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公開番号
2025062137
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025018665,2021072855
出願日
2025-02-06,2021-04-22
発明の名称
電路遮断装置
出願人
河村電器産業株式会社
代理人
個人
主分類
H01H
35/18 20060101AFI20250404BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 蓄電池、電路が浸水したら、確実に電路を遮断する電路遮断装置を提供する。
【解決手段】 直列接続された複数の蓄電池モジュール15の個々の蓄電池モジュール15に設けられた電路遮断装置1であって、電路を接続/遮断するための接点部6が、分断した電路の端部に設けられた一対の固定端子2と、固定端子2間に掛け渡されて固定端子2同士を電気的に導通させる可動導体3とを有し、水に浮くフロート5が可動導体3の下部に連結されて一体に形成され、フロート5が上昇すると可動導体3も上昇して、固定端子2から解離し、電路が遮断される。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
直列接続された複数の蓄電池モジュールの個々の前記蓄電池モジュールに設けられた電路遮断装置であって、
電路を接続/遮断するための接点部が、分断した前記電路の端部に設けられた一対の固定端子と、前記固定端子間に掛け渡されて前記固定端子同士を電気的に導通させる可動導体とを有し、
水に浮くフロートが直接或いは連結部材を介して前記可動導体に連結されて成り、
前記フロートの上昇を受けて前記可動導体が前記固定端子から離れて、前記電路が遮断されることを特徴とする電路遮断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記固定端子が横方向に配設される一方、前記可動導体が前記固定端子の上部に掛け渡して配置され、
更に、前記可動導体の上下動を案内するガイド部材を有し、
前記フロートが可動導体の下部に連結されて一体に形成され、前記フロートが上昇すると前記可動導体も上昇して、前記固定端子から解離することを特徴とする請求項1記載の電路遮断装置。
【請求項3】
前記ガイド部材は、解離動作した前記可動導体を、解離した位置で保持する保持手段を有し、保持された前記可動導体は、前記フロートが下降しても或いは下降可能な状態であっても、下降しないことを特徴とする請求項2記載の電路遮断装置。
【請求項4】
前記接点部は、下方のみ開放された箱体に収容され、
前記フロートの一部のみが前記箱体から下方に露出するように配置されて成ることを特徴とする請求項2又は3記載の電路遮断装置。
【請求項5】
前記固定端子が横方向に配設される一方、前記可動導体が固定端子の上部に掛け渡して配置され、
更に、前記可動導体の上下動を案内するガイド部材を有し、
前記フロートと前記可動導体とは、前記フロートが連結された第1の棒体と、前記可動導体が連結された第2の棒体との2つの棒体が折り曲げ可能に連結され、更に個々の前記棒体は回動支点を有して揺動可能に配置され、
前記フロートが上昇すると、前記可動導体が連結された前記第2の棒体の先端が上昇し、前記可動導体が前記固定端子から解離することを特徴とする請求項1記載の電路遮断装置。
【請求項6】
前記固定端子が縦方向に配設される一方、前記可動導体が双方の前記固定端子に掛け渡すように縦に配置され、
更に、前記固定端子に沿った前記可動導体の上下スライド移動を案内するガイド部材を有し、前記フロートが可動導体に連結されて一体に形成され、前記フロートが上昇すると前記可動導体も上方へスライドして、前記固定端子との電気的接続を解消することを特徴とする請求項1記載の電路遮断装置。
【請求項7】
前記固定端子が縦方向に配設される一方、前記可動導体が双方の前記固定端子に掛け渡すように縦に配置され、
更に、前記固定端子に沿った前記可動導体の上下スライド移動を案内するガイド部材を有し、前記可動導体は、前記フロートと相対位置が変わらないように連結部材を介して前記フロートに連結され、
前記フロートが上昇すると前記可動導体も上方にスライドして、前記固定端子との電気的接続を解消することを特徴とする請求項1記載の電路遮断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電路遮断装置に関し、特に電路が浸水するような危険な状態が発生した場合に、確実に電路を遮断して危険な状態を回避できる電路遮断装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽光発電装置の発電電力を蓄えたり、深夜電力を蓄えたり、非常時の電源として使用するための蓄電池が普及している。
このような蓄電池は、重量があるため低い位置に設置される場合が多い。そのため、豪雨等で浸水する場合があり、そうなると蓄電池が劣化するのは勿論、浸水する過程で電路が短絡して火災等の原因となるため、その対策が提案されている。
例えば特許文献1では、蓄電池を収容する箱体の排気口等の開口部に水膨潤性部材を配置して、浸水時には開口部を塞ぐよう作用させることで、蓄電池の浸水を防止して蓄電池自体が浸水するのを防いだ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-131416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術は、水害の発生等で水没するような状況が発生すると、長時間に亘り浸水が継続するため、良好な防水状態を維持するのが難しかった。また、水没時は停電状態にもなるため火災の心配は無いが、水が退いて復電すると漏電等による火災も発生し易いため、水没時には電路を確実に遮断させる構造が必要であった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、蓄電池やその電路が浸水したら、確実に電路を遮断する電路遮断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、直列接続された複数の蓄電池モジュールの個々の蓄電池モジュールに設けられた電路遮断装置であって、電路を接続/遮断するための接点部が、分断した電路の端部に設けられた一対の固定端子と、固定端子間に掛け渡されて固定端子同士を電気的に導通させる可動導体とを有し、水に浮くフロートが直接或いは連結部材を介して可動導体に連結されて成り、フロートの上昇を受けて可動導体が固定端子から離れて、電路が遮断されることを特徴とする。
この構成によれば、侵入した水によりフロートが上昇して接点部が開動作するため、水の侵入を受けた際に確実に電路を遮断でき、漏電や短絡による事故の発生を防止できる。加えて、制御回路や制御電源を必要としないため、確実に動作する構成を低コストで実現できる。
そして、直列接続されている個々の蓄電池モジュールに電路遮断装置を取り付けることで、停電状態にあっても蓄電池モジュールを個々に分離することができ、非常時に高電圧の発生を防止できる。よって、水没しても高電圧の発生を防止でき、水没による被害を最小限に留めることができる。
【0007】
請求項2は請求項1に記載の構成において、固定端子が横方向に配設される一方、可動導体が固定端子の上部に掛け渡して配置され、更に可動導体の上下動を案内するガイド部材を有し、フロートが可動導体の下部に連結されて一体に形成され、フロートが上昇すると可動導体も上昇して、固定端子から解離することを特徴とする。
この構成によれば、フロートは直接可動導体に連結されるため、簡易な構造で済み、安価に構成できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、ガイド部材は、解離動作した可動導体を、解離した位置で保持する保持手段を有し、保持された可動導体は、フロートが下降しても或いは下降可能な状態であっても、下降しないことを特徴とする。
この構成によれば、水没等で開動作した接点部は、可動導体が保持手段に保持されるため、水没状態が解消しても復帰しない。よって、水没が終息して回路が再接続されることが無く、漏電や誤動作により発火するリスクを回避できる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の構成において、接点部は、下方のみ開放された箱体に収容され、フロートの一部のみが箱体から下方に露出するように配置されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、箱体が水没しても箱体の内部は空気圧で接点部まで水が達しないよう構成でき、接点部を保護できる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1に記載の構成において、固定端子が横方向に配設される一方、可動導体が固定端子の上部に掛け渡して配置され、更に可動導体の上下動を案内するガイド部材を有し、フロートと可動導体とは、フロートが連結された第1の棒体と、可動導体が連結された第2の棒体との2つの棒体が折り曲げ可能に連結され、更に個々の棒体は回動支点を有して揺動可能に配置され、フロートが上昇すると、可動導体が連結された第2の棒体の先端が上昇し、可動導体が固定端子から解離することを特徴とする。
この構成によれば、フロートと可動導体とが分離されているため、接点部を水没しないよう配置し易い。
(【0011】以降は省略されています)
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