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公開番号
2025062268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171212
出願日
2023-10-02
発明の名称
表面電位測定装置
出願人
春日電機株式会社
代理人
弁理士法人アイリンク国際特許商標事務所
主分類
G01R
29/12 20060101AFI20250407BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 プラズマを用いた除電が必要な真空下でも、正確な測定ができる表面電位測定装置を提供すること。
【解決手段】 検出窓2を開口させ、接地された金属製のケース1と、上記ケース1内に配置され、上記検出窓2に対応する位置に設けられた検出電極5と、上記検出電極5が接続された検出回路と、上記検出電極及び検出回路を支持する電気絶縁性の基板6とを備えた表面電位測定装置であって、上記ケース1が永久磁石M1,M2を備え、上記検出窓2上を磁力線Bが通過する構成にした。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
検出窓を開口させるとともに、接地された金属製のケースと、
上記ケース内に配置され、
上記検出窓に対応する位置に設けられた検出電極と、
上記検出電極が接続された検出回路と、
上記検出電極及び検出回路を支持する電気絶縁性の基板と
を備えた表面電位測定装置であって、
上記ケースは、
永久磁石を備え、上記検出窓上を磁力線が通過する構成にされた
表面電位測定装置。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
上記ケースは、
非磁性金属で形成され、
その外表面に上記検出窓を挟む上記永久磁石を備えた
請求項1に記載の表面電位測定装置。
【請求項3】
上記ケースが磁性金属で形成された
請求項1に記載の表面電位測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、表面電位測定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
物体の表面電位を非接触で測定する表面電位測定装置が知られている。
この種の測定装置は、例えば、図6に示すように、検出窓2を有する金属製のケース1内に、圧電素子3を付設した振動子4、検出電極5、信号の検出回路及び振動子4の駆動回路などを備えた電気絶縁性の基板6が設けられている。
上記振動子4は検出窓2と検出電極5との間に位置し、その振動によって、検出電極5に対向する検出窓2を開閉する。そして、この振動子4が、検出窓2に正対させた帯電した測定対象である帯電物体Wの表面から検出電極へ向かう電気力線をチョッピングして、上記電気力線を交流電圧として検出回路が検出する。この交流電圧から、測定対象の表面電位を検出するものである(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-212209号公報
特開2003-021656号公報
特開2018-056115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような測定装置は、帯電物体を除電した際に、その除電効果を確認するために用いられることがあり、表面電位測定装置が除電工程の近傍に設けられることがある。
一方、真空下での帯電物体を除電する際には、プラズマを利用することがある。真空中では、コロナ放電などを利用した除電器を用いることができないためである。
上記プラズマを用いた除電装置では、真空チャンバ内に供給されたプラズマが、帯電物体の表面と真空チャンバ壁などの接地体との間を連結する導体として機能し、帯電物体の表面電荷を接地へ流して除電することができる(特許文献3参照)。
【0005】
上記のような真空下で、除電及び表面電位の測定を行なうため、帯電電位測定装置のケース1は、予め真空チャンバ内に設置しておく。
なお、上記真空下とは例えば、1×10
-3
〔Pa〕程度である。
このような真空下で、除電のためにプラズマを供給すると、プラズマは短時間で拡散する。特にプラズマ中の電子は広がりやすい。そのため、帯電物体Wの近傍に供給されたプラズマ中の電子は、検出窓2からケース1内に入り込んでしまいやすい。
【0006】
ケース1内には、上記したように電気絶縁性の基板6が設けられている。図6のように、検出窓2からケース1に電子eが入り込めば、基板6は入り込んだ電子eによって帯電してしまう。
ケース1内で、基板6が帯電すると、検出電極5は、測定対象である帯電物体Wの表面電位とともに上記基板6の表面電位も検出してしまう。特に、基板6は、測定対象である帯電物体Wよりも、検出電極5に近いため、基板6の表面電位の影響は大きい。つまり、プラズマ除電を必要とするような環境下で、正確な表面電位測定をすることはできなかった。
【0007】
この発明の目的は、プラズマを用いた除電が必要な真空下でも、正確な測定ができる表面電位測定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、検出窓を開口させるとともに接地された金属製のケースと、上記ケース内に配置され、上記検出窓に対応する位置に設けられた検出電極と、上記検出電極が接続された検出回路と、上記検出電極及び検出回路を支持する電気絶縁性の基板とを備えた表面電位測定装置であって、上記ケースが永久磁石を備え、上記検出窓上を磁力線が通過する構成にされている。
【0009】
第2の発明は、上記ケースが非磁性金属で形成され、その外表面に上記検出窓を挟む上記永久磁石を備えている。
【0010】
第3の発明は、上記ケースが磁性金属で形成されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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