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公開番号
2025059016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2024164716
出願日
2024-09-24
発明の名称
熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびその成形品
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
C08L
67/00 20060101AFI20250402BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性、低ソリ性および機械的特性に優れた熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびその成形品を提供すること。
【解決手段】構成要素[A]、[B]および[C]を含む樹脂組成物であって、構成要素[A]を100質量部としたとき構成要素[B]を1~110質量部、および構成要素[C]を0.1~40質量部含む樹脂組成物。
[A]結晶性ポリエステル樹脂
[B]非晶性樹脂
[C]水添石油樹脂、テルペン樹脂、水添テルペンフェノール樹脂および水酸基含有アクリル樹脂から選択される少なくとも一種の樹脂
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
構成要素[A]、[B]および[C]を含む樹脂組成物であって、構成要素[A]を100質量部としたとき構成要素[B]を1~110質量部、および構成要素[C]を0.1~40質量部含む樹脂組成物。
[A]結晶性ポリエステル樹脂
[B]非晶性樹脂
[C]水添石油樹脂、テルペン樹脂、水添テルペンフェノール樹脂および水酸基含有アクリル樹脂から選択される少なくとも一種の樹脂
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
構成要素[C]が水酸基価10mg-KOH/g以上の樹脂である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
構成要素[D]無機フィラーをさらに含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
構成要素[A]100質量部に対して、構成要素[B]を70~110質量部、構成要素[C]を0.1~40質量部、および構成要素[D]を0.1~200質量部含む、請求項3に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
構成要素[A]がポリブチレンテレフタレートである、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
構成要素[B]がスチレン骨格を含む重合体である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
構成要素[B]がアクリロニトリル骨格およびスチレン骨格を含む重合体である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の樹脂組成物からなる成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性、低ソリ性(ソリの低減)および機械的特性に優れた熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびその成形品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂、特にポリブチレンテレフタレート樹脂は、優れた機械的特性や絶縁性、耐熱性、成形加工性を有するため、各種容器、フィルム、電気・電子機器部品、自動車部品、機械部品などに幅広く使用されている。
【0003】
特に、自動車用電気電装部品では高い寸法精度と、高温環境下での使用に耐える耐熱性が要求される。
【0004】
ポリブチレンテレフタレート樹脂は結晶性樹脂であるため成形収縮率が大きく、特に繊維状強化材を配合した際には異方性が大きくなる傾向にあり、成形品にソリが発生しやすくなる。ソリ低減のため、種々の非晶性樹脂を混合する方法が提案されているが、非晶性樹脂の配合量に応じて耐熱性や機械的特性が低下するという課題がある。
【0005】
また、ポリエステル樹脂から得られる成形品の機械的特性を向上させるためには、熱可塑性ポリエステル樹脂に繊維状強化材等の無機充填剤を添加する方法が挙げられるが、繊維状強化材の添加量を増やすと、強化材の異方性に伴う上述したソリの発生だけでなく、ポリエステル樹脂組成物の流動性の低下に起因した成形品表面の荒れや光沢の低下などの、製品の外観の悪化等も問題となる。
【0006】
特許文献1には、ポリエステル樹脂組成物の低ソリ性と機械的特性(耐衝撃性)を向上させる手法として、(A)熱可塑性ポリエステル樹脂95~10重量%、(B)ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂4~50重量%、(C)ポリフェニレンエーテル樹脂1~40重量%、(D)亜リン酸エステル化合物0.01~4重量%および(E)リン酸エステル化合物0.1~20重量%を配合した樹脂組成物100重量部に対して(F)強化充填材0.1~150重量部を配合してなる樹脂組成物が開示されている。
【0007】
また、特許文献2には、高耐熱性と低ソリ性を両立させるための手法として、(A)固有粘度が0.3~0.75dL/gのポリブチレンテレフタレート樹脂を15~50質量部、(B)重量平均分子量が200000以上のアクリロニトリル-スチレン共重合体を50~85質量部、(C)ガラス繊維を、前記(A)と(B)の合計100質量部に対し、5~100質量部含有する熱可塑性樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002-179890号公報
特開2020-186293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、耐衝撃性に優れるものの低ソリ性の点では更なる改良が必要である。
【0010】
また、近年では部品の小型化・薄肉化に伴い、部品組み付け時の割れや欠けの抑制の観点から、より高いレベルでの機械的特性、特に耐衝撃性が求められている。特許文献2に開示された発明は、低ソリ性に優れるものの耐衝撃性に劣っており、耐熱性、低ソリ性および機械的特性を高いレベルで成立させるには至っていない。
(【0011】以降は省略されています)
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