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公開番号2025040594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147495
出願日2023-09-12
発明の名称熱交換器
出願人マレリ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F28F 3/08 20060101AFI20250317BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換器の熱交換性能を向上させる。
【解決手段】熱交換器100は、一対のヘッダタンク20と、積層方向に積層され、冷却水が流通する流路部33を内部に形成する流路形成部32を有し、外部を流通する潤滑油との間で熱交換を行う複数の熱交換部30と、を備え、各々の熱交換部30は、流路形成部32の内側に設けられる凹部31aどうしが対向して流路部33を形成するように積層方向に積層される一対のプレート31を有し、流路部33は、積層方向に隣り合う他の熱交換部30の流路部33と積層方向に重ならないようにオフセット配置され、流路形成部32は、積層方向の高さH[mm]が積層方向に隣り合う熱交換部30のピッチP[mm]の1/2(P/2[mm])よりも大きい流路拡大部41を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
熱交換器であって、
一対のヘッダタンクと、
積層方向に積層され、第1流体が流通する流路部を内部に形成する流路形成部を有し、外部を流通する第2流体との間で熱交換を行う複数の熱交換部と、
を備え、
各々の前記熱交換部は、前記流路形成部の内側に設けられる凹部どうしが対向して前記流路部を形成するように前記積層方向に積層される一対のプレートを有し、
前記流路部は、前記積層方向に隣り合う他の前記熱交換部の前記流路部と前記積層方向に重ならないようにオフセット配置され、
前記流路形成部は、前記積層方向の高さが前記積層方向に隣り合う前記熱交換部のピッチの1/2よりも大きい流路拡大部を有する、
熱交換器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記流路形成部は、前記流路部の高さを前記流路拡大部における高さへと徐々に変化させる遷移部を更に有する、
熱交換器。
【請求項3】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記流路形成部は、前記ヘッダタンクとの接続部に前記流路部の他の部分よりも流路断面積が小さい絞り部を有する、
熱交換器。
【請求項4】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記流路部がオフセット配置されるオフセット方向において、前記一対のプレートの互いに接合される接合部の長さは、前記流路部を形成する前記凹部の反対の面の凸部の長さよりも小さい、
熱交換器。
【請求項5】
請求項4に記載の熱交換器であって、
前記流路拡大部が設けられる位置では、第2流体の流路断面積が最小である、
熱交換器。
【請求項6】
請求項5に記載の熱交換器であって、
前記接合部から前記流路拡大部に向かって傾斜する前記プレートの角度は鋭角である、
熱交換器。
【請求項7】
請求項4に記載の熱交換器であって、
前記流路形成部は、
前記流路拡大部を有して第1流体が直線的に流通する複数の直線流路部と、
隣り合う前記直線流路部どうしを第1流体が流通可能に連通させる連通流路と、
を有し、
前記直線流路部における前記連通流路と交差する位置における流路高さは、前記連通流路の他の部分における流路高さと同じである、
熱交換器。
【請求項8】
請求項1に記載の熱交換器であって、
第2流体は、複数の前記流路拡大部の外部を横切るように複数の前記熱交換部の間を流通する、
熱交換器。
【請求項9】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記プレートは、前記積層方向に積層されて前記ヘッダタンクと前記熱交換部とを一体に形成する、
熱交換器。
【請求項10】
請求項7に記載の熱交換器であって、
前記積層方向に隣り合う前記プレートにおける前記連通流路の凸部どうしは、互いに接合される、
熱交換器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱交換部材における連通流路が形成されていない部位に、隣接する熱交換部材の連通流路に当接する複数のエンボスを形成し、隣接する熱交換部材の間隔を保持する熱交換器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-151392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器では、熱交換部材に連通流路が形成されていない部位が多いので、熱交換性能が低くなるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、熱交換器の熱交換性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、熱交換器は、一対のヘッダタンクと、積層方向に積層され、第1流体が流通する流路部を内部に形成する流路形成部を有し、外部を流通する第2流体との間で熱交換を行う複数の熱交換部と、を備え、各々の前記熱交換部は、前記流路形成部の内側に設けられる凹部どうしが対向して前記流路部を形成するように前記積層方向に積層される一対のプレートを有し、前記流路部は、前記積層方向に隣り合う他の前記熱交換部の前記流路部と前記積層方向に重ならないようにオフセット配置され、前記流路形成部は、前記積層方向の高さが前記積層方向に隣り合う前記熱交換部のピッチの1/2よりも大きい流路拡大部を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様では、熱交換部における第1流体が流通する流路部は、積層方向に隣り合う他の熱交換部の流路部と積層方向に重ならないようにオフセット配置され、流路形成部は、積層方向の高さが積層方向に隣り合う熱交換部のピッチの1/2よりも大きい流路拡大部を有する。そのため、流路拡大部が設けられる部分においては、流路拡大部の大きさの分だけ熱交換面積が大きくなり、第2流体の流路が狭くなることで第2流体の流速が高くなる。よって、流路拡大部の内部の流路部を流通する第1流体と外部を流通する第2流体との熱交換量を増加させることができる。したがって、熱交換器の熱交換性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る熱交換器を斜め上方から見た外観斜視図である。
図2は、図1におけるII-II線に沿う断面図であり、熱交換器の底面の第1バイパス防止部材について説明する図である。
図3は、図1におけるIII-III線に沿う断面図であり、熱交換器の側面の第2バイパス防止部材について説明する断面図である。
図4は、図1におけるIV-IV線に沿う断面に相当する図であり、複数のプレートのうち一つを示す斜視図である。
図5は、図4におけるV-V線に沿う熱交換部の断面を示す図である。
図6は、図4におけるVI-VI線に沿う熱交換部の断面を示す図である。
図7は、熱交換器の車両への取り付け状態の変形例について説明する構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る熱交換器100について説明する。
【0010】
まず、図1から図3を参照して、熱交換器100の全体構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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