TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025047644
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156253
出願日
2023-09-21
発明の名称
電動車両の駆動力制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250326BHJP(車両一般)
要約
【課題】オフロードの走行時におけるクリープ駆動力を制御することができる電動車両の駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】オフロードを所定車速以下の車速で走行している際に、アクセル装置の操作量に応じた要求駆動力が、予め定められた所定時間以上継続して第1クリープ駆動力よりも大きい場合に(ステップS4でYes)、アクセル装置が操作されていない場合における要求駆動力を、第1クリープ駆動力よりも小さい第2クリープ駆動力に切り替える(ステップS5)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動力源としての電動機と、運転者が操作するアクセル装置とを備え、予め定められた所定車速以下で前記アクセル装置が操作されていない場合における要求駆動力を、予め定められた第1クリープ駆動力に設定する電動車両の駆動力制御装置であって、
前記電動機を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
オフロードを前記所定車速以下の車速で走行している際に、前記アクセル装置の操作量に応じた前記要求駆動力が、予め定められた所定時間以上継続して前記第1クリープ駆動力よりも大きい場合に、前記アクセル装置が操作されなくなった後の前記要求駆動力を、前記第1クリープ駆動力よりも小さい第2クリープ駆動力に切り替える
ことを特徴とする電動車両の駆動力制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電動機を駆動力源として備えた電動車両の駆動力制御装置に関し、特に、アクセル操作されていない状態でのクリープ駆動力を制御する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アクセルペダルの踏み込み量が、予め定められた所定量以上の場合に駆動力を発生させ、アクセルペダルの踏み込み量が所定量未満の場合に制動力を発生させる、いわゆるワンペダル操作によって駆動力と制動力とを制御することができる車両の制御装置が記載されている。この制御装置は、ワンペダル操作によって駆動力と制動力とを制御する車両になれていない運転者の違和感を抑制するために、ワンペダル操作によって減速走行している間、併設されているブレーキペダルの踏み込み操作された回数が所定回数以上となった場合に、アクセルオフ時の制動力を増加させ、アクセルペダルの踏み直し操作が所定回数以上である場合に、アクセルオフ時の制動力を減少させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンを駆動力源として備えたいわゆるコンベンショナルな車両は、停車時や極低車速での走行時にアクセルペダルの操作量を零(アクセルオフ)にすると、クリープ駆動力が発生するように構成されている。そのため、電動機を駆動力源として備えた従来の電動車両もコンベンショナルな車両と同様に、停車時や極低車速での走行時にアクセルペダルの操作量を零にすると、クリープ駆動力と同等の大きさの駆動力を発生させるように構成されている。しかしながら、アクセルオフ時におけるクリープ駆動力は、車速に応じて一律に設定されているため、走行状況に応じて適切な駆動力を発生させるための技術的な改善の余地があった。
【0005】
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、オフロードの走行時におけるクリープ駆動力を制御することができる電動車両の駆動力制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、この発明は、駆動力源としての電動機と、運転者が操作するアクセル装置とを備え、予め定められた所定車速以下で前記アクセル装置が操作されていない場合における要求駆動力を、予め定められた第1クリープ駆動力に設定する電動車両の駆動力制御装置であって、前記電動機を制御するコントローラを備え、前記コントローラは、オフロードを前記所定車速以下の車速で走行している際に、前記アクセル装置の操作量に応じた前記要求駆動力が、予め定められた所定時間以上継続して前記第1クリープ駆動力よりも大きい場合に、前記アクセル装置が操作されなくなった後の前記要求駆動力を、前記第1クリープ駆動力よりも小さい第2クリープ駆動力に切り替えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明における電動車両の駆動力制御装置は、オフロードを低車速で走行している間、第1クリープ駆動力よりも大きい駆動力が所定時間以上継続して要求されている場合に、アクセル装置が操作されなくなった後の要求駆動力を、第1クリープ駆動力よりも小さい第2クリープ駆動力に切り替える。したがって、例えば、大きな駆動力を出力して、大きな岩を乗り越えた後に停車または減速するために、アクセル装置の操作量を低減してブレーキ装置を操作する切り替え操作の過渡期に、駆動力が過剰となることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は凹凸の段差が小さい走行路を電動車両が走行している状態を示す図であり、(b)は岩石を電動車両が乗り上げる状態を示す図である。
この発明の実施形態における駆動力制御装置で実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。
第1クリープ駆動力および第2クリープ駆動力を定めるためのマップの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の実施形態を図を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態はこの発明を実施した場合の一例に過ぎないのであって、この発明を限定するものではない。
【0010】
この発明の実施形態における電動車両は、駆動力源としての電動機を備えている。この電動機は、従来の電気自動車やハイブリッド車両の駆動力源として設けられた電動機と同様に構成することができる。すなわち、蓄電装置から電力が供給されることにより駆動トルクを出力するモータとしての機能に加えて、出力軸が連れ回されることにより、その動力の少なくとも一部を電力に変換する発電機としての機能を備えている。そのような電動機としては、ロータに永久磁石が設けられた同期電動機を採用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
正極層
1日前
トヨタ自動車株式会社
飛行体
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
2日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
2日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両床下構造
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
窓曇り検出装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
鋳バリ抑制方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
グラフ生成方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
資源の回収方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
車載空調システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
電極体の製造方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
ハイブリッド自動車
2日前
トヨタ自動車株式会社
工作機械の制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置の取付構造
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両用動力伝達装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
工作機械の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両用の情報処理装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
資産位置特定システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
歯形を鍛造成形する方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両用燃料電池システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
V型エンジンの制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
運行システム及び運行方法
2日前
続きを見る
他の特許を見る