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公開番号2025055847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165243
出願日2023-09-27
発明の名称水道メータ
出願人タカハタプレシジョン株式会社,株式会社SIRC
代理人個人
主分類G01F 1/06 20060101AFI20250401BHJP(測定;試験)
要約【課題】低コストで直読式の水道メータにおけるアナログ計量値をデジタル計量値に変換し、流量積算情報を外部へ送信することができる水道メータを提供する。
【解決手段】水の使用量に応じて回転し、回転方向と直交する方向に磁界を発生する磁性体と、磁性体に対向し磁界を90度位相が異なる正弦波電圧信号として検出して磁性体の回転位置を算出する回転位置算出手段と、回転位置算出手段で算出された磁性体の回転位置の移動方向及び移動量に基づいて水の流量を計測する計測手段と、計測手段で計測された流量計測情報を無線通信を介して外部に送信するとともに外部からの信号を受信する通信手段と、を備えた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水の使用量に応じて回転し、回転方向と直交する方向に磁界を発生する磁性体と、
前記磁性体に対向し前記磁界を90度位相が異なる正弦波電圧信号として検出して前記磁性体の回転位置を算出する回転位置算出手段と、
前記回転位置算出手段で算出された前記磁性体の回転位置の移動方向及び移動量に基づいて前記水の流量を計測する計測手段と、
前記計測手段で計測された流量計測情報を無線通信を介して外部に送信するとともに外部からの信号を受信する通信手段と、を備えた、
ことを特徴とする水道メータ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記磁性体は、円板状でS極とN極が隣接して向き合うように着磁され水流を受けて回転する羽根車の回転を伝達する歯車列の一端に回転可能に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水道メータ。
【請求項3】
前記回転位置算出手段は、前記磁性体の中心線上に略90度の角度をなすように2個配置され、それぞれの前記回転位置算出手段から出力される90度位相が異なる正弦波電圧信号から前記磁性体の回転位置が存在する角度領域を示す情報である象限情報を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水道メータ。
【請求項4】
前記象限情報は、N(Nは3以上10未満の自然数である)分割される前記角度領域である、
ことを特徴とする請求項3に記載の水道メータ。
【請求項5】
前記計測手段は、前記象限情報の変化方向に基づいて前記磁性体の回転方向を判定し、前記象限情報の変化を積算して前記水の流量を計測する、
ことを特徴とする請求項4に記載の水道メータ。
【請求項6】
前記計測手段は、前記磁性体の最小の回転周期を前記Nで除した時間間隔で前記水の流量を積算する、
ことを特徴とする請求項5に記載の水道メータ。
【請求項7】
前記回転位置算出手段、前記計測手段及び前記通信手段は、一体基板に集積され、前記流量計測情報を表示する指示ユニット上に外部から封止されて配置されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の水道メータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水道メータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
直読式あるいは円読式の水道メーターの表示盤の指針に磁石を装着したリットル針と、リットル針の上方に、表示盤を被うカバーガラスを介して配置した磁気センサ手段を備え、リットル針は、磁極を指針の軸方向となるように対向して設けた一対の磁石が取り付けられたものとし、一方、磁気センサ手段は、2個の磁気センサで構成され、2個のセンサは、回動するリットル針に装着した各磁石に対して検出出力が90°の位相差となるように配置されており、検出出力に基づいて流量を計量するハイブリッド水道メーターが知られている(特許文献1)。
【0003】
流入水によって回転する羽根車を有する下ケースと、下ケースの上に装着され、羽根車の回転に基づき流量を計測表示する指示ユニットを有する上ケースと、を備えた水道メータにおいて、指示ユニットは、上ケース内に組み込まれるユニット基板を有し、ユニット基板は、羽根車の回転を検出する回転検出部と、この回転検出部によって検出された羽根車の回転数に基づいて流量を算出する制御部と、この制御部によって算出された流量値を表示する計量表示部と、流量値を外部に向けて送信する外部出力部と、回転検出部、制御部、計量表示部及び外部出力部に電力を供給する電源部と、を備えている水道メータも知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-92493号公報
特開2021-179325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、低コストで直読式の水道メータにおけるアナログ計量値をデジタル計量値に変換し、流量計測情報を外部へ送信することができる水道メータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の水道メータは、
水の使用量に応じて回転し、回転方向と直交する方向に磁界を発生する磁性体と、
前記磁性体に対向し前記磁界を90度位相が異なる正弦波電圧信号として検出して前記磁性体の回転位置を算出する回転位置算出手段と、
前記回転位置算出手段で算出された前記磁性体の回転位置の移動方向及び移動量に基づいて前記水の流量を計測する計測手段と、
前記計測手段で計測された流量計測情報を無線通信を介して外部に送信するとともに外部からの信号を受信する通信手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の水道メータにおいて、
前記磁性体は、円板状でS極とN極が隣接して向き合うように着磁され水流を受けて回転する羽根車の回転を伝達する歯車列の一端に回転可能に取り付けられている、
ことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の水道メータにおいて、
前記回転位置算出手段は、前記磁性体の中心線上に略90度の角度をなすように2個配置され、それぞれの前記回転位置算出手段から出力される90度位相が異なる正弦波電圧信号から前記磁性体の回転位置が存在する角度領域を示す情報である象限情報を算出する、
ことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の水道メータにおいて、
前記象限情報は、N(Nは3以上10未満の自然数である)分割される前記角度領域である、
ことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の水道メータにおいて、
前記計測手段は、前記象限情報の変化方向に基づいて前記磁性体の回転方向を判定し、前記象限情報の変化を積算して前記水の流量を計測する、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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