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公開番号
2025059811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170130
出願日
2023-09-29
発明の名称
クリンチングスタッドボルト
出願人
日東精工株式会社
代理人
主分類
F16B
35/04 20060101AFI20250403BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】取付対象板材に固定されたときの品質を向上できるクリンチングスタッドボルトを提供する。
【解決手段】取付対象板材Tに抜け止め状態かつ回り止め状態で固定されるクリンチングスタッドボルトBであって、頭部1と、ネジ軸部2と、回り止め部3と、環状溝部21と、環状突部22と、を備え、頭部1の座面21と環状突部22との間に、取付対象板材Tが挟まれるように構成され、回り止め部3に、螺進方向上手側X2に向けて凹入された凹入部32が形成され、前記凹入部の内部には、頭部の首下部に環状のシール部材が設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
取付対象板材に抜け止め状態かつ回り止め状態で固定されるクリンチングスタッドボルトであって、
頭部と、
前記頭部の座面から延出されたネジ軸部と、
前記ネジ軸部の螺進方向視において前記ネジ軸部を取り囲む非真円形状に形成され、前記座面から前記螺進方向下手側に向けて膨出する回り止め部と、
前記ネジ軸部のうち、前記回り止め部に対して前記螺進方向下手側に隣り合う位置において、前記ネジ軸部の径方向内側に向けて環状に凹入された環状溝部と、
前記ネジ軸部のうち、前記環状溝部に対して前記螺進方向下手側に隣り合う位置において、前記ネジ軸部の径方向外側に向けて環状に突出する環状突部と、を備え、
前記座面と前記環状突部との間に、前記取付対象板材が挟まれるように構成され、
前記回り止め部に、前記螺進方向上手側に向けて凹入された凹入部が形成され、
前記凹入部の内部には、頭部の首下部に環状のシール部材が設けられていることを特徴とするクリンチングスタッドボルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、取付対象板材に抜け止め状態かつ回り止め状態で固定される防水機能をもったクリンチングスタッドボルトに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、金属板材(取付対象板材)の取付孔に圧入されることにより、抜け止め状態かつ回り止め状態で固定されるクリンチングスタッドボルト(クリンチスタッド)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このクリンチングスタッドボルトは、頭部と、頭部の座面から延出されたネジ軸部を備えている。金属板材に別部材を固定する際、この別部材の貫通孔にネジ軸部を挿入し、ネジ軸部の螺進方向とは反対方向にナットが移動するように螺合させて、ナットと金属板材との間に別部材を挟み込んで固定する。
【0003】
特許文献1に記載のクリンチングスタッドボルトは、座面からネジ軸部の螺進方向下手側に向けて膨出する非真円形状の回り止め部(文献では回り止め突起)と、ネジ軸部の径方向内側に向けて環状に凹入された環状溝部(文献では保持溝)と、環状溝部に対して螺進方向下手側に隣り合う位置において環状に突出する環状突部(文献では保持リング)と、を備えている。特許文献1に記載の技術は、金属板材の取付孔の周囲に、頭部に対向する側に突出した突出部を設けることにより、金属板材にクリンチングスタッドボルトを圧入する際、突出部が回り止め突起に押し潰されて、保持溝に多量の金属を押し込んで抜け荷重及び空転トルクを高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-141999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のクリンチングスタッドボルトは、回り止め突起により押し潰されて流動する金属が、頭部とは反対側に位置する取付孔の周囲から保持リングよりも径方向外側まではみ出してバリになり易い。また、回り止め突起により押し潰された金属が、回り止め突起の径方向外側まで流動して変形を及ぼし、金属板材に反りが発生し易い。その結果、金属板材に別部材を固定する際、バリにより別部材が傷付けられる、バリが異物となって周囲に飛散する、反った金属板材が周囲の部品に干渉する等の不都合が発生し、製品の品質が低下する。
【0006】
そこで、取付対象板材に固定されたときの品質を向上できるクリンチングスタッドボルトが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
取付対象板材に抜け止め状態かつ回り止め状態で固定されるクリンチングスタッドであって、頭部と、前記頭部の座面から延出されたネジ軸部と、前記ネジ軸部の螺進方向視において前記ネジ軸部を取り囲む非真円形状に形成され、前記座面から前記螺進方向下手側に向けて膨出する回り止め部と、前記ネジ軸部のうち、前記回り止め部に対して前記螺進方向下手側に隣り合う位置において、前記ネジ軸部の径方向内側に向けて環状に凹入された環状溝部と、前記ネジ軸部のうち、前記環状溝部に対して前記螺進方向下手側に隣り合う位置において、前記ネジ軸部の径方向外側に向けて環状に突出する環状突部とを備え、前記座面と前記環状突部との間に、前記取付対象板材が挟まれるように構成され、前記回り止め部に、前記螺進方向上手側に向けて凹入された凹入部が形成され、前記凹入部の内部には、頭部の首下部に環状のシール部材が設けられているクリンチングスタッドボルトによる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のクリンチングスタッドボルトによれば、厚みの薄い取付対象板材に対して好適であるとともに、シール部材によって防止機能を発揮することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
クリンチングスタッドボルトの斜視図である。
クリンチングスタッドボルトの側面図である。
図2のIII-III線矢視図である。
図3のIV-IV線断面図である。
凸状部が最も環状突部に遠ざかる位置での拡大断面図である。
凸状部が最も環状突部に近付く位置での拡大断面図である。
クリンチングスタッドボルトを取付対象板材に圧入する前の断面図である。
クリンチングスタッドボルトを取付対象板材に圧入した後の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係るクリンチングスタッドボルトの実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、取付対象板材としての金属板材に圧入されるクリンチングスタッドボルトを一例として説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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