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公開番号2025057016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166620
出願日2023-09-28
発明の名称車輪用軸受装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16C 41/00 20060101AFI20250402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車輪用軸受に発生する異常の予兆をより早く検出することができる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】車輪用軸受装置1aは、固定部材120と、固定部材120に対して回転可能である回転部材121と、固定部材120と回転部材121との間に配置されている転動体5と、熱流束センサ60と、センサケース70とを備える。センサケース70は、固定部材120及び回転部材121の一方に設けられている貫通孔13に挿入されている。熱流束センサ60は、センサケース70に取り付けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固定部材と、
前記固定部材に対して回転可能である回転部材と、
前記固定部材と前記回転部材との間に配置されている転動体と、
少なくとも一つの熱流束センサと、
前記少なくとも一つの熱流束センサが取り付けられているセンサケースとを備え、
前記センサケースは、前記固定部材及び前記回転部材の一方に設けられている貫通孔に挿入されている、車輪用軸受装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記少なくとも一つの熱流束センサは、前記センサケースのうち、前記固定部材及び前記回転部材の前記一方の表面から突出している部分に配置されている、請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項3】
前記固定部材は、複列の第1環状転走面を含み、
前記回転部材は、前記複列の第1環状転走面に対向する複列の第2環状転走面を含み、
前記転動体は、前記複列の第1環状転走面と前記複列の第2環状転走面とに接触する複列の転動体であり、
前記少なくとも一つの熱流束センサは、前記複列の転動体のうちの一列と、前記複列の転動体のうちの別の一列との間に配置されている、請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項4】
前記センサケースは、第1傾斜面と、第2傾斜面とを有しており、
前記第1傾斜面は、前記固定部材及び前記回転部材の前記他方の複列の環状転走面の一列の方に向いており、
前記第2傾斜面は、前記固定部材及び前記回転部材の前記他方の前記複列の環状転走面の別の一列の方に向いており、
前記少なくとも一つの熱流束センサは、前記第1傾斜面に取り付けられている第1熱流束センサと、前記第2傾斜面に取り付けられている第2熱流束センサとを含む、請求項3に記載の車輪用軸受装置。
【請求項5】
固定部材と、
前記固定部材に対して回転可能である回転部材と、
前記固定部材と前記回転部材との間に配置されている転動体と、
少なくとも一つの熱流束センサとを備え、
前記固定部材及び前記回転部材の一方は、少なくとも一つのシールを含み、
前記少なくとも一つの熱流束センサは、前記少なくとも一つのシールに取り付けられている、車輪用軸受装置。
【請求項6】
前記固定部材は、複列の第1環状転走面を含み、
前記回転部材は、前記複列の第1環状転走面に対向する複列の第2環状転走面を含み、
前記転動体は、前記複列の第1環状転走面と前記複列の第2環状転走面とに接触する複列の転動体であり、
前記複列の転動体は、第1列転動体と、第2列転動体とを含み、
前記少なくとも一つのシールは、第1シールと、第2シールとを含み、
前記少なくとも一つの熱流束センサは、前記第1シールに取り付けられている第1熱流束センサと、前記第2シールに取り付けられている第2熱流束センサとを含み、
前記第1熱流束センサは、前記第2熱流束センサよりも、前記第1列転動体に近位しており、
前記第2熱流束センサは、前記第1熱流束センサよりも、前記第2列転動体に近位している、請求項5に記載の車輪用軸受装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つの熱流束センサの出力に基づいて、前記固定部材、前記回転部材及び前記転動体を含む車輪用軸受の異常を判定する判定部をさらに備える、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車輪用軸受装置。
【請求項8】
前記第1熱流束センサの出力と前記第2熱流束センサの出力との差、または、前記第1熱流束センサの出力の単位時間当たりの変化率と前記第2熱流束センサの出力の単位時間当たりの変化率との差に基づいて、前記固定部材、前記回転部材及び前記複列の転動体を含む車輪用軸受の異常を判定する判定部をさらに備える、請求項4または請求項6に記載の車輪用軸受装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車輪用軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2004-36863号公報(特許文献1)は、複列転がり軸受と、センサユニットとを備える車輪用軸受装置を開示している。センサユニットは、温度センサを含んでいる。温度センサは、複列転がり軸受の温度を検出する。この車輪用軸受装置では、温度センサで検出される温度に基づいて、車輪用軸受に発生する異常を検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-36863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された車輪用軸受装置では、温度センサを用いて車輪用軸受の異常を検出しているため、車輪用軸受に発生する異常の予兆を早く検出することが難しい。本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、車輪用軸受に発生する異常の予兆をより早く検出することができる車輪用軸受装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第一の局面の車輪用軸受装置は、固定部材と、固定部材に対して回転可能である回転部材と、固定部材と回転部材との間に配置されている転動体と、少なくとも一つの熱流束センサと、少なくとも一つの熱流束センサが取り付けられているセンサケースとを備える。センサケースは、固定部材及び回転部材の一方に設けられている貫通孔に挿入されている。
【0006】
本開示の第二の局面の車輪用軸受装置は、固定部材と、固定部材に対して回転可能である回転部材と、固定部材と回転部材との間に配置されている転動体と、少なくとも一つの熱流束センサとを備える。固定部材及び回転部材の一方は、少なくとも一つのシールを含む。少なくとも一つの熱流束センサは、少なくとも一つのシールに取り付けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の車輪用軸受装置では、熱流束センサを用いて車輪用軸受の異常を検出している。そのため、本開示の車輪用軸受装置によれば、車輪用軸受に発生する異常の予兆をより早く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態1の車輪用軸受装置の熱流束センサの出力の例を示す図である。
実施の形態1の車輪用軸受装置の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態2の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態3の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態3の車輪用軸受装置の熱流束センサの出力の例を示す図である。
実施の形態3の車輪用軸受装置の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態4の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態5の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態5の車輪用軸受装置の、図9に示される領域Xの概略部分拡大断面図である。
実施の形態5の車輪用軸受装置の、図9に示される領域XIの概略部分拡大断面図である。
実施の形態6の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態7の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態8の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態9の車輪用軸受装置の概略断面図である。
実施の形態10の車輪用軸受装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
【0010】
(実施の形態1)
(【0011】以降は省略されています)

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