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公開番号2025053954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163096
出願日2023-09-26
発明の名称電気融着継手
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16L 47/03 20060101AFI20250331BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】線径が細い電熱線においてもキンクの発生を防止することが可能な電気融着継手を提供すること。
【解決手段】電気融着継手1は、筒状部11と、ストッパ部12と、サイド電熱線31、32と、ストッパ電熱線33と、を備える。筒状部11は、熱可塑性樹脂を含む管が内側に挿入される継手受口部21、22を有する。ストッパ12部は、筒状部11の内面に内側に突出するように配置され、継手受口部21、22の内側に樹脂管2,3が挿入された際に樹脂管2、3の管端の挿入位置を規制する。サイド電熱線31、32は、継手受口部21、22に配置されている。ストッパ電熱線33は、ストッパ部12に配置されている。ストッパ電熱線33からサイド電熱線31への第1分岐点P1と、サイド電熱線31からピン41bへの第2分岐点P2との周方向における角度が-30°以上、+30°以下の範囲である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂を含む管が内側に挿入される継手受口部を有する筒状部と、
前記筒状部の内面に内側に突出するように配置され、前記継手受口部の内側に前記管が挿入された際に前記管の管端の挿入位置を規制するストッパ部と、
前記継手受口部に配置されたサイド電熱線と、
前記ストッパ部に配置されたストッパ電熱線と、を備え、
前記ストッパ電熱線から前記サイド電熱線への第1分岐点と、前記サイド電熱線から端子への第2分岐点との周方向における角度が-30°以上、+30°以下の角度範囲である、電気融着継手。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記周方向において前記角度範囲以外の部分における前記サイド電熱線の本数は、同一である、
請求項1に記載の電気融着継手。
【請求項3】
前記周方向において前記角度範囲以外の部分における前記サイド電熱線の本数は、2本である、
請求項2に記載の電気融着継手。
【請求項4】
前記第1分岐点と前記第2分岐点は、前記周方向において一致する、
請求項1に記載の電気融着継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気融着継手に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂管や、樹脂層および金属補強層を有する金属補強複合管などの樹脂が用いられた管体どうしを接続する際に、電気融着継手が多用されている。電気融着継手は、両端部に管受口と、管受口の奥に環状に形成されたストッパと、を備えており、管受口とストッパに電熱線が設けられている。
【0003】
電気融着継手において周方向における電熱線の本数が異なる場合、電熱線の本数が少ない部分において熱量が少なくなり、周辺の樹脂が温められ難くなる。そのため、樹脂応力がかかり易くなりキンクが発生しやすい。特に大口径の場合は、座屈応力と樹脂応力の差が小さいため、キンクが発生しやすく、例えば特許文献1では、電熱線の線径を太くすることで対応していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-046656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示す構成では、口径を大きくした際にキンクを抑制するために、剛性の高い太い線径の電熱線が用いられるが、使用できる電熱線が限られる。
【0006】
本開示は、線径が細い電熱線においてもキンクの発生を防止することが可能な電気融着継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1の開示にかかる電気融着継手は、筒状部と、ストッパ部と、サイド電熱線と、ストッパ電熱線と、を備える。筒状部は、熱可塑性樹脂を含む管が内側に挿入される継手受口部を有する。ストッパ部は、筒状部の内面に内側に突出するように配置され、継手受口部の内側に管が挿入された際に管の管端の挿入位置を規制する。サイド電熱線は、継手受口部に配置されている。ストッパ電熱線は、ストッパ部に配置されている。ストッパ電熱線からサイド電熱線への第1分岐点と、サイド電熱線から端子への第2分岐点との周方向における角度が-30°以上、+30°以下の範囲である。
【0008】
これにより、周方向に沿って電熱線の本数が少ない領域が小さくなるため、周方向において樹脂を略均一に温めることができる。そのため、樹脂応力を小さくし、キンクの発生を抑制することができる。
【0009】
第2の開示にかかる電気融着継手は、第1の開示にかかる電気融着継手であって、周方向において角度範囲以外の部分における前記サイド電熱線の本数は、同一である。
【0010】
これにより、周方向において樹脂を略均一に温めることができ、樹脂応力を小さくし、キンクの発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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