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公開番号
2025040309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023147145
出願日
2023-09-11
発明の名称
駆動装置
出願人
株式会社SOKEN
,
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
7/00 20060101AFI20250314BHJP(車両一般)
要約
【課題】ブレーキ摺動部から回転子の磁石部への伝熱を抑制することができる駆動装置を提供する。
【解決手段】車輪ユニット10は、回転子30及び固定子40を有するモータ12と、回転中心軸線を中心として円周状に延びる周方向において円環状をなし、摩擦部材が押し付けられるブレーキディスク50と、を備える。回転子30は、円筒状のキャリア部31と、キャリア部31の内周面に設けられた磁石部32と、周方向において円環状をなすとともに、キャリア部31の軸方向における端部に設けられており、ブレーキディスク50が取り付けられる中間取付部60と、を有する。車輪ユニット10は、回転中心軸線LCを中心に回転することにより、径方向への空気の流れを生じさせるファン80を備える。ファン80の位置は、ブレーキディスク50に対して径方向に離れた位置である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の軸方向に延びる回転中心軸線を中心に回転する回転子(30)、及び前記軸方向と直交する径方向において前記回転子の内側に配置された固定子(40)を有するモータ(12)と、
前記回転中心軸線を中心として円周状に延びる周方向において円環状をなし、摩擦部材が押し付けられるブレーキ摺動部(50,53)と、
を備える駆動装置において、
前記回転子は、
円筒状のキャリア部(31)と、
前記キャリア部の内周面に設けられた磁石部(32)と、
前記周方向において円環状をなすとともに、前記キャリア部の前記軸方向における端部に設けられており、前記ブレーキ摺動部が取り付けられる中間取付部(60)と、
を有し、
前記回転中心軸線を中心に回転することにより、前記径方向への空気の流れを生じさせるファン(80)を備え、
前記ファンの位置は、前記ブレーキ摺動部に対して前記径方向に離れた位置である、駆動装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記ファンは、前記中間取付部のうち、前記径方向において前記ブレーキ摺動部よりも内側部分に取り付けられた遠心ファンである、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記中間取付部は、
前記周方向において円環状をなし、前記ブレーキ摺動部及び前記ファンが取り付けられる第1円環部(63)と、
前記周方向において円環状をなすとともに前記軸方向において前記第1円環部よりも前記キャリア部側に設けられ、前記キャリア部が取り付けられる第2円環部(64)と、
前記軸方向において前記第1円環部及び前記第2円環部の間に設けられ、前記第1円環部及び前記第2円環部それぞれの前記径方向における内側端部を接続する渡り部(65)と、
を有する、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記ファン及び前記ブレーキ摺動部は、前記中間取付部のうち前記軸方向において前記キャリア部とは反対側の端部に取り付けられ、
前記径方向において前記中間取付部の内側に設けられた外輪(36a)、内輪(36b)、並びに前記外輪及び前記内輪の間に配置された複数の転動体(36c)を有し、前記固定子に対して前記回転子を回転可能に支持する軸受(36)と、
円環状のシール材(37)と、
を備え、
前記固定子は、前記径方向において前記外輪と対向する部分であって、前記内輪が設けられる内輪設置部(47a)を有し、
前記中間取付部のうち前記軸方向において前記ファン側の端部と、前記内輪設置部のうち前記軸方向において前記ファン側の端部との間は、前記シール材が設けられる円環状のシール設置部(38)とされている、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記ブレーキ摺動部には、前記軸方向に延びるボルト挿通孔(51)が形成されており、
前記中間取付部には、前記ブレーキ摺動部の側から前記軸方向に延びる雌ネジ孔(61)が形成されており、
ボルト(70)の軸部を取り囲むように設けられ、前記軸方向に貫通する貫通孔(72)が形成された環状の支持部(71)と、
前記ボルト挿通孔及び前記貫通孔に前記ボルトが挿通されるとともに、前記ボルトの軸部に形成された雄ネジが前記雌ネジ孔にねじ込まれた状態において、前記ブレーキ摺動部及び前記中間取付部の間に前記支持部が挟まれており、
前記ブレーキ摺動部と前記中間取付部との間には、前記ファンから排出された空気が、前記支持部の周辺を通り、前記中間取付部の外周側へと流れることが可能な隙間部(90)が形成されている、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ブレーキ摺動部は、前記摩擦部材であるブレーキパッドが押し付けられるブレーキディスク(50)である、請求項2~5のいずれか1項に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記ブレーキ摺動部は、摩擦部材であるブレーキシュー(54)が押し付けられるブレーキドラム(53)であり、
前記ブレーキシューは、前記径方向において前記ブレーキドラムよりも内側に設けられており、
前記ファンは、前記ブレーキドラムの外周面に取り付けられており、
前記ブレーキドラムは、前記径方向に貫通するとともに前記周方向において所定間隔で設けられた通気孔(55)を有する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記固定子は、
前記磁石部に対して前記径方向に対向する位置に前記周方向に並んで配置される固定子巻線(41)と、
前記径方向において前記固定子巻線の内側に設けられ、前記固定子巻線を支持する円筒状の固定子コア(42)と、
前記径方向において前記固定子コアの内側に組付けられる固定子円筒部(44)と、
を有し、
前記円筒部には、冷媒を流通させる冷媒通路(46)が形成されており、
前記冷媒通路を循環する前記冷媒の流れによって、前記回転中心軸線を中心に前記ファンを回転させる回転機構を備える、請求項1に記載の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータを備える駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載されているように、ファンを備える駆動装置が知られている。ファンは、モータの回転子における回転中心軸線を中心に回転する。ファンの回転によりモータのハウジングへの送風を行い、モータの冷却能力の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-30526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータとしては、回転子、及び径方向において回転子の内側に配置された固定子を有するアウタロータ型のものが知られている。回転子は、円筒状のキャリア部と、キャリア部の内周面に設けられた磁石部とを有する。
【0005】
ここで、回転子には、回転子を制動するブレーキ装置のブレーキ摺動部が取り付けられることがある。この場合に、ブレーキ摺動部で発生した熱が磁石部に伝わり、磁石部の磁束密度が低下することが懸念される。
【0006】
例えば、ファンの回転によりモータのハウジングへの送風を行う構成では、発熱源であるブレーキ摺動部の冷却が効果的に行われないことに起因して、ブレーキ摺動部で発生した熱が磁石部に伝わることが懸念される。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ブレーキ摺動部から回転子の磁石部への伝熱を抑制することができる駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、
所定の軸方向に延びる回転中心軸線を中心に回転する回転子、及び前記軸方向と直交する径方向において前記回転子の内側に配置された固定子を有するモータと、
前記回転中心軸線を中心として円周状に延びる周方向において円環状をなし、摩擦部材が押し付けられるブレーキ摺動部と、
を備える駆動装置において、
前記回転子は、
円筒状のキャリア部と、
前記キャリア部の内周面に設けられた磁石部と、
前記周方向において円環状をなすとともに、前記キャリア部の前記軸方向における端部に設けられており、前記ブレーキ摺動部が取り付けられる中間取付部と、
を有し、
前記回転中心軸線を中心に回転することにより、前記径方向への空気の流れを生じさせるファンを備え、
前記ファンの位置は、前記ブレーキ摺動部に対して前記径方向に離れた位置である。
【0009】
ブレーキ摺動部が、回転子の中間取付部に取り付けられている。中間取付部は、周方向において円環状をなすとともに、回転子のキャリア部における軸方向端部に設けられている。キャリア部の内周面には、磁石部が設けられている。この場合、中間取付部及びキャリア部を介して、ブレーキ摺動部で発生した熱が磁石部に伝わることが懸念される。この点、ブレーキ摺動部への送風を行うことにより、発熱源であるブレーキ摺動部を冷却し、ブレーキ摺動部から磁石部への伝熱を抑制することが考えられる。
【0010】
そこで、本開示において、駆動装置は、回転中心軸線を中心に回転することにより、径方向への空気の流れを生じさせるファンを備えている。そして、ブレーキ摺動部に対して径方向に離れた位置にファンが配置されている。この場合、ファンの回転により生じる径方向への空気の流れ道に、ブレーキ摺動部を配置することが可能となる。これにより、ファンの回転により空気をブレーキ摺動部に当て、ブレーキ摺動部を冷却することができる。そのため、ブレーキ摺動部の放熱性を向上することができる。その結果、ブレーキ摺動部から回転子の磁石部への伝熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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