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公開番号
2025068065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2025025288,2023110399
出願日
2025-02-19,2017-11-27
発明の名称
復号装置及びプログラム
出願人
日本放送協会
代理人
弁理士法人キュリーズ
主分類
H04N
19/117 20140101AFI20250417BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】圧縮効果を損なうことなく、SDR信号の高輝度部、及びHDR信号に対してもブロックひずみを低減する。
【解決手段】符号化装置1は、入力画像と該入力画像を予測した予測画像との差を示す残差画像に対して直交変換処理を行って直交変換係数を算出する変換部13と、量子化パラメータに基づいて直交変換係数を量子化して量子化係数を生成する量子化部14と、量子化係数を符号化して符号化データを生成するエントロピー符号化部24と、量子化パラメータに基づいて量子化係数から直交変換係数を復元し、該直交変換係数に対して逆直交変換を行って復元した残差画像に前記予測画像を加算して再構成画像を生成する画像復号部10と、再構成画像に対してフィルタ処理を行うデブロッキングフィルタ部18と、を備え、デブロッキングフィルタ部18は、再構成画像の輝度信号レベルと量子化パラメータに応じてフィルタ強度を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
復号装置であって、
画像を分割して得られたブロックの変換係数を量子化した量子化係数と、高位シンタックスであるシーケンスパラメータセットと、を含むビットストリームを取得する取得手段を備え、
前記復号装置は、前記取得手段が取得する前記シーケンスパラメータセットを用いて、前記ブロックに対するデブロッキングフィルタ処理に用いる1つ又は複数の閾値を設定し、
前記復号装置は、前記取得手段が取得する前記量子化係数を用いて、再構成画像を生成し、
前記復号装置は、前記取得手段が取得する前記シーケンスパラメータセットを用いて、前記1つ又は複数の閾値を設定することにより、前記輝度信号レベルが属する輝度信号レベル範囲を特定し、前記特定した輝度信号レベル範囲と対応付けられた調整値を用いて、前記デブロッキングフィルタ処理を制御するパラメータを決定する
復号装置。
続きを表示(約 54 文字)
【請求項2】
コンピュータを請求項1に記載の復号装置として機能させる
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デブロッキングフィルタ処理を行う符号化装置、復号装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
主流となっているMPEGに代表される映像符号化方式では、リアルタイム処理の実現のし易さから、フレーム(あるいはピクチャ)などと呼ばれる映像の単位をブロック状の小領域に分割し、ブロック単位で変換や予測などの技術を駆使して符号化(圧縮)を行っている。このような符号化方式では、隣接するブロック間の符号化制御の違いに起因して、ブロック境界において品質差がひずみとなって知覚される。H.264/AVCやH.265/HEVCと呼ばれる近年の符号化方式ではこのような符号化ひずみを低減するために、デブロッキングフィルタと呼ばれる処理が採用されている。
【0003】
ブロックひずみは、隣接する両ブロックの境界における信号が直交変換係数を量子化したことにより生じる信号劣化により、本来スムーズであるべき隣接領域において急峻な信号変動となって生じる。このひずみを軽減するためのデブロッキングフィルタは、一般的に信号の変動を緩やかにするローパスフィルタとして設計されている。量子化の粗さによって信号の劣化量が変動することから、量子化の粗さを規定する量子化パラメータによってフィルタの強度が制御されている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Recommendation ITU-T H.265,(04/2013)“,High efficiency video coding”,International Telecommunication Union,April 2013
【発明の概要】
【0005】
一実施形態に係る符号化装置は、入力画像を符号化する符号化装置であって、入力画像と該入力画像の予測画像との差を示す残差画像に対して直交変換処理を行って直交変換係数を算出する変換部と、量子化パラメータに基づいて、前記直交変換係数を量子化して量子化係数を生成する量子化部と、前記量子化係数を符号化して符号化データを生成するエントロピー符号化部と、前記量子化パラメータに基づいて、前記量子化係数から直交変換係数を復元し、該直交変換係数に対して逆直交変換を行って復元した残差画像に前記予測画像を加算して再構成画像を生成する画像復号部と、前記再構成画像に対してフィルタ処理を行うデブロッキングフィルタ部と、を備える。前記デブロッキングフィルタ部は、前記再構成画像の輝度信号レベルと前記量子化パラメータに応じてフィルタ強度を制御することを特徴とする。
【0006】
一実施形態に係る復号装置は、入力画像の符号化データを復号する復号装置であって、符号化データを復号して、直交変換係数を量子化した量子化係数を取得するエントロピー復号部と、量子化パラメータに基づいて、前記量子化係数から直交変換係数を復元し、該直交変換係数に対して逆直交変換を行って復元した残差画像に予測画像を加算して再構成画像を生成する画像復号部と、前記再構成画像に対してフィルタ処理を行うデブロッキングフィルタ部と、を備える。前記デブロッキングフィルタ部は、前記再構成画像の輝度信号レベルと前記量子化パラメータに応じてフィルタ強度を制御することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
信号レベルと輝度レベルとの対応関係を示す図である。
本発明の一実施形態に係る符号化装置の構成例を示すブロック図である。
デブロッキングフィルタ処理を行うブロック境界を示す図である。
本発明の一実施形態に係る復号装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
新たな映像メディアの特徴として、従来の映像信号で表現できない黒と白の表現範囲を拡大したHDR(high dynamic range)信号の標準化が行われた。このHDR信号では、従来のSDR(Standard Dynamic Range)信号に比べて、光の強度が低いところから高いところ(すなわち、暗いところから明るいところ)までを限られたビット深度の中に記録するため、従来よりも極端なγ補正と呼ばれる信号抑圧処理が加えられている。HDRの方式としては、現在、ARIB STD-B67で規定されているHLG(Hybrid-Log Gamma)方式と、SMPTE ST.2084で規定されているPQ(Perceptual Quantize)方式がありこれらの方式はITU-RにおいてRecommendation ITU-R BT.2100として国際標準化されている。なお、将来的にはこれら以外の方式が規定される可能性もある。
【0009】
図1に、SDR信号と、HLG方式及びPQ方式のHDR信号について、画像の輝度信号レベルと、表示装置に表示される表示輝度レベルとの対応関係(逆γ補正)を示す。なお、HLG方式は表示装置のピーク輝度を最大値とする相対的なシステムであるため、図中ではピーク輝度を1000cd/m
2
として示す。また同様に、従来のSDR信号も表示装置のピーク輝度を最大値とする相対的なシステムであるため、現在市販されているディスプレイを例としてピーク輝度を250cd/m
2
として示す。
【0010】
HDR信号では、輝度信号レベルの変動に対する、表示輝度レベル(明るさ)の変化が、従来のSDR信号に比べ大きくなっている。そのため、信号レベルの大きい領域では、量子化ひずみによるブロックノイズが従来の信号劣化に比べ誇張されて表現される。特に、最も信号の抑圧度合いが大きいPQ方式では、輝度信号レベルに対する表示輝度レベルの変動が顕著であり、ブロックひずみによる信号劣化の影響もまた顕著である。この現象を低減するために、信号レベルに応じて量子化パラメータを小さくするという対策を行うことが一般的になっている。
(【0011】以降は省略されています)
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