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公開番号2025037736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144856
出願日2023-09-06
発明の名称N-置換ペプチドの製造方法
出願人国立大学法人東海国立大学機構,横河電機株式会社,ペプチドリーム株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C07K 1/06 20060101AFI20250311BHJP(有機化学)
要約【課題】エピメリ化を抑制しつつ、高い収率で、且つ、迅速に、多様なC末端遊離N-置換ペプチドを合成する方法を提供する。
【解決手段】
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で表されるN-置換ペプチドの製造方法であって、
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025037736000052.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">11</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
で表される第1のアミノ酸と、
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025037736000053.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">11</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
で表される第2のアミノ酸と、シリル化剤と、縮合剤と、第3級アミンと、イミダゾール誘導体とを、反応させる工程を含む、製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(6):
TIFF
2025037736000042.tif
26
170
[式中、P

は、アミノ基の保護基を示す。R

は、炭素数1~10の炭化水素基を示す。AA

及びAA

は同一又は異なって、アミノ酸残基を示す。]
で表されるN-置換ペプチドの製造方法であって、
一般式(1):
TIFF
2025037736000043.tif
11
170
[式中、各記号は前記に同じである。]
で表される第1のアミノ酸と、
一般式(2):
TIFF
2025037736000044.tif
11
170
[式中、各記号は前記に同じである。]
で表される第2のアミノ酸と、
シリル化剤と、
一般式(3):
TIFF
2025037736000045.tif
25
170
[式中、Xは、ハロゲン原子を示す。Yは、炭素数1~10の炭化水素基を示す。]
で表される縮合剤と、
一般式(4):
TIFF
2025037736000046.tif
33
170
[式中、R

、R

及びR

は同一又は異なって、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基、又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基を示す。或いは、R

、R

及びR

のうち2つ以上が連結して置換又は非置換の環(但し、イミダゾール環を除く)を形成していてもよく、当該環は1個以上のヘテロ原子を有していてもよい。]
で表される第3級アミンと、
一般式(5):
TIFF
2025037736000047.tif
27
170
[式中、R

は、炭素数1~10の炭化水素基を示す。]
で表されるイミダゾール誘導体とを、反応させる工程を含む、製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記工程において、さらに、酸を使用する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記酸が、水中での酸解離定数(pKa)が3以下であるブレンステッド酸である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記R

、R

及びR

はいずれもメチル基ではない、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項5】
前記工程において、さらに、一般式(7):
TIFF
2025037736000048.tif
33
170
[式中、R

、R

及びR

は同一又は異なって、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基、又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基を示す。或いは、R

、R

及びR

のうち2つ以上が連結して置換又は非置換の環を形成していてもよく、当該環は1個以上のヘテロ原子を有していてもよい。但し、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つ以上はメチル基である。]
で表される第3級アミンを使用する、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記シリル化剤が、式:

4-a-b
SiZ



[式中、Zは同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。Rは同一又は異なって、炭素数1~10の炭化水素基を示す。aは1~3の整数であり、bは1~3の整数であり、且つ2≦a+b≦4である。]
で表されるオルガノハロシランである、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
製造方法。
【請求項7】
前記Yが、イソプロピル基である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項8】
前記R

が、炭素数1~3のアルキル基である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項9】
前記工程の反応温度が10~100℃である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項10】
前記工程の反応時間が120分未満である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、N-置換ペプチドの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
アミド結合を構成する窒素原子上に置換基(例えば、メチル基)を有するN-置換ペプチドは、高い生体適合性、細胞膜透過性、及び分解酵素耐性を有しうることから、薬剤候補分子として大きな注目を集めている。N-置換ペプチドを得る方法の一つとして、C、N両末遊離のN-置換アミノ酸を用いて、ペプチドをC末端方向に伸長させる方法が挙げられる。C、N両末遊離のN-置換アミノ酸は塩基性条件下でN末側が優先的に反応することがよく知られているため、この方法により、伸長したC末遊離のペプチドが脱保護工程を挟まず、直接的に得られる。これにより工程数及び製造コストの削減、原子効率(Atom Economy)の向上が可能になる。一般的にC、N両末遊離のアミノ酸は水以外の溶媒に対する溶解性が乏しいことが多い。一方で、水を溶媒として利用すると、反応で生じる中間体の望まない加水分解を引き起こすリスクが高まる。これを解決する手法として、非特許文献1では、一時的な保護を可能にするシリル化剤と、クロロギ酸イソブチルとを組み合わせて用いることによって、C、N両末遊離のアミノ酸の有機溶媒への溶解性を高め、しかも後処理時に一時的なシリル保護の除去も同時に行うことにより、工程数の増大を防いでいる。これにより、N-非置換アミノ酸を用いて効率よくペプチドを伸長させられることを報告しているが、N-置換アミノ酸のアミノ基は反応性に乏しいため、非特許文献1の方法でN-置換ペプチドを高収率で得ることは不可能である。また、長時間反応させることによってN-置換ペプチドの収率は向上し得るが、この場合、長時間の反応によってN-置換ペプチド中のラセミ化(エピメリ化)が生じやすい。また連続生産に有利なフロー法を利用する上で反応時間が長い場合、著しく長い反応チューブを要することになり、反応実施時の利便性が失われる点も問題である。
【0003】
このように、広範な種類のC末端無保護N-置換アミノ酸を用いて、高い収率でN-置換ペプチドを短時間で得る方法はいまだ提供されていない。
【0004】
一時的なシリル保護を経由するC末端無保護のN-メチル化ペプチドの合成を報告した唯一の例として、非特許文献2が存在する。非特許文献2では、活性化剤としてクロロギ酸イソブチルを用いた場合に所望の反応がほとんど進行しなかった一方で、かさ高い特殊な構造を有する活性化剤を用いることによって、副反応を回避しながら、N-メチル化ペプチドを一定の収率で得たことが報告されている。しかしながら、依然として、工業的な連続生産に有利なフロー法に最適化した、N-置換ペプチドの製造方法が求められている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Indian Journal of Chemistry -Section B 2004, 43, 1282-1287.
Organic Letters 2020, 22, 8039-8043.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、エピメリ化を抑制しつつ、高い収率で、且つ、迅速に、多様なC末端遊離N-置換ペプチドを合成する方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、縮合剤、第3級アミン及びシリル化剤の他、イミダゾール誘導体の存在下で、N末端保護アミノ酸と、C末端無保護N-置換アミノ酸とを反応させることによって、迅速且つ高収率で、エピメリ化を抑制しつつ多様なN-置換ペプチドが得られることを見出した。この際、反応系中には多くのシリル化剤が存在しているため、ここに求核剤のイミダゾール誘導体を添加した場合、容易に両者が反応して、イミダゾール誘導体が機能しなくなると考えられる。しかしながら実際にはこの懸念とは逆に、シリル化剤存在下でもイミダゾール誘導体が十分その機能を発揮し、目的反応の進行を加速させることが見出された。また、任意で、イミダゾール誘導体と、酸(特に、強酸)とを組み合わせて用いた場合に、さらに目的の反応の収率を向上させ、エピメリ化をより抑制することができることを見出した。本発明者らは、このような知見に基づき、さらに研究を重ね、本発明を完成した。即ち、本発明は、以下の構成を包含する。
【0008】
項1.一般式(6):
【0009】
TIFF
2025037736000001.tif
25
170
【0010】
[式中、P

は、アミノ基の保護基を示す。R

は、炭素数1~10の炭化水素基を示す。AA

及びAA

は同一又は異なって、アミノ酸残基を示す。]
で表されるN-置換ペプチドの製造方法であって、
一般式(1):
(【0011】以降は省略されています)

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