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公開番号2025054158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2024012901
出願日2024-01-31
発明の名称熱交換器ユニット、空調室内機、冷凍サイクル装置、熱交換器ユニットの製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F28F 1/00 20060101AFI20250328BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換部とプレート積層体を組み合わせる作業に要する時間を短縮する。
【解決手段】熱交換器ユニット(150)は、第1熱交換部(50)と、第2熱交換部(55)と、プレート構造体(100)とを備える。第1熱交換部(50)は、第1フィン(52)及び第1伝熱管(51)を複数ずつ有する。第2熱交換部(55)は、第2フィン(57)及び第2伝熱管(56)を複数ずつ有する。プレート構造体(100)は、第1伝熱管(51)及び第2伝熱管(56)に接合する。プレート構造体(100)の内部には、第1伝熱管(51)同士を接続する第1流路(121)と、第2伝熱管(56)同士を接続する第2流路(122)とが形成される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
空気を冷媒と熱交換させる熱交換器ユニット（150）であって、
第１フィン（52）及び第１伝熱管（51）を複数ずつ有する第１熱交換部（50）と、
第２フィン（57）及び第２伝熱管（56）を複数ずつ有する第２熱交換部（55）と、
上記第１伝熱管（51）及び上記第２伝熱管（56）に接合し、上記第１伝熱管（51）同士を接続する第１流路（121）、及び上記第２伝熱管（56）同士を接続する第２流路（122）が内部に形成されたプレート構造体（100）と
を備える熱交換器ユニット。
続きを表示（約 1,900 文字）【請求項２】
上記プレート構造体（100）の内部には、上記第１伝熱管（51）と上記第２伝熱管（56）を接続する接続流路（131）が形成される
請求項１に記載の熱交換器ユニット。
【請求項３】
複数の上記第１フィン（52）のそれぞれは、直線状で互いに平行な一対の長辺（52a,52b）を有する板状に形成され、
複数の上記第１伝熱管（51）のそれぞれは、一列に並んだ複数の上記第１フィン（52）を貫通する一方、
複数の上記第２フィン（57）のそれぞれは、直線状で互いに平行な一対の長辺（57a,57b）を有する板状に形成され、
複数の上記第２伝熱管（56）のそれぞれは、一列に並んだ複数の上記第２フィン（57）を貫通する
請求項１又は２に記載の熱交換器ユニット。
【請求項４】
第３フィン（62）及び第３伝熱管（61）を複数ずつ有する第３熱交換部（60）を備え、
上記プレート構造体（100）は、上記第３伝熱管（61）に接続し、
上記プレート構造体（100）の内部には、上記第３伝熱管（61）同士を接続する第３流路（123）が形成される
請求項１又は２に記載の熱交換器ユニット。
【請求項５】
上記プレート構造体（100）は、
内部に上記第１流路（121）及び上記第２流路（122）が形成されたプレート状の本体部（106）と、
上記本体部（106）から突出し、それぞれの基端が上記第１流路（121）又は上記第２流路（122）に接続し、それぞれの突端が上記第１伝熱管（51）又は上記第２伝熱管（56）に接続する複数の接続管部（135）とを備え、
複数の上記接続管部（135）のそれぞれは、突端の直径が基端の直径よりも小さい
請求項１又は２に記載の熱交換器ユニット。
【請求項６】
上記第１熱交換部（50）では、一列に並んだ複数の上記第１フィン（52）が第１フィン群（53）を形成し、
上記第２熱交換部（55）では、一列に並んだ複数の上記第２フィン（57）が第２フィン群（58）を形成し、
上記プレート構造体（100）は、上記第１フィン（52）の配列方向における上記第１フィン群（53）の一端側、及び上記第２フィン（57）の配列方向における上記第２フィン群（58）の一端側に設けられ、
上記熱交換器ユニット（150）は、
上記第１フィン（52）の配列方向における上記第１フィン群（53）の他端側、及び上記第２フィン（57）の配列方向における上記第２フィン群（58）の他端側に設けられ、上記第１熱交換部（50）及び上記第２熱交換部（55）を保持する保持部材（155）を備える
請求項１又は２に記載の熱交換器ユニット。
【請求項７】
請求項３に記載の熱交換器ユニット（150）と、
上記熱交換器ユニット（150）を収容するケーシング（31）とを備え、
上記第１熱交換部（50）は、上記第１フィン（52）の長辺（52a,52b）と上記第２フィン（57）の長辺（57a,57b）のなす角度が１８０°未満である姿勢で、上記第２熱交換部（55）の上方に配置される
空調室内機。
【請求項８】
上記第１熱交換部（50）は、上記第１フィン（52）の空気流入側の長辺（52a）が上向きになる姿勢で設けられ、
上記第２熱交換部（55）は、上記第２フィン（57）の空気流入側の長辺（57a）が下向きになる姿勢で設けられる
請求項７に記載の空調室内機。
【請求項９】
上記第１熱交換部（50）の上記第１フィン（52）の下端が、上記第２熱交換部（55）の上記第２フィン（57）の空気流出側の長辺（57b）に沿っている
請求項８に記載の空調室内機。
【請求項１０】
上記プレート構造体（100）の内部には、上記第１伝熱管（51）と上記第２伝熱管（56）を接続する接続流路（131a）が形成され、
上記接続流路（131a）に連通する上記第１伝熱管（51）は、上記第１フィン（52）の空気流入側の長辺（52a）に沿って一列に並んだ複数の上記第１伝熱管（51）のうちの１つであり、
上記接続流路（131a）に連通する上記第２伝熱管（56）は、上記第２フィン（57）の空気流出側の長辺（57b）に沿って一列に並んだ複数の上記第２伝熱管（56）のうちの１つである
請求項９に記載の空調室内機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、熱交換器ユニット、空調室内機、冷凍サイクル装置、および熱交換器ユニットの製造方法に関するものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、フィンと伝熱管で構成された熱交換器本体と、プレート積層体とを備えた熱交換器が開示されている。プレート積層体の内部には、熱交換器本体の伝熱管同士を接続する冷媒流路が形成される。プレート積層体は、複数のプレート部材を積層することによって形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－１２５６５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
熱交換器の熱交換器本体は、それぞれがフィンと伝熱管を有する複数の熱交換部を有する場合がある。その場合、一つのプレート積層体に対して、一つの熱交換部を接合することが考えられる。
【０００５】
熱交換部とプレート積層体を接合する際には、プレート積層体に対して、熱交換部が有する全ての伝熱管を一度に組み付ける必要がある。そのため、熱交換部が比較的多くの伝熱管を有する場合は、熱交換部の各伝熱管とプレート積層体の位置合わせが難しくなり、熱交換部とプレート積層体を組み合わせる作業に要する時間が長くなるおそれがあった。
【０００６】
本開示の目的は、熱交換部とプレート積層体を組み合わせる作業に要する時間を短縮することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の第１の態様は、空気を冷媒と熱交換させる熱交換器ユニット（150）であって、第１フィン（52）及び第１伝熱管（51）を複数ずつ有する第１熱交換部（50）と、第２フィン（57）及び第２伝熱管（56）を複数ずつ有する第２熱交換部（55）と、上記第１伝熱管（51）及び上記第２伝熱管（56）に接合し、上記第１伝熱管（51）同士を接続する第１流路（121）、及び上記第２伝熱管（56）同士を接続する第２流路（122）が内部に形成されたプレート構造体（100）とを備える。
【０００８】
第１の態様では、プレート構造体（100）に対して、第１熱交換部（50）と第２熱交換部（55）の両方が接合される。第１熱交換部（50）及び第２熱交換部（55）をプレート構造体（100）と組み合わせる作業では、第１熱交換部（50）の第１伝熱管（51）に対するプレート構造体（100）の相対的な位置と、第２熱交換部（55）の第２伝熱管（56）に対するプレート構造体（100）の相対的な位置とを、個別に調節することができる。そのため、“第１熱交換部（50）と第２熱交換部（55）の熱交換能力の合計と同等の熱交換能力を発揮する大きな一つの熱交換部”をプレート構造体（100）と組み合わせる場合に比べると、第１熱交換部（50）の第１伝熱管（51）及び第２熱交換部（55）の第２伝熱管（56）とプレート構造体（100）の相対的な位置の調節を、容易に行うことができる。従って、この態様によれば、第１熱交換部（50）及び第２熱交換部（55）をプレート構造体（100）と組み合わせる作業に要する時間を短縮でき、熱交換器ユニット（150）の製造に要する時間を短縮できる。
【０００９】
本開示の第２の態様は、上記第１の態様において、上記プレート構造体（100）の内部には、上記第１伝熱管（51）と上記第２伝熱管（56）を接続する接続流路（131）が形成される。
【００１０】
第２の態様では、プレート構造体（100）の内部に、第１流路（121）と、第２流路（122）と、接続流路（131）とが形成される。
（【００１１】以降は省略されています）

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