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公開番号2025068338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178164
出願日2023-10-16
発明の名称X線検査装置
出願人株式会社 システムスクエア
代理人個人
主分類G01N 23/04 20180101AFI20250421BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易な構造および制御により、X線透過像の撮像後に目視検査工程を行うのに適したX線検査装置を提供すること。
【解決手段】本発明のX線検査装置は、検査対象領域の被検査物にX線を照射するX線照射部と、被検査物を透過したX線を検出するX線検出部と、被検査物を搬送して検査対象領域を通過させる搬送部と、被検査物のX線透過像を表示する表示部と、X線検出部によるX線の検出結果を用いて被検査物のX線透過像を生成し、被検査物のX線透過像を表示部に表示するよう制御する制御部と、補助情報を生成する補助情報生成部と、X線透過像と補助情報とを表示部に表示させる表示制御部と、を備える。補助情報は、少なくとも、被検査物における相対位置の把握を補助する第1補助情報を含む。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
検査対象領域の被検査物にX線を照射するX線照射部と、
前記被検査物を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記被検査物を搬送して前記検査対象領域を通過させる搬送部と、
前記被検査物のX線透過像を表示する表示部と、
前記X線検出部によるX線の検出結果を用いて前記被検査物のX線透過像を生成する制御部と、
前記被検査物における異物の位置の把握を補助する補助情報を生成する補助情報生成部と、
前記X線透過像と前記補助情報とを前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記補助情報は、少なくとも、前記被検査物における相対位置の把握を補助する第1補助情報を含むことを特徴とするX線検査装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記搬送部が、前記検査対象領域を通過した前記被検査物を、作業者が作業する作業エリアまで搬送することを特徴とする、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
X線検査装置は、前記補助情報生成部により生成された前記補助情報を、前記検査対象領域を通過し作業エリアに載置された前記被検査物に合わせて提示することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項4】
検査対象領域の被検査物にX線を照射するX線照射部と、
前記被検査物を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記被検査物を搬送して前記検査対象領域を通過させる搬送部と、
前記X線検出部によるX線の検出結果を用いて前記被検査物のX線透過像を生成する制御部と、
補助情報を生成する補助情報生成部と、
前記補助情報生成部により生成された前記補助情報を、前記検査対象領域を通過し作業者が作業する作業エリアに載置された前記被検査物に合わせて提示する補助情報提供部と、を備えることを特徴とするX線検査装置。
【請求項5】
前記搬送部が、前記検査対象領域を通過した前記被検査物を、前記作業エリアまで搬送することを特徴とする、請求項4に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記補助情報は、
前記被検査物における異物の位置を示す第2補助情報をさらに含むことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のX線検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検査物にX線を照射して被検査物を検査するX線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
X線発生部とX線検出部とを対向させ、これらの間を通るように被検査物をコンベア等の搬送装置で順次搬送し、被検査物がX線発生部とX線検出部との間を通過する際に得られるX線透過データを用いて、被検査物のX線透過像を構築し、当該X線透過像を用いて被検査物を非破壊で検査するX線検査装置が知られている。
【0003】
このようなX線検査装置が各種工場等の自動生産ラインに導入される場合、コンベア等の搬送装置により被検査物が連続的にX線検査装置に供給され、検査結果(例えば合格/不合格)に応じて振り分け等の処理が行われる(例えば特許文献1を参照)。この種のいわゆるインラインのX線検査装置では、被検査物のX線透過像を表示するモニタが設置され、被検査物がX線照射位置を通過する毎にモニタに表示されるX線透過像が次々と更新されるように構成される場合がある。このような構成では、自動生産ラインが正常に稼働している状態では、X線透過像を作業者や管理者が逐一確認することはない。
【0004】
一方、X線検査装置によるX線透過像の撮像後に、作業者がモニタに表示されるX線透過像を目視検査する工程が設けられる場合には、モニタに表示されるX線透過像が作業者の手元にある被検査物のものである必要がある。このことを確実とするために、X線検査装置から被検査物を排出するとともに、排出する被検査物のX線透過像をモニタに表示するX線検査装置が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-128231号公報
特開2012-207987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、X線検査装置による検査結果で異物が発見された場合、モニタに表示されるX線透過像で異物の位置を確認しながら作業者が手元にある被検査物から異物を除去する目視検査および是正作業が必要となる。このとき、特許文献2に記載のX線検査装置のように単にX線透過像をモニタに表示するだけでは、作業者の手元の被検査物に異物の位置を示す目印があるわけではないため、モニタのX線透過像を見ながら被検査物内の異物の位置を特定することは困難となることがある。特に、異物が透明であったり、検査物が大きく平坦なものであったり、モニタに表示される被検査物の画像と作業者の手元の被検査物の表面の見た目が異なったりする場合、異物の位置を特定しにくく、異物の除去に時間がかかってしまうという問題がある。
【0007】
このような問題に鑑み本発明は、X線透過像の撮像後の目視検査および是正作業において異物の位置を特定しやすくすることができるX線検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のX線検査装置は、検査対象領域の被検査物にX線を照射するX線照射部と、被検査物を透過したX線を検出するX線検出部と、被検査物を搬送して検査対象領域を通過させる搬送部と、被検査物のX線透過像を表示する表示部と、X線検出部によるX線の検出結果を用いて被検査物のX線透過像を生成し、被検査物のX線透過像を表示部に表示するよう制御する制御部と、被検査物における異物の位置の把握を補助する補助情報を生成する補助情報生成部と、X線透過像と補助情報とを表示部に表示させる表示制御部と、を備え、補助情報は、少なくとも、被検査物における相対位置の把握を補助する第1補助情報を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、補助情報が被検査物のX線透過像とともに表示部に表示されるため、目視検査工程および是正作業において、作業者が表示部に表示されるX線透過像と手元の被検査物とを照らし合わせて異物の位置を特定することを用意にすることができる。したがって、X線検査装置は、作業者による是正作業の効率化を図ることができる。
【0010】
この際、X線検査装置は、補助情報生成部により生成された補助情報を、検査対象領域を通過し作業者が作業する作業エリアに載置された被検査物に合わせて提示する補助情報提示部をさらに備えることが好ましい。搬送部は被検査物を作業エリアまで搬送するとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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