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公開番号
2025070003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180002
出願日
2023-10-19
発明の名称
半導体積層物、半導体素子、および半導体積層物の製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10D
30/47 20250101AFI20250424BHJP()
要約
【課題】高品質な半導体積層物および半導体素子を得る。
【解決手段】半導体積層物は、炭化シリコンからなり、主面を有する基板と、基板の主面上に設けられ、窒化アルミニウムの結晶からなる第1層と、第1層上に設けられ、窒化アルミニウムガリウム、窒化アルミニウムインジウム、または窒化アルミニウムインジウムガリウムのいずれかの結晶からなる第2層と、第2層上に設けられ、窒化ガリウムの結晶からなる第3層と、を備え、第1層は、27℃で主面に沿った方向に引張歪みを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
炭化シリコンからなり、主面を有する基板と、
前記基板の前記主面上に設けられ、窒化アルミニウムの結晶からなる第1層と、
前記第1層上に設けられ、窒化アルミニウムガリウム、窒化アルミニウムインジウム、または窒化アルミニウムインジウムガリウムのいずれかの結晶からなる第2層と、
前記第2層上に設けられ、窒化ガリウムの結晶からなる第3層と、
を備え、
前記第1層は、27℃で前記主面に沿った方向に引張歪みを有している
半導体積層物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第3層は、27℃で前記主面に沿った方向に引張歪みを有している
請求項1に記載の半導体積層物。
【請求項3】
前記第3層の厚さは、1μm以下であり、
X線ロッキングカーブ測定による前記第3層の(0002)回折の半値幅は、300秒以下であり、
X線ロッキングカーブ測定による前記第3層の(10-12)回折の半値幅は、410秒以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項4】
前記第3層の主面における転位密度は、1×10
9
cm
-2
以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項5】
前記第1層の厚さは、200nm以上800nm以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項6】
前記第2層は、前記第1層上にコヒーレントに設けられている
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項7】
前記第2層は、Al
x
Ga
1-x
Nの組成式で表される結晶からなり、
前記第2層中のAl組成比xは、0.75以上0.96以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項8】
前記第3層中の酸素濃度は、前記第3層の主面から深さ200nmまでの領域を除く前記第3層の全体にわたって、1×10
16
cm
-3
以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項9】
前記第3層中のシリコン濃度は、前記第3層の主面から深さ200nmまでの領域を除く前記第3層の全体にわたって、1×10
16
cm
-3
以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
【請求項10】
前記第3層中の鉄濃度および炭素濃度のそれぞれは、前記第3層の主面から深さ200nmまでの領域を除く前記第3層の全体にわたって、1×10
16
cm
-3
以下である
請求項1または請求項2に記載の半導体積層物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体積層物、半導体素子、および半導体積層物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
III族窒化物系の高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)は、携帯電話の基地局用のパワーアンプとして広く用いられている(例えば特許文献1)。III族窒化物系のHEMTでは、従来用いられてきたSi系デバイスと比較して、1素子あたりに投入できる電力を大幅に増加させることができる。これにより、基地局を小型化することができ、設置コストを大幅に低減させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-228642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、高品質な半導体積層物および半導体素子を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、
炭化シリコンからなり、主面を有する基板と、
前記基板の前記主面上に設けられ、窒化アルミニウムの結晶からなる第1層と、
前記第1層上に設けられ、窒化アルミニウムガリウム、窒化アルミニウムインジウム、または窒化アルミニウムインジウムガリウムのいずれかの結晶からなる第2層と、
前記第2層上に設けられ、窒化ガリウムの結晶からなる第3層と、
を備え、
前記第1層は、27℃で前記主面に沿った方向に引張歪みを有している
半導体積層物が提供される。
【0006】
本開示の他の態様によれば、
上述の態様に記載の半導体積層物が有する前記第3層を、動作層の少なくとも一部として備える、半導体素子が提供される。
【0007】
本開示の更に他の態様によれば、
(a)炭化シリコンからなり、主面を有する基板を準備する工程と、
(b)前記基板の前記主面上に、窒化アルミニウムの結晶からなる第1層を成長させる工程と、
(c)前記第1層をアニール処理する工程と、
(d)前記第1層上に、窒化アルミニウムガリウム、窒化アルミニウムインジウム、または窒化アルミニウムインジウムガリウムのいずれかの結晶からなる第2層を成長させる工程と、
(e)前記第2層上に、窒化ガリウムの結晶からなる第3層を成長させる工程と、
を備え、
(c)では、前記第1層のアニール処理により、前記第1層の主面における転位密度を(b)直後の前記第1層の前記主面における転位密度よりも低減させる
半導体積層物の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高品質な半導体積層物および半導体素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態に係る半導体積層物を示す概略断面図である。
図2は、本開示の一実施形態に係る半導体素子を示す概略断面図である。
図3は、本開示の一実施形態に係る半導体積層物の製造方法および半導体素子の製造方法を示すフローチャートである。
図4Aは、中間層のAl組成比に対する、X線ロッキングカーブ測定による電子走行層の(0002)回折の半値幅を示す図である。
図4Bは、電子走行層の(0002)回折角度2θに対する、X線ロッキングカーブ測定による電子走行層の(0002)回折の半値幅を示す図である。
図5Aは、電子走行層の厚さに対する、X線ロッキングカーブ測定による電子走行層の(0002)回折の半値幅を示す図である。
図5Bは、電子走行層の厚さに対する、X線ロッキングカーブ測定による電子走行層の(10-12)回折の半値幅を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<発明者等の得た知見>
まず、本発明者等が得た知見について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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