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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025074941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2024159534
出願日
2024-09-13
発明の名称
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250507BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】良好なCD均一性を有するレジストパターンを製造し得る樹脂を含むレジスト組成物を提供すること。
【解決手段】式(I1)で表される塩を含有する酸発生剤と、特定構造のカルボン酸塩を含有する酸発生剤とを含有するレジスト組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025074941000239.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">49</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">168</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式(I1)中、Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。AI-は、スルホン酸アニオン、スルホニルメチドアニオン及びスルホニルイミドアニオンから選択される1種のアニオンを表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I1)で表される塩を含有する酸発生剤と、
式(I2)で表されるカルボン酸塩を含有するカルボン酸発生剤とを含有するレジスト組成物。
TIFF
2025074941000227.tif
49
168
[式(I1)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10Aは、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10Aは1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10Aは0である。
R
1A
、R
2A
及びR
3A
は、それぞれ独立に、ヒドロキシ基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表す。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-を表す。
L
10
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
R
4A
、R
5A
及びR
6A
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基、炭素数1~18の炭化水素基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該ハロアルキル基及び該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
R
7A
、R
8A
及びR
9A
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基、炭素数1~18の炭化水素基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該ハロアルキル基及び該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。また、R
8A
及びR
9A
が結合して、S
+
を含む環を形成してもよく、該環に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
A
1A
が、***-X
01A
-L
01A
-又は***-L
01A
-X
01A
-であり、
A
2A
が、***-X
02A
-L
02A
-又は***-L
02A
-X
02A
-であり、
A
3A
が、***-X
03A
-L
03A
-又は***-L
03A
-X
03A
-であり、
A
1B
が、***-X
01B
-L
01B
-又は***-L
01B
-X
01B
-であり、
A
2B
が、***-X
02B
-L
02B
-又は***-L
02B
-X
02B
-であり、
A
3B
が、***-X
03B
-L
03B
-又は***-L
03B
-X
03B
-であり、
X
01A
、X
02A
、X
03A
、X
01B
、X
02B
及びX
03B
は、それぞれ独立に、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-を表し、
L
01A
、L
02A
、L
03A
、L
01B
、L
02B
及びL
03B
【請求項3】
X
01A
、X
02A
、X
03A
、X
01B
、X
02B
及びX
03B
が、それぞれ独立に、-O-又は-S-である請求項2に記載のレジスト組成物。
【請求項4】
L
01A
、L
02A
、L
03A
、L
01B
、L
02B
及びL
03B
が、それぞれ独立に、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基(該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。)である請求項2に記載のレジスト組成物。
【請求項5】
R
10A
又はR
10B
の酸不安定基が、それぞれ独立に、式(1a)で表される基又は式(2a)で表される基である請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025074941000229.tif
21
56
[式(1a)中、R
aa1
、R
aa2
及びR
aa3
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~20の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組み合わせた基を表すか、R
aa1
及びR
aa2
は互いに結合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の脂環式炭化水素基を形成し、該アルキル基、該アルケニル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
*は結合部位を表す。]
TIFF
2025074941000230.tif
21
62
[式(2a)中、R
aa1’
及びR
aa2’
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R
aa3’
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、R
aa2’
及びR
aa3’
は互いに結合してそれらが結合する-C-X
a
-とともに炭素数3~20の複素環基を形成し、該炭化水素基及び該複素環基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-S-で置き換わってもよく、該炭化水素基及び該複素環基は、ハロゲン原子を有してもよい。
X
a
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
*は結合部位を表す。]
【請求項6】
式(2a)で表される基が、以下のいずれかで表される基である請求項5に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025074941000231.tif
62
150
【請求項7】
X及びYが、硫黄原子である請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項8】
Ar
1A
、Ar
2A
、Ar
3A
、Ar
1B
、Ar
2B
及びAr
3B
が、それぞれ独立に、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環又はチオフェン環に由来する基である請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項9】
AI
-
が、式(I-A)で表されるアニオンである請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025074941000232.tif
15
87
[式(I-A)中、
L
b1
は、単結合又は置換基を有してもよい(nb1+1)価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
L
b2
は、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~24の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
Y
b1
は、置換基を有してもよいメチル基又は置換基を有してもよい炭素数3~24の環状炭化水素基を表し、該環状炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
nb1は、1~6のいずれかの整数を表す。nb1が2以上のとき、複数の-L
b2
-Y
b1
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項10】
AII
-
が、式(I-D)で表されるアニオンである請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025074941000233.tif
8
44
[式(I-D)中
X
0
は、置換基を有してもよい炭素数2~72の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。]
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体の微細加工に用いられるレジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩を含有する酸発生剤を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025074941000001.tif
54
102
【0003】
特許文献2には、下記式で表される塩を含有する酸発生剤を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025074941000002.tif
54
92
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-175722号公報
特開2021-175723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の塩を含有するレジスト組成物によって形成されたレジストパターンよりも、CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成する塩を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I1)で表される塩を含有する酸発生剤と、
式(I2)で表されるカルボン酸塩を含有するカルボン酸発生剤とを含有するレジスト組成物。
TIFF
2025074941000003.tif
49
168
[式(I1)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10Aは、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10Aは1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10Aは0である。
R
1A
、R
2A
及びR
3A
は、それぞれ独立に、ヒドロキシ基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表す。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-を表す。
L
10
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
R
4A
、R
5A
及びR
6A
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基、炭素数1~18の炭化水素基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該ハロアルキル基及び該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。
R
7A
、R
8A
及びR
9A
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基、炭素数1~18の炭化水素基、*-X
2
-R
10A
、又は、*-X
1
-L
10
-X
2
-R
10A
を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該ハロアルキル基及び該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-S-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。また、R
8A
及びR
9A
が結合して、S
+
を含む環を形成してもよく、該環に含まれる-CH
【発明の効果】
【0007】
本発明の塩を使用したレジスト組成物を用いることにより、良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及びメタクリル系モノマーの少なくとも1種」を意味する。「(メタ)アクリレート」及び「(メタ)アクリル酸」等の記載も同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。炭化水素基等に含まれる-CH
2
-が-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わる場合、各基において同様の例を適用するものとし、置き換わる前の炭素数を炭化水素基等の炭素数とする。「組み合わせた基」とは、例示した基を2種以上、それらの価数、結合形態等を適宜変更して結合させた基を意味する。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合が重合により-C-C-基(単結合)となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体異性体を含む。各基は、置換基の数等によって、その基に含まれる任意の位置及び数の水素原子が結合手に置き換わることがある。置換基における炭素数は、被置換基の炭素数には含めない。
本明細書において、「酸不安定基」とは、脱離基を有し、酸との接触により脱離基が脱離して、構成単位が親水性基(例えば、ヒドロキシ基又はカルボキシ基)を有する構成単位に変換する基を意味する。塩基不安定基とは、塩基(例えば、トリメチルアミン等)と接触すると、脱離基が脱離して、親水性基(例えば、カルボキシ基又はヒドロキシ基等)を形成する基を意味する。「レジスト組成物の固形分」とは、レジスト組成物の総量から、後述する溶剤(E)を除いた成分の合計を意味する。
【0009】
〔レジスト組成物〕
本発明のレジスト組成物は、式(I1)で表される塩(以下「塩(I1)」という場合がある)を含有する酸発生剤と、式(I2)で表されるカルボン酸塩(以下「カルボン酸塩(I2)」という場合がある)を含有するカルボン酸発生剤とを含有する。
本発明のレジスト組成物は、さらに、樹脂を含有していてもよい。樹脂としては、例えば、1以上の式(a2)で表される構造単位を含む樹脂(以下「樹脂(AX)」という場合がある)、樹脂(AX)以外の樹脂が挙げられる。本発明のレジスト組成物は、酸発生剤(以下、「酸発生剤(B)」という場合がある。)、酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩等のクエンチャー(以下「クエンチャー(C)」という場合がある)を含有していてもよい。
式(a2)で表される構造単位を含む樹脂(AX)は、酸安定樹脂である。酸安定樹脂とは、主として酸安定基を有する構造単位を含む樹脂であり、ここでの「酸安定基」とは、酸と接触しても親水性基、例えば、カルボキシ基又はヒドロキシ基等に変換されない基を意味する。
本発明のレジスト組成物は、樹脂(AX)を含有することが好ましく、溶剤(以下「溶剤(E)」という場合がある)を含有することがより好ましい。
【0010】
〔酸発生剤〕
本発明のレジスト組成物は、酸発生剤として式(I1)で表される塩を含む。
<式(I1)で表される塩>
本発明は、式(I1)で表される塩に関する。
塩(I1)のうち、正電荷を有する側を「カチオン(I1)」と、負電荷を有する側を「アニオン(I1)」と称することがある。
〔カチオン(I1)〕
式(I1)で表される塩の正電荷を有するカチオン(I1)は、式(I-C1)で表されるカチオンである。
TIFF
2025074941000015.tif
49
140
[式(I-C1)中、全ての符号は、それぞれ式(I1)と同じ意味を表す。]
(【0011】以降は省略されています)
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