ張るように作用する。これにより、連結体は、2つのエアバッグ分割部を相対的に一回転させる捩れ動作自体を物理的に実行できなくする機能、若しくは当該捩れ動作は許容するが作業者に反力を付与することによって当該捩れ動作が正常な組付け手順に即したものではないことを作業者に報知する機能を果たすことになる。したがって、エアバッグが捩れた状態で組付くような誤組付を防ぐことができる。また、前側ケースと後側ケースが直に連結されておらず、各ケースの動きの自由度が確保されるため、各ケースをルーフサイド部に取り付けるときの作業性が低下するのを抑制することができる。
【0009】
上述の態様によれば、車両のルーフサイド部に組付けられるエアバッグ装置において、組付け作業時のエアバッグの捩れを防ぐとともに組付け時の作業性の低下を抑制するのに有効な技術を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1のエアバッグ装置を内装材の無い状態で車室空間側からみた側面図。
図1のエアバッグ装置のA領域における部分拡大図。
図2のIII-III線矢視断面図。
図2においてエアバッグの捩れ動作時における連結体の状態を示す図。
図3においてエアバッグの膨張展開の初期状態を示す断面図。
図2においてエアバッグの膨張展開時における連結体の状態を示す図。
実施形態2のエアバッグ装置についてエアバッグの捩れ動作時における連結体の様子を示す部分拡大図。
実施形態3のエアバッグ装置についてエアバッグの捩れ動作時における連結体の様子を示す部分拡大図。
実施形態4のエアバッグ装置についてエアバッグの捩れ動作時における連結体の様子を示す部分拡大図。
実施形態5のエアバッグ装置についてエアバッグの捩れ動作時における連結体の様子を示す部分拡大図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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