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公開番号2025056896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166414
出願日2023-09-27
発明の名称電源状態検出装置および方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人IAT弁理士法人
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250401BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両に応じた検出パターンでACC電源の電源波形により電源状態を検出する。
【解決手段】電源状態管理部12は、車両のACC電源のオンまたはオフのときの電源波形を取得する電源波形取得部21と、前記電源波形に基づいてACC電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成する専用検出パターン生成部22と、前記専用検出パターンに基づいて前記電源のオンまたはオフの電源状態を検出する電源状態検出部24とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
車両のACC電源のオンまたはオフのときの電源波形を取得する電源波形取得部と、
前記電源波形に基づいてACC電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成する専用検出パターン生成部と、
前記専用検出パターンに基づいて前記ACC電源のオンまたはオフの電源状態を検出する電源状態検出部と
を備えることを特徴とする電源状態の検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電源状態の検出装置であって、
前記専用検出パターンを記憶する専用検出パターン記憶部をさらに備え、
前記専用検出パターン記憶部に前記専用検出パターンが記憶されていない場合、前記電源状態検出部は、所定の汎用検出パターンに基づいて前記ACC電源の電源状態を検出し、
前記専用検出パターン記憶部に前記専用検出パターンが記憶されている場合、前記電源状態検出部は、前記専用検出パターン記憶部に記憶された前記専用検出パターンに基づいて前記ACC電源の電源状態を判定する、
ことを特徴とする電源状態の検出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電源状態の検出装置であって、
前記専用検出パターン記憶部に前記専用検出パターンが記憶されていない場合、前記電源波形取得部は、前記ACC電源のオンまたはオフの電源波形を取得し、前記専用検出パターン生成部は、前記電源波形取得部により取得された前記電源波形に基づいて電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成して前記専用検出パターン記憶部に記憶し、
前記電源状態検出部は、前記専用検出パターン記憶部に記憶された前記専用検出パターンに基づいて前記電源の電源状態を検出する
ことを特徴とする電源状態の検出装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電源状態の検出装置であって、
前記ACC電源のオンの電源波形が、前記ACC電源のオン以降に、所定の時間から所定電圧値以上が所定の期間続いている場合、前記所定の時間に基づいて所定電圧値以上となっていることを検出する専用検出パターンを生成し、
前記ACC電源のオフの電源波形が、前記ACC電源のオフ以降に、所定の時間から所定電圧値以下の状態が所定期間続いている場合、前記所定の時間に基づいて所定電圧値以下となっていることを検出する専用検出パターンを生成する
ことを特徴とする電源状態検出装置。
【請求項5】
電源波形取得部が、車両のACC電源のオンまたはオフのときの電源波形を取得し、
専用検出パターン生成部が、取得した電源波形に基づいてACC電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成し、
専用検出パターン記憶部が、前記専用検出パターンを記憶し、
電源状態検出部が、前記専用検出パターンに基づいて、ACC電源のオンまたはオフの電源状態の判定を行う、
ことを特徴とする電源状態の検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源状態検出装置および方法に関するものである。本発明は、特に車両でのアクセサリー電源状態の検出技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両のエンジンが始動されるときのバッテリの電源電圧の変動波形を検出して、バッテリの電源情報を取得して表示する技術がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-240776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両のアクセサリー電源(以下、ACC電源という)がオンする際の電源波形やオフする際の電源波形は、車両のエンジンのオンオフ時の電源ノイズや始動モータなどの影響によって、電源波形に変動が生ずる。なおこの電源波形の変動は車両の車種特有のものとなる場合がある。
【0005】
そのため、ACC電源で起動する車載装置において、例えば400msの間隔で、電源の出力電圧をサンプリングしてACC電源のオン、オフを検出するなど、一律のパターンで検出しようとしても、ACC電源による起動あるいは終了が適切に行われないことがある。
【0006】
図8は、ACC電源がオン/オフになったときの電圧の変動パターンとして、経過時間による電圧波形を模式的に表したものである。図8Aのパターンの場合は、スイッチオンの電圧が「0」の時から400ms後に電圧が「1」(閾値以上)になったのを起動として判別すると、ACC電源の「オン」を正常に検出している。また、図8BのACC電源がオフになったときの電圧波形の場合も、正常にオフを検出できている。しかし、図8Cの電圧波形のパターンでは、400ms後の測定時点では、電圧が立ち上がっていないため、ACC電源がオンしていないと判定されてしまう。
【0007】
このように、ACC電源のオン、オフときの電源波形が車両によって違いがあることから、電源状態の検出を確実にするため、複数回電圧の検出を行うなどすると、検出時間が長くなり車載装置の動作開始が遅くなる可能性がある。
【0008】
そこで、本発明は、車両に応じた検出パターンでACC電源の電源波形により電源状態を適切に検出することができる電源状態検出装置および方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面の電源状態検出装置は、車両のACC電源のオンまたはオフのときの電源波形を取得する電源波形取得部と、電源波形に基づいてACC電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成する専用検出パターン生成部と、専用検出パターンに基づいて電源のオンまたはオフの電源状態を検出する電源状態検出部とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一側面の電源状態の検出方法は、電源波形取得部が、車両のACC電源のオンまたはオフのときの電源波形を取得し、専用検出パターン生成部が、取得した電源波形に基づいてACC電源のオンまたはオフの専用検出パターンを生成し、専用検出パターン記憶部が、専用検出パターンを記憶し、電源状態検出部が、専用検出パターンに基づいて、ACC電源のオンまたはオフの電源状態の判定を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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