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公開番号
2025047205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155559
出願日
2023-09-21
発明の名称
データ処理装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
G01M
7/02 20060101AFI20250326BHJP(測定;試験)
要約
【課題】不連続点を含む連続データの全体的な波形を保持しつつ、不連続点を解消する。
【解決手段】連続データの変換処理を行うデータ処理装置は、連続データの変化勾配の推移が不連続となる不連続点を特定する特定処理部と、不連続点の前後の所定範囲のデータ値に対してデータ変換処理を実行し、不連続点を解消した変換後連続データを生成する変換処理部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
連続データの変換処理を行うデータ処理装置において、
前記連続データの変化勾配の推移が不連続となる不連続点を特定する特定処理部と、
前記不連続点の前後の所定範囲のデータ値に対してデータ変換処理を実行し、前記不連続点を解消した変換後連続データを生成する変換処理部と、
を備えた、データ処理装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記変換処理部は、
前記連続データの前記不連続点の前後の傾きをそれぞれ求め、前記傾きと、任意に設定される前記所定範囲での最大加速度と、に基づいて前記データ変換処理を実行し、前記不連続点を解消する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記変換処理部は、
前記連続データの前記不連続点の前後の傾きをそれぞれ求め、前記傾きと、任意に設定される前記データ変換処理を実行する前記所定範囲と、に基づいて前記データ変換処理を実行し、前記不連続点を解消する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記変換処理部は、
前記連続データの前記不連続点の前後の傾きをそれぞれ求め、前記傾きと、任意に設定される前記不連続点を前記データ変換処理した後のデータ値と、に基づいて前記データ変換処理を実行し、前記不連続点を解消する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記変換処理部は、
前記連続データの前記所定範囲のデータ値に対して下記式(1)を用いたデータ変換処理を実行し、前記不連続点を解消した前記変換後連続データを生成する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
TIFF
2025047205000006.tif
27
168
a
p
:加速度の設定値
α:不連続点の前又は後の変位の傾き
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、所定の状態値の変位を示す連続データを加速度波形の連続データに変換して利用することが行われている。例えばある振動を加振装置により再現したい場合、振動の変位波形のデータを二階微分した加速度波形のデータに基づいて加振装置が駆動され、振動を再現している。
【0003】
例えば特許文献1には、車両で測定された振動に基づいて生成された加速度データや、車両振動に対応するように作成された加速度データを用いて車両に発生する振動を再現する加振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-158492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、再現しようとする状態値の変位波形のデータが、変化勾配の推移が不連続となる不連続点を含む場合、変位波形のデータから得られる加速度波形のデータは、不連続点に対応する箇所に、瞬時的に加速度が過大となるインパルスを持つこととなる。一般的に、加振装置の仕様として、実現可能な最大加速度が設定されているため、インパルスを持つ加速度波形のデータを指示値として入力することができない。したがって、再現しようとする振動の変位波形のデータが不連続点を含む場合、加振装置により当該振動を再現することが困難である。
【0006】
これに対して、ローパスフィルタを用いて加速度波形のデータから不連続点又はインパルスを除去する方法が考えられる。しかしながら、ローパスフィルタを用いる場合、元の変位波形のデータの不連続点を解消するだけでなく、全体的に変位波形を崩すおそれがある。また、ローパスフィルタを用いる場合、通過帯域周波数の設定は波形ごとに異なるため、変位波形ごとに通過帯域周波数の適合が必要になる。
【0007】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、不連続点を含む連続データの全体的な波形を保持しつつ、不連続点を解消することが可能なデータ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、連続データの変換処理を行うデータ処理装置であって、上記連続データの変化勾配の推移が不連続となる不連続点を特定する特定処理部と、上記不連続点の前後の所定範囲のデータ値に対してデータ変換処理を実行し、上記不連続点を解消した変換後連続データを生成する変換処理部と、を備えた、データ処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本開示によれば、不連続点を含む連続データの全体的な波形を保持しつつ、不連続点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
振動の変位の時間変化を表した変位波形、振動の速度の時間変化を表した速度波形、及び、振動の加速度の時間変化を表した加速度波形を示す説明図である。
ローパスフィルタを用いて加速度波形の不連続点及びインパルスを除去する参考例を示す説明図である。
本開示の実施の形態に係るデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。
同実施形態に係るデータ処理装置の変換処理部によるデータ変換処理の概略図である。
同実施形態に係るデータ処理装置の変換処理部による不連続点の前後で変位波形の傾きが大きくなる不連続点に対するデータ変換処理の説明図である。
同実施形態に係るデータ処理装置の変換処理部による不連続点の前後で変位波形の傾きが小さくなる不連続点に対するデータ変換処理の説明図である。
同実施形態に係るデータ処理装置の変換処理部による関数を用いたデータ変換処理を示す説明図である。
加速度の設定値の違いによる変換後の変位波形の違いを示す説明図である。
加速度の設定値の違いによる変換後の変位波形の違いを示す説明図である。
同実施形態に係るデータ処理装置の変換処理部によるデータ変換処理のフローチャートである。
データ変換処理を実行する不連続点の前後の所定範囲を設定する変形例を示す説明図である。
データ変換処理を実行する不連続点の前後の所定範囲を設定する変形例を示す説明図である。
不連続点のデータ値をデータ変換処理した後のデータ値を設定する変形例を示す説明図である。
不連続点のデータ値をデータ変換処理した後のデータ値を設定する変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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