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公開番号
2025042439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149457
出願日
2023-09-14
発明の名称
亜リン酸エステルを含むゴム組成物およびその使用
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
21/00 20060101AFI20250319BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】加硫ゴム組成物の低燃費性(特に、転がり抵抗特性)を大きく損なうことなく、その耐摩耗性を向上させること。
【解決手段】ゴム成分、加硫促進剤、シリカ、および式(1)[式中、R
1
は、独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、R
2
は、独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、R
3
は、独立して、水素原子またはメチル基を表す]で表される化合物を含むゴム組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分、加硫促進剤、シリカ、および式(1):
TIFF
2025042439000036.tif
56
73
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含むゴム組成物。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
式(2):
TIFF
2025042439000037.tif
61
71
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表し、
*は結合手を表す]
で表される構造を含むオリゴマー(B)をさらに含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記オリゴマー(B)の数平均分子量は1,900~30,000である、請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記オリゴマー(B)は、式(3):
TIFF
2025042439000038.tif
67
104
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含む、請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記オリゴマー(B)は、式(4):
TIFF
2025042439000039.tif
72
124
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含む、請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項6】
さらにヒドロキシアルキル基を有するアミン化合物(A)を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
前記アミン化合物(A)はアルカノールアミンである、請求項6に記載のゴム組成物。
【請求項8】
前記アルカノールアミンは、式(I):
TIFF
2025042439000040.tif
27
69
[式(I)中、
Y
1
、Y
2
およびY
3
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~8のアルキル基、または少なくとも1つの水酸基を有する炭素数1~8のアルキル基を表し、但し、Y
1
~Y
3
の少なくとも1つは、少なくとも1つの水酸基を有する炭素数1~8のアルキル基を表す]
または、式(II):
TIFF
2025042439000041.tif
28
70
[式(II)中、Y
4
、Y
5
、Y
6
およびY
7
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~8のアルキル基、少なくとも1個の水酸基を有する炭素数1~8のアルキル基を表し、但し、Y
4
~Y
7
の少なくとも1つは、少なくとも1個の水酸基を有する炭素数1~8のアルキル基を表し、Bは炭素数1~4のアルキレン基を表す]
で表される、請求項7に記載のゴム組成物。
【請求項9】
前記アルカノールアミンは式(I)で表される、請求項7に記載のゴム組成物。
【請求項10】
式(I)中のY
1
、Y
2
およびY
3
ならびに式(II)中のY
4
、Y
5
、Y
6
およびY
7
は、それぞれ独立に、-CH
2
-CH(OH)-R
6
[式中、R
6
は水素原子または炭素数1~3のアルキル基を表す]を表す、請求項8に記載のゴム組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、亜リン酸エステルを含むゴム組成物およびその使用に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
低燃費性はタイヤの重要な性能のひとつであり、これを向上させることが求められている。例えば、特許文献1には、4,4’-ジピリジルジスルフィドなどのジスルフィド化合物を使用することによって、ゴム組成物の低発熱性を向上させ、その結果、ゴム組成物の低燃費性を向上させることが記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、加硫ゴム組成物の硬さ安定化(詳しくは、加硫ゴム組成物の老化による硬さ増大の抑制)を達成するために、ピリミジン誘導体(特に、2,2-ビス(4,6-ジメチルピリミジル)ジスルフィド)を使用することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-18716号公報
特表2004-500471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
耐摩耗性は、上述した低燃費性と同様、タイヤの重要な性能である。しかし、低燃費性および耐摩耗性はトレードオフの関係にあり、一方を向上させると、他方が低下する。本発明はこのような事情に着目してなされたものであって、その目的は、加硫ゴム組成物の低燃費性(特に、転がり抵抗特性)を大きく損なうことなく、その耐摩耗性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、以下の好適な態様を提供するものである。
【0007】
[1] ゴム成分、加硫促進剤、シリカ、および式(1):
TIFF
2025042439000001.tif
56
73
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含むゴム組成物。
[2] 式(2):
TIFF
2025042439000002.tif
61
71
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表し、
*は結合手を表す]
で表される構造を含むオリゴマー(B)をさらに含む、[1]に記載のゴム組成物。
[3] 前記オリゴマー(B)の数平均分子量は1,900~30,000である、[2]に記載のゴム組成物。
[4] 前記オリゴマー(B)は、式(3):
TIFF
2025042439000003.tif
67
104
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含む、[2]または[3]に記載のゴム組成物。
[5] 前記オリゴマー(B)は、式(4):
TIFF
2025042439000004.tif
72
124
[式中、
R
1
は、それぞれ独立して、-C
15
H
25-31
基を表し、
R
2
は、それぞれ独立して、水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R
3
は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基を表す]
で表される化合物を含む、[2]~[5]のいずれかに記載のゴム組成物。
[6] さらにヒドロキシアルキル基を有するアミン化合物(A)を含む、[1]~[5]のいずれかに記載のゴム組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加硫ゴム組成物の低燃費性(特に、転がり抵抗特性)を大きく損なうことなく、その耐摩耗性を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明の範囲はここで説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更をすることができる。なお、以下では、「式(1)で示される化合物」を「化合物(1)」と略称することがある。他の式で示される化合物等も同様に略称することがある。
【0010】
本発明は、以下のものを提供する:
(1)ゴム成分、加硫促進剤、シリカ、化合物(1)および必要に応じて他の成分を含むゴム組成物、
(2)ゴム成分、加硫促進剤、シリカ、化合物(1)、硫黄成分および必要に応じて他の成分を含むゴム組成物、
(3)前記(2)のゴム組成物を加硫してなる加硫ゴム組成物、
(4)前記(3)の加硫ゴム組成物を含むタイヤ、
(5)シリカを含む加硫ゴム組成物の耐摩耗性を向上させるための化合物(1)の使用。
(【0011】以降は省略されています)
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