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公開番号
2025060923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2024231522,2021545374
出願日
2024-12-27,2020-02-05
発明の名称
IL-2コンジュゲートおよびその使用方法
出願人
シンソークス, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C07K
14/55 20060101AFI20250403BHJP(有機化学)
要約
【課題】1つまたはそれ以上の適応症を治療するのに有用なインターロイキン(IL)コンジュゲートを含む組成物、キットおよび方法を提供する。インターロイキンコンジュゲートの1つまたはそれ以上を含む医薬組成物およびキットも提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、特定のアミノ酸配列内のアミノ酸位置を基準にしてK35、F42、F44、K43、E62、P65、R38、T41、E68、Y45、V69およびL72から選択される該アミノ酸位置での該IL-2コンジュゲートにおける少なくとも1つのアミノ酸残基は、特定の構造に置き換えられている、前記IL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物が提供される。
【選択図】図11A
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号3のアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、配列番号1内のアミノ酸位置を基準にしてK35、F42、F44、K43、E62、P65、R38、T41、E68、Y45、V69およびL72から選択される該アミノ酸位置での該IL-2コンジュゲートにおける少なくとも1つのアミノ酸残基は、式(I)の構造:
TIFF
2025060923000197.tif
45
115
(式中:
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000198.tif
21
89
であり;
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000199.tif
23
89
であり;
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000200.tif
22
89
であり;または
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000201.tif
23
89
であり;
Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDaおよび60kDaから選択される平均分
子量を有するPEG基であり;
Xは構造:
TIFF
2025060923000202.tif
32
60
を有する)
に置き換えられている、前記IL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
Wは、5kDa、10kDa、20kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である、請求項1に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項3】
Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である、請求項2に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項4】
Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である、請求項2に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項5】
IL-2コンジュゲートは配列番号45~49のいずれか1つのアミノ酸配列を含み、[AzK_L1_PEG5kD]は、式(IV)もしくは式(V)または式(IV)および式(V)の混合物の構造:
TIFF
2025060923000203.tif
92
135
(式中:
Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基であり;
Xは構造:
TIFF
2025060923000204.tif
33
67
を有する)
を有する、請求項1に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項6】
配列番号45のアミノ酸配列を有する、請求項5に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項7】
配列番号46のアミノ酸配列を有する、請求項5に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項8】
IL-2コンジュゲートは配列番号50~54のいずれか1つのアミノ酸配列を含み、[AzK_L1_PEG30kD]は、式(IV)もしくは式(V)または式(IV)および式(V)の混合物の構造:
TIFF
2025060923000205.tif
91
141
(式中:
Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基であり;
Xは構造:
TIFF
2025060923000206.tif
31
77
を有する)
を有する、請求項1に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項9】
配列番号50のアミノ酸配列を有する、請求項8に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
【請求項10】
配列番号51のアミノ酸配列を有する、請求項8に記載のIL-2コンジュゲートまたはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2019年2月6日に出願された米国仮特許出願第62/802,191号、2019年5月14日に出願された米国仮特許出願第62/847,844号、2019年7月3日に出願された米国仮特許出願第62/870,581号、2019年9月11日に出願された米国仮特許出願第62/899,035号、および2019年11月25日に出願された米国仮特許出願第62/940,173号の利益を主張し、その全体を参照によって本明細書に組み入れる。
続きを表示(約 17,000 文字)
【0002】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出された配列表を含み、その全体を参照によって本明細書に組み入れる。前記ASCIIコピーは、2020年2月4日に作成され、46085-729_601_SL.txtと名付けられ、サイズは124,806バイトである。
【背景技術】
【0003】
T細胞の別々の集団が、免疫ホメオスタシスおよび免疫寛容を維持するために免疫系を調節する。例えば、制御性T(Treg)細胞は、病的自己反応性を防ぐことによって免疫系による不適切な応答を防ぎ、一方、細胞傷害性T細胞は、感染細胞および/または癌性細胞を標的とし、破壊する。一部の例では、T細胞の異なる集団の調節は、疾患または症状の治療のための選択肢を提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本明細書に記載されるのは、配列番号3のアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、IL-2コンジュゲートにおける少なくとも1つのアミノ酸残基は、式(I)の構造:
TIFF
2025060923000002.tif
45
94
(式中:
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000003.tif
22
94
であり;
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000004.tif
22
94
であり;
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000005.tif
22
94
であり;または
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000006.tif
21
94
であり;
Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDaおよび60kDaから選択される平均分子量を有するPEG基であり;
【0005】
Xは構造:
TIFF
2025060923000007.tif
30
83
を有する)
に置き換えられているIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000008.tif
22
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000009.tif
21
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000010.tif
21
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000011.tif
21
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000012.tif
21
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、5kDa、10kDa、20kDaおよび30kDから選択される平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、5kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、10kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、15kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、20kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、25kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、30kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、35kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、40kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、45kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、50kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲー
ト、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、60kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K35、F42、F44、K43、E62、P65、R38、T41、E68、Y45、V69、およびL72から選択され、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F42、E62、およびP65から選択され、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K35であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F42であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F44であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K43であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、E62であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、P65であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、R38であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、T41であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、E68であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、Y45であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩
、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、V69であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、L72であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。
【0006】
本明細書に記載されるのは、配列番号4のアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、IL-2コンジュゲートにおける少なくとも1つのアミノ酸残基は、式(I)の構造:
TIFF
2025060923000013.tif
45
102
(式中:
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000014.tif
21
96
であり;
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000015.tif
21
96
であり;
ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000016.tif
21
96
であり;または
YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000017.tif
20
96
であり;
Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDaおよび60kDaから選択される平均分子量を有するPEG基であり;
Xは構造:
TIFF
2025060923000018.tif
31
75
を有する)
に置き換えられているIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000019.tif
20
87
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000020.tif
21
87
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000021.tif
22
87
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、ZはCH
2
であり、Yは
TIFF
2025060923000022.tif
22
87
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、YはCH
2
であり、Zは
TIFF
2025060923000023.tif
20
85
である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、5kDa、10kDa、20kDaおよび30kDから選択される平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、5kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、10kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、15kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、20kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、25kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、30kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、35kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、40kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、45kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、50kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、PEG基は、60kDaの平均分子量を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K35、F42、F44、K43、E62、P65、R38、T41、E68、Y45、V69、およびL72から選択され、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F42、E62、およびP65から選択され、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K35であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F42であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、F44であり
、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、K43であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、E62であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、P65であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、R38であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、T41であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、E68であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、Y45であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、V69であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、L72であり、IL-2コンジュゲートのアミノ酸配列における式(I)の構造の位置は、配列番号1の位置を基準にしている。
【0007】
本明細書に記載されるのは、配列番号15~19のいずれか1つのアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、[AzK_PEG]は式(II)もしくは式(III)、または式(II)および式(III)の混合物の構造:
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92
138
(式中:
Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDa、および60kDaから選択される平均分子量を有するPEG基であり;
【0008】
Xは構造:
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31
73
を有する)を有する、IL-2コンジュゲート;またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、[AzK_PEG]は式(II)および式(III)の混合物である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート;またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、式(II)の構造:
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2025060923000026.tif
46
136
を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配
列番号15のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号16のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号17のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号18のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号19のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、ま
たはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート;またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、式(III)の構造
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2025060923000027.tif
46
137
を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号15のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号16のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号17のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、
もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号18のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、IL-2コンジュゲートは、配列番号19のアミノ酸配列を有する。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、および30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaおよび30kDaから選択される平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、30kDaの平均分子量を有するPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、直鎖状もしくは分枝状PEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、直鎖状PEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、分枝状PEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、Wは、メトキシPEG基である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、メトキシPEG基は、直鎖状もしくは分枝状である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、メトキシPEG基は、直鎖状である。本明細書に記載されるIL-2コンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物の一部の実施形態では、メトキシPEG基は、分枝状である。メトキシPEG基の例示的な構造は、実施例2のスキーム1中のmPEG-DBCO構造に示される。
【0009】
配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDa、および60kDから選択される平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、5kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、10kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、15kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、20kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、25kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、30kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、35kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、40kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、45kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、50kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、60kDaの平均分子量を有するPEG基を含有する。配列番号15、16、17、18、および19のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を有する、本明細書に記載されるIL-2コンジュゲートの一部の実施形態では、[AzK_PEG]は、5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、25kDa、30kDa、35kDa、40kDa、45kDa、50kDa、および60kDから選択される平均分子量を有するPEG基を含有し、PEG基はメトキシPEG基、直鎖状メトキシPEG基、または分枝状メトキシPEG基である。
【0010】
本明細書に記載されるのは、配列番号20~24のいずれか1つのアミノ酸配列を含むIL-2コンジュゲートであって、[AzK_PEG5kD]は式(II)もしくは式(III)、または式(II)および式(III)の混合物の構造:
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2025060923000028.tif
92
137
(式中:
Wは、5kDaの平均分子量を有するPEG基であり;
(【0011】以降は省略されています)
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