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公開番号
2025049932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158454
出願日
2023-09-22
発明の名称
半導体装置、電源装置、および車両
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G05F
1/56 20060101AFI20250327BHJP(制御;調整)
要約
【課題】ロードレギュレーションを改善できる半導体装置を提供する。
【解決手段】電源回路(10)を集積化して有する半導体装置であって、前記電源回路は、基準電圧としての第1出力電圧(VOUT)を生成するように構成される基準電圧源(4)と、前記第1出力電圧と前記電源回路の第2出力電圧(Vo)に基づく帰還電圧(FB)とが入力されるように構成されるエラーアンプ(3)と、前記エラーアンプの出力に基づいて制御され、かつ負荷電流(Io)が流れるように構成される1つ以上のトランジスタ(2)と、を備え、前記基準電圧源は、温度特性を有する素子(M1,M2)を複数有し、前記負荷電流が流れたときに発熱するように構成される発熱源(2)からの前記複数の素子それぞれの距離を変えることで前記複数の素子に温度差を設け、前記第1出力電圧に前記負荷電流に対する正の特性を持たせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電源回路を集積化して有する半導体装置であって、
前記電源回路は、
基準電圧としての第1出力電圧を生成するように構成される基準電圧源と、
前記第1出力電圧と前記電源回路の第2出力電圧に基づく帰還電圧とが入力されるように構成されるエラーアンプと、
前記エラーアンプの出力に基づいて制御され、かつ負荷電流が流れるように構成される1つ以上のトランジスタと、
を備え、
前記基準電圧源は、温度特性を有する素子を複数有し、
前記負荷電流が流れたときに発熱するように構成される発熱源からの前記複数の素子それぞれの距離を変えることで前記複数の素子に温度差を設け、前記第1出力電圧に前記負荷電流に対する正の特性を持たせる、半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記発熱源は、前記トランジスタである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記トランジスタは、平面視において第1辺を有し、
前記複数の素子のそれぞれは、前記第1辺に対する垂線上に配置され、
前記複数の素子のそれぞれの前記垂線上の前記第1辺からの距離が異なっている、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記複数の素子のそれぞれは、前記発熱源を中心とする半径の異なる同心円上に配置される、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記複数の素子は、第1素子と第2素子を含み、
前記第1出力電圧は、負値の第1電圧成分と正値の第2電圧成分を有し、前記第1電圧成分と前記第2電圧成分の差分により表され、
前記第1電圧成分および前記第2電圧成分は、ともに負の温度特性を有し、
前記第1電圧成分に含まれる第1パラメータは、前記第1素子のパラメータであり、
前記第2電圧成分に含まれる第2パラメータは、前記第2素子のパラメータであり、
負値である前記第1パラメータは、温度が高いほど絶対値が大きくなり、
前記第1素子の前記発熱源に対する距離は、前記第2素子の前記発熱源に対する距離よりも短い、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1素子は、デプレッション型のNチャネルMOSFETにより構成され、
前記第2素子は、エンハンスメント型のNチャネルMOSFETにより構成され、
前記第1パラメータは、前記第1素子の閾値電圧であり、
前記第2パラメータは、前記第2素子の閾値電圧であり、
前記第1素子と前記第2素子は、入力電圧と接地端との間に直列に接続され、
前記第1素子のゲートおよびソースと、前記第2素子のゲートは、前記第1出力電圧の印加端に接続される、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記基準電圧源は、
前記第1出力電圧の出力端に接続される第1端を含む第1抵抗と、
前記第1抵抗の第2端に接続される第1コレクタと、前記第1コレクタと短絡される第1ベースと、接地端に接続される第1エミッタと、を含む第1NPNトランジスタと、
前記第1ベースに接続される第2ベースと、第2コレクタと、第2エミッタと、を含む第2NPNトランジスタと、
前記出力端に接続される第1端と、前記第2コレクタに接続される第2端と、を含む第2抵抗と、
前記第2エミッタに接続される第1端と、接地端に接続される第2端と、を含む第3抵抗と、
前記第2コレクタに接続される第3ベースと、前記出力端に接続される第3コレクタと、接地端に接続される第3エミッタと、を含む第3NPNトランジスタと、
を有し、
前記複数の素子は、前記第2抵抗と前記第3抵抗とを含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記電源回路は、リニアレギュレータに含まれており、
前記トランジスタは、入力電圧と前記第2出力電圧の出力端との間に接続される出力トランジスタである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記電源回路は、スイッチングレギュレータに含まれており、
前記トランジスタは、入力電圧と接地端との間に直列に接続される上側トランジスタおよび下側トランジスタである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の半導体装置を備える電源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リニアレギュレータなどの電源回路を集積化した半導体装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-4214号公報
【0004】
[概要]
ここで、リニアレギュレータなどにおいては、ロードレギュレーションと呼ばれる性能の改善が求められる。ロードレギュレーションは、負過電流の変動に対する出力電圧の変動を示す。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、ロードレギュレーションを改善できる半導体装置を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る半導体装置は、
電源回路を集積化して有する半導体装置であって、
前記電源回路は、
基準電圧としての第1出力電圧を生成するように構成される基準電圧源と、
前記第1出力電圧と前記電源回路の第2出力電圧に基づく帰還電圧とが入力されるように構成されるエラーアンプと、
前記エラーアンプの出力に基づいて制御され、かつ負荷電流が流れるように構成される1つ以上のトランジスタと、
を備え、
前記基準電圧源は、温度特性を有する素子を複数有し、
前記負荷電流が流れたときに発熱するように構成される発熱源からの前記複数の素子それぞれの距離を変えることで前記複数の素子に温度差を設け、前記第1出力電圧に前記負荷電流に対する正の特性を持たせる構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、例示的な電源装置の構成を示す図である。
図2は、ロードレギュレーションを模式的に示す図である。
図3は、基準電圧源の構成例を示す図である。
図4Aは、各種電圧の温度特性を模式的に示す図である。
図4Bは、各種電圧の温度特性を模式的に示す図である。
図5は、基準電圧源4における素子のレイアウトの第1例を示す図である。
図6は、基準電圧源4における素子のレイアウトの第2例を示す図である。
図7は、基準電圧源4における素子のレイアウトの第3例を示す図である。
図8は、電源装置の別の構成例を示す図である。
図9は、基準電圧源16における素子のレイアウトの第1例を示す図である。
図10は、基準電圧源16における素子のレイアウトの第2例を示す図である。
図11は、変形例に係る基準電圧源の構成を示す図である。
図12は、車両の構成例を示す外観図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
<リニアレギュレータ>
図1は、例示的な電源装置の構成を示す図である。図1に示す電源装置1は、リニアレギュレータである。電源装置1は、電源回路10と、分圧抵抗5A、5Bと、を備える。半導体装置1Aは、電源回路10を集積化して有する。
【0010】
電源回路10は、出力トランジスタ2と、エラーアンプ3と、基準電圧源4と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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