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公開番号2025056519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166045
出願日2023-09-27
発明の名称蓄電モジュール
出願人株式会社豊田自動織機,ムネカタ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/105 20210101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】強度を確保することが可能な蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】蓄電モジュール4は、電極積層体11と、外シール24と、を備える。電極積層体11は、積層方向における第1端面11a及び第2端面11bと、積層方向に延びる側面11cと、を有する。外シール24は、側面部25と、第1張出部26と、第2張出部27と、庇60と、リブ70と、を有する。側面部25は、庇60が接続された接続部分25aと、接続部分25aと第1張出部26との間に位置する第1側面部分25bと、接続部分25aと第2張出部27との間に位置する第2側面部分25cと、を有する。リブ70は、庇60と第1側面部分25bとを接続している。側面11cに直交する方向において、第2側面部分25cは、第1側面部分25bよりも厚い。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
積層された複数の電極を含む電極積層体と、
前記電極の間を封止するように前記電極積層体の周囲に設けられたシールと、を備え、
前記電極積層体は、前記複数の電極の積層方向における第1端面及び第2端面と、前記第1端面及び前記第2端面を接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有し、
前記シールは、
前記側面上に設けられた側面部と、
前記側面部から前記第1端面上に張り出す第1張出部と、
前記側面部から前記第2端面上に張り出す第2張出部と、
前記側面部から前記電極積層体の外方に延びる庇と、
前記庇に設けられたリブと、を有し、
前記側面部は、前記庇が接続された接続部分と、前記接続部分と前記第1張出部との間に位置する第1側面部分と、前記接続部分と前記第2張出部との間に位置する第2側面部分と、を有し、
前記リブは、前記庇と前記第1側面部分とを接続しており、
前記側面に直交する方向において、前記第2側面部分は、前記第1側面部分よりも厚い、
蓄電モジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2側面部分は、前記積層方向において前記庇を挟んで前記リブと対向する位置に肉厚部を有している、
請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項3】
前記リブは、前記庇と前記第1側面部分とを接続している板状の本体部と、前記側面部から離隔し、前記庇から前記積層方向に突出する柱部と、を有し、
前記積層方向に直交し、かつ、前記側面に平行な方向において、前記柱部は、前記本体部よりも厚い、
請求項1又は2に記載の蓄電モジュール。
【請求項4】
前記本体部は、前記積層方向において前記第1張出部から離隔した位置で前記第1側面部分に接続されている、
請求項3に記載の蓄電モジュール。
【請求項5】
前記本体部は、前記第1側面部分に接続された第1本体部分と、前記柱部と接続された第2本体部分とを有し、
前記第1本体部分が前記積層方向において前記第1張出部から離隔する距離は、前記第2本体部分が前記積層方向において前記第1張出部から離隔する距離よりも長い、
請求項4に記載の蓄電モジュール。
【請求項6】
積層方向に沿って積層された複数の電極を含む電極積層体と、
前記電極の間を封止するように前記電極積層体の周囲に設けられたシールと、を備え、
前記電極積層体は、前記積層方向における第1端面及び第2端面と、前記第1端面及び前記第2端面を接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有し、
前記シールは、
前記側面上に設けられた側面部と、
前記側面部から前記第1端面上に張り出す第1張出部と、
前記側面部から前記第2端面上に張り出す第2張出部と、
前記側面部から前記電極積層体の外方に延びる庇と、
前記庇に設けられたリブと、を有し、
前記側面部は、前記庇が接続された接続部分と、前記接続部分と前記第1張出部との間に位置する第1側面部分と、前記接続部分と前記第2張出部との間に位置する第2側面部分と、を有し、
前記リブは、前記庇と前記第1側面部分とを接続して板状の本体部と、前記第1側面部から離隔し、前記庇から前記積層方向に突出する柱部と、を有し、
前記積層方向に直交し、かつ、前記側面に平行な方向において、前記柱部は、前記本体部よりも厚い、
蓄電モジュール。
【請求項7】
前記本体部は、前記積層方向において前記第1張出部から離隔した位置で前記第1側面部分に接続されている、
請求項6に記載の蓄電モジュール。
【請求項8】
前記本体部は、前記第1側面部分に接続された第1本体部分と、前記柱部と接続された第2本体部分とを有し、
前記第1本体部分が前記積層方向において前記第1張出部から離隔する距離は、前記第2本体部分が前記積層方向において前記第1張出部から離隔する距離よりも長い、
請求項7に記載の蓄電モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電極積層体の側面上に設けられた側面部と、側面部から電極積層体の一対の端面に張り出す一対の張出部分と、を含むシールを備える蓄電モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載される蓄電ユニットは、シール部と、シール部の長壁部に形成された庇部とを含む。庇部は、長壁部の外周面から水平方向に離れるにつれて下方に向けて延びる傾斜面を有する傾斜部分を含む。ある蓄電ユニット間の隙間に溜まった液体が、当該隙間から庇部にたれ落ちて庇部の傾斜面上を移動することによって、水平方向について別の蓄電ユニット間の隙間から離される。これにより、当該液体が別の蓄電ユニットの隙間に入り込むことを抑制することを図っている。この結果、当該液体による短絡(液絡)が抑制され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/138110号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される蓄電ユニットのシール部を樹脂の射出成形により形成した場合、一対の張出部分間で肉厚に偏りが生じることがある。一対の張出部分間で肉厚に偏りが生じると、蓄電モジュールの強度を確保できない場合がある。
【0005】
本開示は、強度を確保することが可能な蓄電モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る蓄電モジュールは、積層された複数の電極を含む電極積層体と、電極の間を封止するように電極積層体の周囲に設けられたシールと、を備え、電極積層体は、複数の電極の積層方向における第1端面及び第2端面と、第1端面及び第2端面を接続するように積層方向に延びる側面と、を有し、シールは、側面上に設けられた側面部と、側面部から第1端面上に張り出す第1張出部と、側面部から第2端面上に張り出す第2張出部と、側面部から電極積層体の外方に延びる庇と、庇に設けられたリブと、を有し、側面部は、庇が接続された接続部分と、接続部分と第1張出部との間に位置する第1側面部分と、接続部分と第2張出部との間に位置する第2側面部分と、を有し、リブは、庇と第1側面部分とを接続しており、側面に直交する方向において、第2側面部分は、第1側面部分よりも厚い。
【0007】
この蓄電モジュールでは、リブは庇と側面部の第1側面部分とに接続されているので、リブの形成空間(以下、単にリブとも言う)を樹脂の注入口として射出成形する場合、リブから第1側面部分の形成空間(以下、単に第1側面部分とも言う)に至る樹脂の経路には、庇の形成空間(以下、単に庇とも言う)を経由する経路に加えて、庇を経由せず、リブと第1側面部分とが直通となる経路がある。これに対し、リブから側面部の第2側面部分の形成空間(以下、単に第2側面部分とも言う)に至る樹脂の経路には、庇を経由する経路しかない。したがって、リブから注入された樹脂は第2側面部分よりも第1側面部分に流れ込み易い。第2側面部分は、第1側面部分よりも厚いので、第2側面部分では、第1側面部分よりも樹脂が流れ易い。よって、第1側面部分の下流に位置する第1張出部の形成空間(以下、単に第1張出部とも言う)に流れ込む樹脂と、第2側面部分の下流に位置する第2張出部の形成空間(以下、単に第2張出部とも言う)に流れ込む樹脂との間で偏りが発生し難い。この結果、第1張出部及び第2張出部間で肉厚に偏りが生じることを抑制可能である。以上により、蓄電モジュールの強度を確保することができる。
【0008】
第2側面部分は、積層方向において庇を挟んでリブと対向する位置に肉厚部を有していてもよい。
【0009】
リブは、庇と第1側面部分とを接続している板状の本体部と、側面部から離隔し、庇から積層方向に突出する柱部と、を有し、積層方向に直交し、かつ、側面に平行な方向において、柱部は、本体部よりも厚くてもよい。
【0010】
本体部は、積層方向において第1張出部から離隔した位置で第1側面部分に接続されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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