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公開番号2025060247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170860
出願日2023-09-29
発明の名称電力変換装置、空気調和機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 37/00 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コモンモードノイズをより適切に抑制することが可能な技術を提供する
【解決手段】本開示の一実施形態に係る電力変換装置200は、コモンモードチョークコイル221を含むノイズフィルタ220を備え、コモンモードチョークコイル221は、磁性体で形成された環状の磁性コア10と、磁性コア10を収容する環状のコアケース20と、コアケース20の上から磁性コア10に対して電線が重なり合いの層を成すように巻き回される複数相の巻線40と、絶縁性を有し、コアケース20の内周よりも内側の空間を巻線40の1相分ごとの空間に仕切る仕切部30と、絶縁性を有し、仕切部30により仕切られる巻線40の1相分の空間のそれぞれにおいて、巻線40の一端からの1ターン目に相当する巻回り部41と巻線40の他端からの1ターン目に相当する巻回り部42との間を離隔する突起部材70とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
チョークコイルを含むノイズフィルタを備え、
前記チョークコイルは、
磁性体で形成された環状の環状部材と、
前記環状部材を収容する環状のケース部と、
前記ケース部の上から前記環状部材に対して電線が重なり合いの層を成すように巻き回される複数相の巻線と、
絶縁性を有し、前記ケース部の内周よりも内側の空間を前記巻線の1相分ごとの空間に仕切る第1の部材と、
絶縁性を有し、前記1相分の空間のそれぞれにおいて、前記巻線の一端からの1ターン目に相当する第1の巻回り部と前記巻線の他端からの1ターン目に相当する第2の巻回り部との間隔を所定基準に対して相対的に大きくなるように維持する第2の部材と、を含む、
電力変換装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記間隔に相当する距離をdとし、前記巻線の電線の直径をφとし、前記ケース部の高さをhとしたときに、前記間隔は、以下の式を満足する、
請求項1に記載の電力変換装置。
TIFF
2025060247000006.tif
26
169
【請求項3】
前記1相分の空間のそれぞれにおいて、前記第1の巻回り部と前記ケース部との間には前記第1の巻回り部と異なる他の巻き回り部がある、又は前記第2の巻回り部と前記ケース部との間には、前記第2の巻回り部と異なる他の巻回り部がある、
請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記1相分の空間のそれぞれにおいて、前記第1の巻回り部と前記ケース部との間には前記第1の巻回り部と異なる他の巻き回り部があり、且つ前記第2の巻回り部と前記ケース部との間には、前記第2の巻回り部と異なる他の巻回り部がある、
請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記第2の部材は、前記ケース部又は前記第1の部材と同じ材料で形成される、
請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項6】
20kHz以上のスイッチング周波数で駆動されるスイッチングデバイスを備える、
請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記複数相ごとの前記巻線の断面積は、1.75mm

以上である、
請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の電力変換装置を備える、
空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、コモンモードノイズを抑制するためのコモンモードチョークコイルが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-082758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電流量が比較的大きい電力変換装置に採用されるコモンモードチョークコイルでは、例えば、断面積が比較的大きい電線が巻線に使用され、且つ、kHz(キロヘルツ)帯のインピーダンスを上げるためにターン数を比較的多くする場合がある。この場合、巻線の占積率が大きくなることで、巻線の1ターン分に相当する巻回り部ごとの線間容量が増大し、その結果、MHz(メガヘルツ)帯の高周波帯域でのインピーダンスが低下する可能性がある。また、線間容量の増加によって、共振周波数が低下し、100MHz以下の周波数帯に自己共振周波数が現れ、MHz帯の高周波帯域での共振によるインピーダンスの低下が生じる可能性がある。そのため、MHz帯の高周波帯域において、コモンモードノイズを適切に抑制することができない可能性がある。
【0005】
本開示は、コモンモードノイズをより適切に抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様では、
チョークコイルを含むノイズフィルタを備え、
前記チョークコイルは、
磁性体で形成された環状の環状部材と、
前記環状部材を収容する環状のケース部と、
前記ケース部の上から前記環状部材に対して電線が重なり合いの層を成すように巻き回される複数相の巻線と、
絶縁性を有し、前記ケース部の内周よりも内側の空間を前記巻線の1相分ごとの空間に仕切る第1の部材と、
絶縁性を有し、前記1相分の空間のそれぞれにおいて、前記巻線の一端からの1ターン目に相当する第1の巻回り部と前記巻線の他端からの1ターン目に相当する第2の巻回り部との間隔を所定基準に対して相対的に大きくなるように維持する第2の部材と、を含む、
電力変換装置が提供される。
【0007】
本態様によれば、チョークコイルの複数相ごとに、巻線の一端の1ターン目の第1の巻回り部と巻線の他端の1ターン目の第2の巻回り部との間の間隔を比較的大きく確保することができる。そのため、第1の巻回り部と第2の巻回り部との間の線間容量を小さくすることができる。よって、電力変換装置は、チョークコイルを含むノイズフィルタによって、コモンモードノイズをより適切に抑制することができる。
【0008】
また、本開示の第2の態様では、上述の第1の態様を前提として、
前記間隔に相当する距離をdとし、前記巻線の電線の直径をφとし、前記ケース部の高さをhとしたときに、前記間隔は、以下の式を満足していてもよい。
【0009】
TIFF
2025060247000002.tif
26
169
【0010】
また、本開示の第3の態様では、上述の第1又は第2の態様を前提として、
前記1相分の空間のそれぞれにおいて、前記第1の巻回り部と前記ケース部との間には前記第1の巻回り部と異なる他の巻き回り部がある、又は前記第2の巻回り部と前記ケース部との間には、前記第2の巻回り部と異なる他の巻回り部があってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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