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公開番号2025075961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187511
出願日2023-11-01
発明の名称再生樹脂、再生樹脂組成物、および、成形体
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B29B 17/02 20060101AFI20250508BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】比較的絶縁性に優れた再生樹脂、該再生樹脂を含む再生樹脂組成物、および、該再生樹脂または該再生樹脂組成物を含む成形体を提供する。
【解決手段】本発明に係る再生樹脂は、CIE1976L*a*b*色空間により規定されるL*、a*、b*が、以下の式(1)~(3)のすべてを満たす。
10≦L* ・・・(1)
|a*|≦15 ・・・(2)
|b*|≦30 ・・・(3)
また、本発明に係る再生樹脂組成物は、前記再生樹脂を含む。さらに、本発明に係る成形体は、前記再生樹脂、または、前記再生樹脂組成物を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
CIE1976L





色空間により規定されるL

、a

、b

が、以下の式(1)~(3)のすべてを満たす、再生樹脂。
10≦L

・・・(1)
|a

|≦15 ・・・(2)
|b

|≦30 ・・・(3)
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記a

が、0.1≦|a

|である、請求項1に記載の再生樹脂。
【請求項3】
前記b

が、0.1≦|b

|である、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項4】
ポリエチレン樹脂成形体を原料とする、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項5】
脱墨処理を施したポリエチレン樹脂成形体を原料とする、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項6】
溶剤を用いた脱墨処理を施したポリエチレン樹脂成形体を原料とする、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項7】
アルコールを用いた脱墨処理を施したポリエチレン樹脂成形体を原料とする、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項8】
硝化綿系印刷用インキを用いて印刷が施されたポリエチレン樹脂成形体を原料とする、請求項1または2に記載の再生樹脂。
【請求項9】
請求項1に記載の再生樹脂を含む、再生樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1に記載の再生樹脂、または、請求項9に記載の再生樹脂組成物を含む、成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再生樹脂、該再生樹脂を含む再生樹脂組成物、および、該再生樹脂または該再生樹脂組成物を含む成形体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プラスチックのリサイクル手法としては、主に、廃プラスチックを燃焼する際の熱を回収して再利用するサーマルリサイクルが用いられている。ところが、2019年5月に環境省にて「プラスチック資源循環戦略」が策定され、2035年までに使用済みプラスチックを100%リデュース・リサイクル等により有効活用することが明文化された。そういった社会情勢の中、廃プラスチックをプラスチック製品の原料として再利用するマテリアルリサイクルへの要望は高まっている。
【0003】
廃プラスチックには、印刷が施されている場合がある。このような廃プラスチックを再利用して再生樹脂ペレットを製造する方法として、例えば、特許文献1では、ウレタン/塩酢ビニル樹脂系印刷インキが印刷されたポリオレフィン系樹脂成形品を粉砕し、溶融混練してペレット化することにより、プラスチック製品の原料として再利用可能な再生樹脂ペレットを製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-022162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、廃プラスチックを再利用して得られるプラスチック製品およびその原料である再生樹脂には、用途によって、優れた絶縁性が求められる場合がある。例えば、用途が電線被膜材料である場合、このようなプラスチック製品およびその原料である再生樹脂には、絶縁性に極めて優れることが求められる。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、比較的絶縁性に優れた再生樹脂、該再生樹脂を含む再生樹脂組成物、および、該再生樹脂または該再生樹脂組成物を含む成形体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る再生樹脂は、CIE1976L





色空間により規定されるL

、a

、b

が、以下の式(1)~(3)のすべてを満たす。
10≦L

・・・(1)
|a

|≦15 ・・・(2)
|b

|≦30 ・・・(3)
【0008】
本発明に係る再生樹脂組成物は、前記再生樹脂を含む。
【0009】
本発明に係る成形体は、前記再生樹脂、または、前記再生樹脂組成物を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、比較的絶縁性に優れた再生樹脂、該再生樹脂を含む再生樹脂組成物、および、該再生樹脂または該再生樹脂組成物を含む成形体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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