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公開番号
2025057976
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167856
出願日
2023-09-28
発明の名称
評価者が複数の評価対象にそれぞれ主観的な評価を与えることを支援する方法、プログラム、情報処理装置及びシステム
出願人
株式会社小野測器
代理人
個人
主分類
G01H
3/00 20060101AFI20250402BHJP(測定;試験)
要約
【課題】複数の評価対象に対してより主観的に正しい評価を与えることを支援する方法、プログラム、情報処理装置及びシステムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1が行う方法は、複数の評価対象データと一対一に対応する複数のマーカ(M1~M7)が配置されたマーカ配置領域6を表示装置において表示する工程と、評価者により入力される指示に応じて、複数のマーカ(M1~M7)から選択された1つのマーカを移動させる工程と、評価者により入力される指示に応じて、複数のマーカ(M1~M7)から選択された1つのマーカに対応する1つの評価対象データを再生装置において再生する工程と、複数の評価対象に対する評価結果として、マーカ配置領域6におけるマーカの位置を取得する工程とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
評価者が複数の評価対象にそれぞれ主観的な評価を与えることを情報処理装置が支援する方法であって、
前記評価対象は、音データ、静止画データ及び動画データの少なくとも1つを含んだ評価対象データを再生装置において再生することにより得られる音、静止画及び動画の少なくとも1つを含んだ知覚対象であり、
前記情報処理装置が、複数の前記評価対象データと一対一に対応する複数のマーカが配置されたマーカ配置領域を表示装置において表示する工程と、
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、複数の前記マーカから選択された1つの前記マーカを移動させる工程と、
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、複数の前記マーカから選択された1つの前記マーカに対応する1つの前記評価対象データを前記再生装置において再生する工程と、
前記情報処理装置が、複数の前記評価対象に対する評価結果を取得する工程と
を有し、
前記マーカ配置領域を表示する工程は、前記評価対象への前記評価に関する1以上の指標の各々について、前記マーカ配置領域における前記マーカの位置と前記指標の値との所定の関係を案内する1つ以上の指標案内要素が含まれた前記マーカ配置領域を表示することを含み、
1つの前記評価対象に対する前記評価結果を取得する工程は、
前記マーカ配置領域における複数の前記マーカの位置をそれぞれ取得すること、
又は、
前記マーカ配置領域における複数の前記マーカの位置をそれぞれ取得し、取得した各前記マーカの位置と前記所定の関係とに基づいて、複数の前記評価対象の各々について1以上の前記指標の値を取得すること
を含む、
方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記情報処理装置が、複数の前記マーカから選択された1つの前記マーカに対応する前記評価対象データを再生しているとき、当該1つのマーカの表示態様を他の前記マーカから区別可能な表示態様に変化させる工程を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記評価対象データを再生する工程は、前記評価者により入力される指示に応じて複数の前記マーカから1つの前記マーカを選択したとき、及び、前記評価者により入力される指示に応じて当該1つのマーカを移動させているときの少なくとも一方において、当該1つのマーカに対応する1つの前記評価対象データを再生することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記評価対象データを再生する工程は、複数の前記マーカから選択された1つの前記マーカに対応する前記評価対象データを再生しているときに、当該1つのマーカの選択を解除する前記評価者の指示が入力されると、前記評価対象データの再生を停止することを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、前記評価対象データの再生に関わる動作モードを、前記評価対象データの再生が可能な再生可能モード、又は、前記評価対象データの再生を抑止する再生抑止モードに設定する工程を有し、
前記評価対象データを再生する工程は、前記再生抑止モードに設定されている場合、前記評価者により入力される指示に関わらず前記評価対象データの再生を抑止することを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、前記評価対象データの繰り返し再生数を設定する工程を有し、
前記評価対象データを再生する工程は、1つの前記評価対象データを再生する指示が前記評価者により入力される度に、設定された前記繰り返し再生数だけ当該1つの評価対象データを繰り返し再生することを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記繰り返し再生数を設定する工程は、前記評価者により入力される指示に応じて、前記繰り返し再生数の制限なしに前記評価対象データを繰り返し再生するループ再生を設定することを含み、
前記評価対象データを再生する工程は、前記ループ再生が設定されている場合、1つの前記評価対象データを再生する前記評価者の指示に応じて、前記繰り返し再生数の制限なしに当該1つの評価対象データを繰り返し再生することを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、複数の前記マーカから選択された2以上の前記マーカについて再生順序を設定する工程を有し、
前記評価対象データを再生する工程は、2以上の前記マーカについて前記再生順序が設定されている場合、当該2以上のマーカに対応する2以上の前記評価対象データを再生する前記評価者の指示に応じて、当該2以上の評価対象データを前記再生順序に応じた順序で再生することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記情報処理装置が、前記評価者により入力される指示に応じて、1つの前記評価対象データにおける全体の再生区間の一部を再生対象区間として設定する工程を有し、
前記評価対象データを再生する工程は、1つの前記評価対象データについて前記再生対象区間が設定されている場合、当該1つの評価対象データを再生する前記評価者の指示に応じて当該1つの評価対象データにおける前記再生対象区間を再生することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記マーカ配置領域を表示する工程は、
前記マーカが配置される直線上の位置を表す1つの座標の値と1つの前記指標の値との関係を案内する前記指標案内要素と、
前記マーカが配置される平面上の位置を表す2つの座標の値と2つの前記指標の値との関係を案内する前記指標案内要素と、
前記マーカが配置される空間上の位置を表す3つの座標の値と3つの前記指標の値との関係を案内する前記指標案内要素と
の少なくとも1つが含まれた前記マーカ配置領域を表示することを含む、
請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価者が評価対象に評価を与えることを支援する方法、プログラム、情報処理装置及びシステムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
工業製品が発生する音を評価する装置が知られている。例えば下記の特許文献には、音の大きさ指数、広帯域雑音に関わる指数、純音成分の高周波重みに関わる指数などを算出し、これらの複数の音響指数から総合的な音質指数を演算する手段を備えた音質評価装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-336975
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような音質評価装置で得られる評価結果は、人間の聴感でのフィーリングと合っていない場合がある。そのため通常は、人間の評価者による主観的な官能評価も必要となっている。
【0005】
ところで、人間による官能評価では、物理量から評価値を算出する評価装置のように絶対的な評価結果を与えることが難しい。そのため、複数の評価対象についてまとめて官能評価を行う場合、評価対象間での比較に基づいた相対的な評価を与える方が、各評価対象について個別に評価を与えるよりも、主観的に正しい評価結果が得られ易い。しかしながら、複数の音源についてSD法(semantic differential method)などにより官能評価を行う場合、複数の音源を順番に1つずつ再生し、音源ごとに順番に評価を行うのが一般的である。すなわち、順番に1つずつ評価を行う継起的な方法では、評価対象間での比較に基づいた相対的な評価が難しい。
【0006】
例えば、1つの評価対象について最も高い評価を与えたあと、別の評価対象が当該1つの評価対象よりも更に高い評価を与えるべきものであったとする。この場合、順番に1つずつ評価を行う方法では、当該別の評価対象に対して当該1つの評価対象と同じ評価結果(最高位の評価)を与えるしかなく、評価対象間での主観的な印象の違いを正しく反映した評価結果が得られない。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の評価対象に対してより主観的に正しい評価を与えることを支援する方法、プログラム、情報処理装置及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様は、評価者が複数の評価対象にそれぞれ主観的な評価を与えることを情報処理装置が支援する方法であって、評価対象は、音データ、静止画データ及び動画データの少なくとも1つを含んだ評価対象データを再生装置において再生することにより得られる音、静止画及び動画の少なくとも1つを含んだ知覚対象であり、情報処理装置が、複数の評価対象データと一対一に対応する複数のマーカが配置されたマーカ配置領域を表示装置において表示する工程と、情報処理装置が、評価者により入力される指示に応じて、複数のマーカから選択された1つのマーカを移動させる工程と、情報処理装置が、評価者により入力される指示に応じて、複数のマーカから選択された1つのマーカに対応する1つの評価対象データを再生装置において再生する工程と、情報処理装置が、複数の評価対象に対する評価結果を取得する工程とを有し、マーカ配置領域を表示する工程は、評価対象への評価に関する1以上の指標の各々について、マーカ配置領域におけるマーカの位置と指標の値との所定の関係を案内する1つ以上の指標案内要素が含まれたマーカ配置領域を表示することを含み、1つの評価対象に対する評価結果を取得する工程は、マーカ配置領域における複数のマーカの位置をそれぞれ取得すること、又は、マーカ配置領域における複数のマーカの位置をそれぞれ取得し、取得した各マーカの位置と所定の関係とに基づいて、複数の評価対象の各々について1以上の指標の値を取得することを含む、方法である。
【0009】
本発明の第2の態様は、評価者が複数の評価対象にそれぞれ主観的な評価を与えることを支援する処理を情報処理装置に行わせる命令を含んだプログラムであって、評価対象は、音データ、静止画データ及び動画データの少なくとも1つを含んだ評価対象データを再生装置において再生することにより得られる音、静止画及び動画の少なくとも1つを含んだ知覚対象であり、命令に従って情報処理装置が行う処理は、上記第1の態様に係る方法の各工程を含む、プログラムである。
【0010】
本発明の第3の態様は、評価者が複数の評価対象にそれぞれ主観的な評価を与えることを支援する情報処理装置であって、評価対象は、音データ、静止画データ及び動画データの少なくとも1つを含んだ評価対象データを再生装置において再生することにより得られる音、静止画及び動画の少なくとも1つを含んだ知覚対象であり、処理部と、処理部において実行される命令を記憶した記憶部とを有し、処理部が命令に従って行う処理は、上記第1の態様に係る方法の各工程を含む、情報処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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