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公開番号
2025064138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173652
出願日
2023-10-05
発明の名称
駆動装置、及び車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62M
7/12 20060101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ブリーザ経路用の孔加工を容易にすること。
【解決手段】隔壁(51)を有する中央ケース(42)と、前記隔壁(51)との間に、モータ(12)を収容するモータ収容室(46)を有するモータカバー(44)と、前記隔壁(51)との間に、前記モータ(12)の変速機構を収容する変速機構収容室(47)を有するギアケース(43)と、前記変速機構収容室(47)につながる第1ブリーザ経路(81)と、前記モータ収容室(46)につながる第2ブリーザ経路(91)と、を備える駆動装置において、前記中央ケース(42)には、前記第1ブリーザ経路(81)の内、前記中央ケース(42)の外部に露出する面に連続する第1孔部(82)が設けられると共に、前記第2ブリーザ経路(91)の内、前記中央ケース(42)の外部に露出する面に連続する第2孔部(92)が設けられ、前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)とは互いに平行に形成されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
隔壁(51)を有する中央ケース(42)と、
前記中央ケース(42)の左右一方に位置し、前記隔壁(51)との間に、モータ(12)を収容するモータ収容室(46)を有するモータカバー44と、
前記中央ケース(42)の左右他方に位置し、前記隔壁(51)との間に、前記モータ(12)の変速機構を収容する変速機構収容室(47)を有するギアケース(43)と、
前記変速機構収容室(47)につながる第1ブリーザ経路(81)と、
前記モータ収容室(46)につながる第2ブリーザ経路(91)と、を備える駆動装置において、
前記中央ケース(42)には、前記第1ブリーザ経路(81)の内、前記中央ケース(42)の外部に露出する面に連続する第1孔部(82)が設けられると共に、前記第2ブリーザ経路(91)の内、前記中央ケース(42)の外部に露出する面に連続する第2孔部(92)が設けられ、前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)とは互いに平行に形成されている
駆動装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記変速機構収容室(47)と前記モータ収容室(46)とが前記駆動装置の前後方向で重なる領域内に、前記第1孔部(82)、及び、前記第2孔部(92)の少なくともいずれかが位置する
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1ブリーザ経路(81)、及び前記第2ブリーザ経路(91)の少なくとも一方は、前記中央ケース(42)及び隣接するケースのいずれか内で、いずれか一方のブリーザ経路が有する前記第1孔部(82)又は第2孔部(92)に交差する方向に延びる交差経路(83)を有する
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)とを覆うブリーザケース(70)を有し、
前記ブリーザケース(70)は、前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)との少なくとも左右一方で、上下方向に延びる上下延長壁(70b)を有する
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記中央ケース(42)は、この中央ケース(42)内側に向けて凹む凹部(42H)を有し、
前記第1孔部(82)及び前記第2孔部(92)は、前記凹部(42H)に形成されている
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記中央ケース(42)は、前記凹部(42H)の側方にて上方に立ち上がるケース側壁部(42W)を有し、前記ケース側壁部(42W)は、前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)の軸方向と左右方向に重なる
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)とを覆うブリーザケース(70)を有し、
前記凹部(42H)と、前記ブリーザケース(70)の下端との間に隙間が設けられる
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記第1孔部(82)と前記第2孔部(92)とを覆うブリーザケース(70)を有し、
前記ブリーザケース(70)の少なくとも一部は、前記凹部(42H)内に位置する
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記モータ(12)の回転軸(12a)の軸線方向で、前記回転軸(12a)の内、前記モータ(12)のロータ(12r)を基準として前記凹部(42H)の反対側に、前記モータ(12)の情報を検出するセンサ(100)が設けられる
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記モータ(12)の軸方向視で、前記ギアケース(43)と前記中央ケース(42)とが接する面が、前記凹部(42H)よりも低い
請求項5に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置、及び車両に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO
2
排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動の駆動装置に関する研究開発が行われている。
この種の駆動装置には、モータの減速機構を収容する減速機構収容室を有するギアケースと、ギアケースに隣接し、モータを収容するモータ収容室を有するモータケースと、を備え、ギアケースとモータケースのそれぞれにブリーザホースをつなげた構成が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1記載の技術では、ギアケースに対しては、側方に開口する孔部を設け、この孔部にブリーザホースをつなぐ構成とし、モータケースに対しては、上方に開口する孔部を設け、この孔部にブリーザホースをつなぐ構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6972079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動の駆動装置に関する技術においては、ブリーザホースをつなぐ複数の開口の向きが異なるため、孔加工に手間や時間がかることがあり、例えば、ケースの向きを変えて孔加工する必要が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ブリーザ経路用の孔加工を容易にすることを目的とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
隔壁を有する中央ケースと、前記中央ケースの左右一方に位置し、前記隔壁との間に、モータを収容するモータ収容室を有するモータカバーと、前記中央ケースの左右他方に位置し、前記隔壁との間に、前記モータの変速機構を収容する変速機構収容室を有するギアケースと、前記変速機構収容室につながる第1ブリーザ経路と、前記モータ収容室につながる第2ブリーザ経路と、を備える駆動装置において、前記中央ケースには、内、前記中央ケースの外部に露出する面に連続する第1孔部が設けられると共に、前記第2ブリーザ経路の内、前記中央ケースの外部に露出する面に連続する第2孔部が設けられ、前記第1孔部と前記第2孔部とは互いに平行に形成されている駆動装置を提供する。
また、サイドスタンドを備える車両において、前記駆動装置を備え、前記中央ケースが有する中央ケース内側に向けて凹む凹部の底面は、前記サイドスタンドを地面に接地させた状態で、水平の面、又は、前記サイドスタンドが地面に接地する側とは反対側の下方に傾斜する傾斜面である車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
ブリーザ経路用の孔加工を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
スイングアームの斜視図である。
スイングアームの左側面図である。
スイングアームの右側面図である。
図1のA-A断面におけるスイングアームの断面図である。
モータをモータ軸に直交する平面で切断し、周辺構成と共に示す図である。
図3のB-B断面における減速機構収容室を周辺構成と共に示す図である。
図1のC-C断面におけるスイングアームを周辺構成と共に示す図である。
図3のD-D断面におけるスイングアームの断面図である。
図4のE-E断面における第1締結部を周辺構成と共に示す図である。
スイングアームを後方から示す図である。
図11のF-F断面図である。
図11のG-G断面図である。
図12のH-H断面図である。
ブリーザケースの上下延長壁を周辺構成と共に前方から示す図である。
凹部の断面を周辺構成と共に後方から示す図である。
モータ軸を周辺構成と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、駆動輪である後輪15を駆動するモータ12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17と、車体フレーム11を覆う車体カバー18と、を備える電動の自動二輪車である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。本実施の形態の鞍乗り型車両10は、低床のステップフロア19、サイドスタンド20a及びセンタースタンド20bを備えるスクータ型の電動二輪車である。
【0010】
車体フレーム11は、車体前部に設けられるヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22から後方に延びる左右のアンダーフレーム23と、アンダーフレーム23の後端から後上方に延びる左右のリアフレーム24とを備える。
ステップフロア19は、アンダーフレーム23の上方に支持され、シート17に着座する乗員が足を載せる。
(【0011】以降は省略されています)
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