TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025040984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023147999
出願日2023-09-13
発明の名称溶解金属加熱用浸漬ヒータ及びその製造方法
出願人三建産業株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 3/82 20060101AFI20250318BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】安全で高出力化を図ることのできる溶解金属加熱用浸漬ヒータを提供する。
【解決手段】導電部22と発熱体23が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯100に浸漬して溶湯100を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータ20で、発熱体23の外側下部から覆うように、導電部22と発熱体23が上下に一体化されたものの外周及び底部に内側から少なくとも第1層31及び第2層32が設けられ、第1層31は、熱硬化性樹脂41に対して、アルミナ42と窒化アルミニウム43の混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであり、第2層32は、熱硬化性樹脂41に対して、アルミナ42だけを混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電部と発熱体が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯に浸漬して前記溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータであって、
前記導電部の下部と、その下側に一体化された前記発熱体の全部を、前記発熱体の外側下部から覆うように少なくとも第1層が設けられ、
前記第1層は、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであることを特徴とする溶解金属加熱用浸漬ヒータ。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
導電部と発熱体が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯に浸漬して前記溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータであって、
前記導電部の下部と、その下側に一体化された前記発熱体の全部を、前記発熱体の外側下部から覆うように内側から少なくとも第1層及び第2層が設けられ、
前記第1層は、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであり、
前記第2層は、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナだけを混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであることを特徴とする溶解金属加熱用浸漬ヒータ。
【請求項3】
前記第1層と第2層の間に第3層が設けられ、
前記第3層は、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであり、前記第3層における窒化アルミニウムに対するアルミナの割合は、前記第1層における窒化アルミニウムに対するアルミナの割合よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の溶解金属加熱用浸漬ヒータ。
【請求項4】
導電部と発熱体が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯に浸漬して前記溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法であって、
前記導電部の下部と、その下側に一体化された前記発熱体の全部を、前記発熱体の外側下部から覆うように内側から少なくとも第1層及び第2層が設けられ、
前記第1層は、熱硬化性樹脂に対して、アルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜた第1樹脂混合材料を、有底中空筒状の第1枠体に前記導電部及び前記発熱体の外周及び前記発熱体の底部に第1隙間を設けた状態でセットした後、前記第1隙間に前記第1樹脂混合材料を充填し前記第1枠体の外部から熱を加えて前記第1樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられ、
前記第2層は、前記第1枠体から前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を取り出し、熱硬化性樹脂に対して、アルミナだけを混ぜた第2樹脂混合材料を、有底中空筒状で前記第1枠体よりも中空容量が大きい第2枠体に前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を外周及び底部に第2隙間を設けた状態でセットした後、前記第2隙間に前記第2樹脂混合材料を充填し前記第2枠体の外部から熱を加えて前記第2樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられるようにしたことを特徴とする溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法。
【請求項5】
前記第1層と第2層の間に第3層が設けられ、
前記第3層は、前記導電部及び前記発熱体に前記第2層が設けられる前で前記第1層が設けられた後に設けられ、熱硬化性樹脂に対して、前記第1層における窒化アルミニウムに対するアルミナの割合よりも大きい割合としたアルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜた第3樹脂混合材料を、有底中空筒状で前記第1枠体よりも中空容量が大きくかつ前記第2枠体よりも小さい第3枠体に前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を外周及び底部に第3隙間を設けた状態でセットした後、前記第3隙間に前記第3樹脂混合材料を充填し前記第3枠体の外部から熱を加えて前記第3樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法。
【請求項6】
導電部と発熱体が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯に浸漬して前記溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法であって、
前記導電部の下部と、その下側に一体化された前記発熱体の全部を、前記発熱体の外側下部から覆うように内側から少なくとも第1層及び第2層が設けられ、
前記第1層は、紫外線硬化樹脂に対して、アルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜた第1樹脂混合材料を、有底中空筒状で紫外線透過可能な第1枠体に前記前記導電部及び前記発熱体を外周及び底部に第1隙間を設けた状態でセットした後、前記第1隙間に前記第1樹脂混合材料を充填し前記第1枠体の外部から紫外線を加えて前記第1樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられ、
前記第2層は、前記第1枠体から前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を取り出し、紫外線硬化樹脂に対して、アルミナだけを混ぜた第2樹脂混合材料を、有底中空筒状かつ紫外線透過可能で、前記第1枠体よりも中空容量が大きい第2枠体に前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を外周及び底部に第2隙間を設けた状態でセットした後、前記第2隙間に前記第2樹脂混合材料を充填し前記第2枠体の外部から紫外線を加えて前記第2樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられるようにしたことを特徴とする溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法。
【請求項7】
前記第1層と第2層の間に第3層が設けられ、
前記第3層は、前記導電部及び前記発熱体に前記第2層が設けられる前で前記第1層が設けられた後に設けられ、紫外線硬化樹脂に対して、前記第1層における窒化アルミニウムに対するアルミナの割合よりも大きい割合としたアルミナと窒化アルミニウムの混合粉末を混ぜた第3樹脂混合材料を、有底中空筒状かつ紫外線透過可能で、前記第1枠体よりも中空容量が大きくかつ前記第2枠体よりも小さい第3枠体に前記第1層付きの前記導電部及び前記発熱体を外周及び底部に第3隙間を設けた状態でセットした後、前記第3隙間に前記第3樹脂混合材料を充填し前記第3枠体の外部から紫外線を加えて前記第3樹脂混合材料を硬化させることで前記導電部及び前記発熱体に設けられるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶解または温度保持に使用される溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータ及びその溶解金属加熱用浸漬ヒータの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、図8に示すように、溶解または温度保持に使用される溶湯を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータ10として、ヒータ本体を構成する保護管11に導電部12と発熱体13設け、保護管11と発熱体13との間に熱伝導を目的とする粉末を充填したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このように熱伝導性に優れた粉末からなる充填材14としては、様々なものが存在するが、特許文献1では、酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と、第2化合物として、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe
2

3
)、および四酸化三鉄(Fe
3

4
)からなる群から選定された、少なくとも一つと、を含む、無機充填物が充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-139847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
溶解金属加熱用浸漬ヒータ10の1本あたりの高出力化を妨げる要因として、発熱体13の最高使用温度や、充填材14の最高使用温度があげられ、図8のように、充填材14が保護管11内にあると高出力化により温度が上がりやすくさらなる高出力化は困難であった。
これに対して、高出力化のため最高使用温度を上げるために発熱体13を炭化ケイ素(SiC)とし、充填材14をアルミナ粉末とすることが考えられるが、この場合、アルミナ粉末を保護管11に充填することは困難であった。
【0006】
また、保護管11と発熱体13の間に粉体を充填した溶解金属加熱用浸漬ヒータ10は、導電部12や発熱体13の表面が酸化するとその摩擦係数が大きくなり、溶解金属加熱用浸漬ヒータ10の温度変化による熱膨張や熱収縮が抑制されて大きな応力が導電部12や発熱体13に作用し、その結果、導電部12や発熱体13が破損してしまうことがある。また、粉体が酸化する性質を持っているとその酸化によって絶縁抵抗値が低下するため漏電の危険性もある。
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、安全で高出力化を図ることのできる溶解金属加熱用浸漬ヒータ及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の溶解金属加熱用浸漬ヒータは、導電部(22)と発熱体(23)が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯(100)に浸漬して前記溶湯(100)を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータ(20)であって、
前記導電部(22)の下部と、その下側に一体化された前記発熱体(23)の全部を、前記発熱体(23)の外側下部から覆うように少なくとも第1層(31)が設けられ、
前記第1層(31)は、熱硬化性樹脂(41)又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナ(42)と窒化アルミニウム(43)の混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、導電部(22)と発熱体(23)が上下に一体化され、溶解または温度保持に使用される溶湯(100)に浸漬して前記溶湯(100)を加熱する溶解金属加熱用浸漬ヒータ(20)であって、
前記導電部(22)の下部と、その下側に一体化された前記発熱体(23)の全部を、前記発熱体(23)の外側下部から覆うように内側から少なくとも第1層(31)及び第2層(32)が設けられ、
前記第1層(31)は、熱硬化性樹脂(41)又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナ(42)と窒化アルミニウム(43)の混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであり、
前記第2層(32)は、熱硬化性樹脂(41)又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナ(42)だけを混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記第1層(31)と第2層(32)の間に第3層(33)が設けられ、
前記第3層(33)は、熱硬化性樹脂(41)又は紫外線硬化樹脂に対して、アルミナ(42)と窒化アルミニウム(43)の混合粉末を混ぜ硬化成型したものを焼結してなるものであり、前記第3層(33)における窒化アルミニウム(43)に対するアルミナ(42)の割合は、前記第1層(31)における窒化アルミニウム(43)に対するアルミナ(42)の割合よりも大きいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三建産業株式会社
非鉄金属溶解炉用電気ヒータ装置
5か月前
三建産業株式会社
溶解金属加熱用浸漬ヒータ及びその製造方法
11日前
個人
放電器
4日前
個人
静電気排除専用ノズル。
10日前
個人
day & night.
9日前
株式会社遠藤照明
照明システム
12日前
アズビル株式会社
係止構造
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
日本精機株式会社
フラッシャ駆動回路
1か月前
富士電子工業株式会社
判定方法
1か月前
住友ベークライト株式会社
基板
1か月前
愛知電機株式会社
ブッシングの取付金具
20日前
東洋電装株式会社
点灯回路
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
23日前
株式会社クラベ
線状体及び面状ユニット
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
タニコー株式会社
加熱調理器
2か月前
個人
電波吸収体の製造方法および電波吸収体
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
16日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
株式会社国際電気
取っ手付き機器
5日前
ローム株式会社
発光素子駆動回路
1か月前
富士通株式会社
コネクタの取り外し方法
1か月前
三菱電機株式会社
電気機器
2か月前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
三菱電機株式会社
電子機器
2か月前
株式会社デンソー
電子装置
24日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
2か月前
学校法人金沢工業大学
マイクロ波加熱装置
1か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
株式会社遠藤照明
照明システム及び照明制御装置
12日前
株式会社クラベ
コード状ヒータとヒータユニット
24日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
2か月前
続きを見る