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公開番号2025067779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2024086845
出願日2024-05-29
発明の名称ソフトウェアテスト装置およびソフトウェアテスト方法
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06F 11/36 20060101AFI20250417BHJP(計算;計数)
要約【課題】更新後の新版のソフトウェアについてのテストを、本番環境であるソフトウェア実行部の通常の稼働を継続したまま実施する。
【解決手段】プログラムの実行を繰り返し間欠的に行うメインプログラム実行部11と、プログラムに含まれるモジュールを更新前のものと更新後のものとの間で切り替えるプログラム交換サブシステム13とに対して交換スケジューラ14が第1及び第2の制御を行う。第1の制御は、メインプログラム実行部11が当該実行の待機状態となる期間の始期の経過後に、モジュールを更新後のものに切り替えさせると共に切り替え後のプログラムの実行を開始させて更新後のモジュールを含むプログラムのテストを実施する制御である。第2の制御は、第1の制御を行った後であって当該期間の終期の経過前に、プログラムの実行を停止させると共にモジュールを更新前のものに切り替えさせる制御である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
更新対象のソフトウェアモジュールを含むプログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールを更新前モジュールと更新後モジュールとの間で切り替える切り替え部と、
制御部であって、
前記プログラムの実行を繰り返し間欠的に行う実行部が前記実行の待機状態となる期間の始期の経過後に、前記切り替え部及び前記実行部を制御して、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールを前記更新前モジュールから前記更新後モジュールに切り替えさせると共に、前記更新後モジュールを含む前記プログラムの実行を開始させて前記更新後モジュールを含む前記プログラムのテストを実施する第1の制御を行い、
前記第1の制御を行った後であって且つ前記期間の終期の経過前に、前記実行部及び前記切り替え部を制御して、前記更新後モジュールを含む前記プログラムの実行を停止させると共に、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールを前記更新後モジュールから前記更新前モジュールに切り替えさせる第2の制御を行う
前記制御部と
を備えることを特徴とするソフトウェアテスト装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記実行部は、前記プログラムを実行することによって、データの送信の指示を所定の周期で下位機器へ送付し、前記指示に応じて前記下位機器から送信される前記データを収集する処理を行い、
前記制御部は、
前記実行部による前記データを収集する処理の完了を検出したときに前記第1の制御を行い、
前記第1の制御を行った後であって且つ前記実行部による前記指示を送付する処理の実行時から所定時間前の時点を経過したときに前記第2の制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項3】
前記切り替え部は、
前記ソフトウェアモジュールを前記更新前モジュールに切り替えるときには、更に、前記更新前モジュールを含む前記プログラムを実行するために前記実行部が使用するメモリの領域を第1の領域に切り替え、
前記ソフトウェアモジュールを前記更新後モジュールに切り替えるときには、更に、前記更新後モジュールを含む前記プログラムを実行するために前記実行部が使用する前記メモリの領域を、前記第1の領域とは異なる第2の領域に切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記テストの結果を取得し、
前記テストの結果の取得に応じて前記第1の制御及び前記第2の制御を終了し、
前記テストの結果が成功であった場合には、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールが前記更新後モジュールとなるように前記切り替え部を制御し、
前記テストの結果が失敗であった場合には、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールが前記更新前モジュールとなるように前記切り替え部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項5】
外部機器より配信される前記更新後モジュールを受信する受信部を更に備え、
前記制御部は、前記受信部が前記更新後モジュールを受信する度に前記第1の制御及び前記第2の制御を開始する
ことを特徴とする請求項4に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項6】
前記プログラムは、前記更新対象のソフトウェアモジュールを複数含み、
前記切り替え部は、前記切り替えを、複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについて独立に並行して行い、
前記制御部は、前記第1の制御と前記第2の制御とを、複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについて独立に並行して行うことによって、複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記テストを実施する
ことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項7】
外部機器より配信される前記更新後モジュールと前記更新後モジュールに対応するテストシナリオとを受信する受信部であって、複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記更新後モジュールと、前記更新後モジュールについての前記テストにおけるシナリオを表している前記テストシナリオとを受信する前記受信部を更に備え、
前記制御部は、前記更新後モジュールに対応する前記テストシナリオに従って、前記更新後モジュールを含む前記プログラムについての前記テストを実施する
ことを特徴とする請求項6に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項8】
前記テストシナリオは、対応する前記更新後モジュールを含む前記プログラムの実行により使用される前記実行部のハードウェアリソースの情報を有しており、
前記制御部は、前記テストを実施すると前記実行部のハードウェアリソースが不足するかどうかを、前記プログラムに含まれる複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記更新後モジュールに対応する前記テストシナリオにおける前記ハードウェアリソースの情報に基づいて判定し、不足すると判定した場合には複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのうちの一部についての前記テストの実施を禁止する
ことを特徴とする請求項7に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項9】
前記テストシナリオは優先度の情報を更に有しており、
前記制御部は、前記プログラムに含まれる複数の前記更新対象のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記更新後モジュールに対応する前記テストシナリオが有している前記優先度の情報に従って、前記テストの実施を禁止する前記更新対象のソフトウェアモジュールを選択する
ことを特徴とする請求項8に記載のソフトウェアテスト装置。
【請求項10】
更新対象のソフトウェアモジュールを含むプログラムの実行を繰り返し間欠的に行う実行部が前記実行の待機状態となる期間の始期の経過後に、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールを更新前モジュールから更新後モジュールに切り替えると共に、前記更新後モジュールを含む前記プログラムの実行を前記実行部に開始させて前記更新後モジュールを含む前記プログラムのテストを実施し、
前記更新後モジュールを含む前記プログラムの実行を前記実行部に開始させた後であって且つ前記期間の終期の経過前に、前記更新後モジュールを含む前記プログラムの前記実行部による実行を停止させると共に、前記プログラムに含まれる前記ソフトウェアモジュールを前記更新後モジュールから前記更新前モジュールに切り替える、
ことを特徴とするソフトウェアテスト方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
システムを再始動させることなく電気通信交換機内でソフトウェアを旧バージョンのものから新バージョンのものへと交換するという技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平10-506763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テスト環境では正常に動作した更新後の新版のソフトウェアが、テスト環境との差異により、本番環境、すなわち、当該ソフトウェアが実際に使用される装置(ソフトウェア実行部)では正常に動作しないことがある。このため、予め本番環境で新版のソフトウェアのテストを行って正常動作の確認をしておくことが望ましい。しかしながら、このような本番環境でのテストを実施する際には当該装置の通常の稼働を停止する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のひとつでは、ソフトウェアテスト装置が、切り替え部と制御部とを備える。切り替え部は、更新対象のソフトウェアモジュールを含むプログラムに含まれる当該ソフトウェアモジュールを更新前モジュールと更新後モジュールとの間で切り替える。制御部は第1の制御と第2の制御とを行う。第1の制御は、プログラムの実行を繰り返し間欠的に行う実行部が当該実行の待機状態となる期間の始期の経過後に、切り替え部及び実行部を制御して、プログラムに含まれるソフトウェアモジュールを更新前モジュールから更新後モジュールに切り替えさせると共に、更新後モジュールを含むプログラムの実行を開始させて更新後モジュールを含むプログラムのテストを実施する制御である。第2の制御は、第1の制御を行った後であって且つ当該期間の終期の経過前に、実行部及び切り替え部を制御して、更新後モジュールを含むプログラムの実行を停止させると共に、プログラムに含まれるソフトウェアモジュールを更新後モジュールから更新前モジュールに切り替えさせる制御である。
【発明の効果】
【0006】
上記の態様によれば、更新後の新版のソフトウェアについてのテストを、本番環境であるソフトウェア実行部の通常の稼働を継続したまま実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エッジデバイスの第1の構成例を示す図である。
エッジデバイスの稼働状態を表したタイムチャートの一例である。
通常稼働とテストとの切り替え制御の様子を表したタイムチャートの一例である。
更新後モジュールに対するテストの一例を説明する図である。
情報処理装置のハードウェア構成の第1の例を示す図である。
ソフトウェアテスト処理の処理内容の第1の例を示したフローチャートである。
新版モジュールテスト処理の処理内容の一例を示したフローチャートである。
メモリ領域の使い分けを説明する図である。
エッジデバイスにおける通常稼働とテストとの切り替えの手順を示すシーケンス図(その1)である。
エッジデバイスにおける通常稼働とテストとの切り替えの手順を示すシーケンス図(その2)である。
エッジデバイスの第2の構成例を示す図である。
第2の実施形態における交換スケジューラの動作を説明する図である。
情報処理装置のハードウェア構成の第2の例を示す図である。
テストシナリオリストの例を示す図である。
リソース管理テーブルのデータ例を示す図である。
ソフトウェアテスト処理の処理内容の第2の例を示したフローチャートである。
リソース確認処理の処理内容の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
【0009】
通信ネットワークに接続されるエッジデバイスはデータ収集のために常時稼働が求められることがある。例えば、コンビニエンスストアの店舗コントローラとして使用されるエッジデバイスには、ショーケースなどといった、店舗に設置された下位機器の稼働データの収集処理の常時稼働が求められる。
【0010】
但し、このようなエッジデバイスにおける稼働データの収集の多くは間欠的に行われる。収集が行われていない期間のエッジデバイスは処理待機の状態となる。
(【0011】以降は省略されています)

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