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公開番号
2025068386
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178247
出願日
2023-10-16
発明の名称
二次電池の製造方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
H01M
10/058 20100101AFI20250421BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低露点環境を形成する除湿機の消費電力を削減できる二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】二次電池10は、正極層20と負極層30とが積層された電極積層体11と、電極積層体11を収容する外装体14と、を有する。二次電池10の製造方法は、正極層20を成形又は保管する正極工程S100と、負極層30を成形又は保管する負極工程S110と、正極層20と負極層30とを積層して外装体14に収容する電池組立工程S120と、を備え、各工程で要求される露点に基づいて、除湿機70から送出された除湿気体を、露点の低い工程から順に流通させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
正極層と負極層とが積層された電極積層体と、該電極積層体を収容する外装体と、を有する二次電池の製造方法であって、
前記正極層を成形又は保管する正極工程と、
前記負極層を成形又は保管する負極工程と、
前記正極層と前記負極層とを積層して前記外装体に収容する電池組立工程と、を備え、
各工程で要求される露点に基づいて、除湿機から送出された除湿気体を、前記露点の低い工程から順に流通させる、
二次電池の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二次電池の製造方法であって、
前記電池組立工程、前記負極工程、及び前記正極工程は、この順に低露点が要求され、
前記除湿機から送出された前記除湿気体を、前記電池組立工程、前記負極工程、前記正極工程の順に流通させる、
二次電池の製造方法。
【請求項3】
請求項2に記載の二次電池の製造方法であって、
前記電池組立工程は、
前記正極層と前記負極層とを積層して前記電極積層体を成形し、該電極積層体を前記外装体に収容する積層体成形工程と、
前記外装体に収容された前記電極積層体をドライボックスで乾燥させる乾燥工程と、を含み、
前記乾燥工程は、最も低露点が要求され、
前記除湿機から送出された前記除湿気体を、前記乾燥工程から流通させる、
二次電池の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の二次電池の製造方法であって、
前記電池組立工程は、前記乾燥工程の後に、前記外装体の内部に電解質を注液する注液工程をさらに含み、
前記注液工程は、前記ドライボックスで行われる、
二次電池の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の二次電池の製造方法であって、
前記ドライボックスは、開閉可能な開閉部材により仕切られた第1空間及び第2空間を有し、
前記第1空間において、前記開閉部材が閉じた状態で前記乾燥工程が行われ、
前記乾燥工程の後、前記開閉部材が開き、前記外装体に収容された前記電極積層体が前記第1空間から前記第2空間に搬送され、
前記第2空間において、前記開閉部材が閉じた状態で前記注液工程が行われる、
二次電池の製造方法。
【請求項6】
請求項4に記載の二次電池の製造方法であって、
前記注液工程において前記外装体の内部に注液される前記電解質の水分量は、50ppm以下である、
二次電池の製造方法。
【請求項7】
請求項3に記載の二次電池の製造方法であって、
前記乾燥工程において、前記外装体に収容された前記電極積層体を、所定の露点で所定の時間乾燥させる、
二次電池の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の二次電池の製造方法であって、
前記所定の露点は、-60℃以下である、
二次電池の製造方法。
【請求項9】
請求項7に記載の二次電池の製造方法であって、
前記所定の時間は、1分以上かつ72時間以内である、
二次電池の製造方法。
【請求項10】
請求項3に記載の二次電池の製造方法であって、
前記ドライボックスに導入される前記除湿気体は、水分量が1ppm以下である、
二次電池の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
二次電池を構成する材料に水分が混入すると充放電性能の低下に繋がる虞があるので、二次電池の製造時には露点の管理が必要となる。例えば、特許文献1には、ドライルーム内に、二次電池の製造装置を収容するクリーンブースが設けられ、除湿ユニットによりドライルーム内が除湿される二次電池製造用空気循環システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国公開特許第10-2022-0046333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、二次電池の製造装置が設けられたドライルーム内を一定の低湿度環境に維持するように除湿機を稼働しているので、除湿機の消費電力が大きく、消費電力の削減に関して改善の余地があった。
【0006】
本発明は、低露点環境を形成する除湿機の消費電力を削減できる二次電池の製造方法を提供する。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
正極層と負極層とが積層された電極積層体と、該電極積層体を収容する外装体と、を有する二次電池の製造方法であって、
前記正極層を成形又は保管する正極工程と、
前記負極層を成形又は保管する負極工程と、
前記正極層と前記負極層とを積層して前記外装体に収容する電池組立工程と、を備え、
各工程で要求される露点に基づいて、除湿機から送出された除湿気体を、前記露点の低い工程から順に流通させる。
【0008】
また、本発明は、
正極層と負極層とが積層された電極積層体と、該電極積層体を収容する外装体と、を有する二次電池の製造方法であって、
前記正極層を成形又は保管する正極工程と、
前記負極層を成形又は保管する負極工程と、
前記正極層と前記負極層とを積層して前記電極積層体を成形し、該電極積層体を前記外装体に収容する積層体成形工程と、
前記外装体の内部に電解質を注液する注液工程と、を備え、
前記注液工程の前に、除湿機から送出された除湿気体をドライボックスに導入し、前記外装体に収容された前記電極積層体を該ドライボックスで乾燥させる乾燥工程をさらに有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低露点環境を形成する除湿機の消費電力を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の二次電池10の外観斜視図である。
二次電池10の概略断面図である。
二次電池10の製造方法を説明するブロック図である。
ドライボックス80における(a)乾燥工程S122、(b)乾燥工程S122から注液工程S123までの搬送、及び(c)注液工程S123を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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