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公開番号2025051180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023160153
出願日2023-09-25
発明の名称エチレン系重合体
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 10/02 20060101AFI20250328BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】表面の荒れが少ない中空成形体を形成できる、エチレン系重合体が開示される。
【解決手段】910～940kg/m³の密度と、温度190℃及び荷重21.18Nの条件で測定される0.1～10g/10分のメルトフローレートと、温度190℃の条件で測定される1.20～1.40のダイスウェル比と、温度170℃の条件で測定される0.5～10秒の緩和時間と、を有する、エチレン系重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
９１０～９４０ｋｇ／ｍ
３
の密度と、
温度１９０℃及び荷重２１．１８Ｎの条件で測定される０．１～１０ｇ／１０分のメルトフローレートと、
温度１９０℃の条件で測定される１．２０～１．４０のダイスウェル比と、
温度１７０℃の条件で測定される０．５～１０秒の緩和時間と、を有する、エチレン系重合体。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
３．０～４．０の分子量分布を有する、請求項１に記載のエチレン系重合体。
【請求項３】
当該エチレン系重合体が、高圧ラジカル重合法で得られたエチレン系重合体である、請求項１又は２に記載のエチレン系重合体。
【請求項４】
ブロー成形用である、請求項１又は２に記載のエチレン系重合体。
【請求項５】
ブローフィルシール成形用である、請求項１又は２に記載のエチレン系重合体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、エチレン系重合体に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
エチレン系重合体は、ブロー成形されることにより、中空容器等の中空成形体として加工される（例えば、特許文献１）。中空成形体は様々な産業資材として用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－２０３９８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特に人の目に触れやすい用途、又は肌に触れる用途の中空成形体の場合、エチレン系重合体のブロー成形時に形成される中空成形体の表面の荒れは、中空成形体の外観及び肌触り等の観点から、少しでも少ないことが望ましい。
【０００５】
本開示は、表面の荒れが少ない中空成形体を形成できる、エチレン系重合体に関する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は以下を含む。
［１］
９１０～９４０ｋｇ／ｍ
３
の密度と、
温度１９０℃及び荷重２１．１８Ｎの条件で測定される０．１～１０ｇ／１０分のメル
トフローレートと、
温度１９０℃の条件で測定される１．２０～１．４０のダイスウェル比と、
温度１７０℃の条件で測定される０．５～１０秒の緩和時間と、を有する、エチレン系重合体。
［２］
３．０～４．０の分子量分布を有する、［１］に記載のエチレン系重合体。
［３］
上記エチレン系重合体が、高圧ラジカル重合法で得られたエチレン系重合体である、［１］又は［２］に記載のエチレン系重合体。
［４］
ブロー成形用である、［１］～［３］のいずれかに記載のエチレン系重合体。
［５］
ブローフィルシール成形用である、［１］～［４］のいずれかに記載のエチレン系重合体。
【発明の効果】
【０００７】
表面の荒れが少ない中空成形体を形成できる、エチレン系重合体が提供され得る。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明は以下の例に限定されるものではない。
【０００９】
エチレン系重合体の一例は、９１０～９４０ｋｇ／ｍ
３
の密度と、温度１９０℃及び荷重２１．１８Ｎの条件で測定される０．１～１０ｇ／１０分のメルトフローレートと、温度１９０℃の条件で測定される１．２０～１．４０のダイスウェル比と、温度１７０℃の条件で測定される０．５～１０秒の緩和時間と、を有する。
【００１０】
エチレン系重合体は、エチレンの単独重合体（即ち、エチレン重合体）又はエチレンに基づく単量体単位を含む共重合体である。共重合体は、例えば、エチレン－α－オレフィン共重合体であってもよい。エチレン系重合体は、成形性を高める観点から、エチレンの単独重合体であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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