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公開番号2025034826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141471
出願日2023-08-31
発明の名称バッテリ温調器
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 10/6557 20140101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池パックの寿命の低下を抑制するバッテリ温調器を提供する。
【解決手段】バッテリ温調器100は、車両Vに搭載される電池パックPの温度を調整するバッテリ温調器100であって、電池パックPは、車両Vの上下方向と直交する第1方向に並んで配置された複数のセルCを含み、セルCの各々の熱交換面から伝熱され、第1方向に並んで配置された複数のプレート部材1と、プレート部材1の内部に形成され、複数のセルCの各々と熱交換を行う流体が流れる内部流路を有する流体流路20とを備え、内部流路には、車両Vの上側から下側へ向けて流体が流れる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電池パックの温度を調整するバッテリ温調器であって、
前記電池パックは、前記車両の上下方向と直交する第1方向に並んで配置された複数のセルを含み、
前記セルの各々の熱交換面から伝熱され、前記第1方向に並んで配置された複数のプレート部材と、
前記プレート部材の内部に形成され、複数の前記セルの各々と熱交換を行う流体が流れる内部流路を有する流体流路とを備え、
前記内部流路には、前記車両の上側から下側へ向けて前記流体が流れるバッテリ温調器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
単一の前記プレート部材が隣り合う前記セルの間に挟まれている請求項1に記載のバッテリ温調器。
【請求項3】
前記流体流路は、前記セルの上方で前記第1方向に沿って延在するように配置された主流路を更に有し、
前記主流路を流れる前記流体は、複数の前記プレート部材に形成された前記内部流路に分配される請求項1又は2に記載のバッテリ温調器。
【請求項4】
前記プレート部材は、本体部と、前記本体部から突出する2つの突出部とを有し、
前記本体部は、前記上下方向に沿って延在するように配置された複数の区画壁を有し、
前記内部流路は、隣り合う前記区画壁の間に形成され、
2つの前記突出部のうちの一方は、前記流体が流入する第1貫通孔が前記本体部の上方に形成され、
2つの前記突出部のうちの他方は、前記流体が流入する第2貫通孔が前記本体部の下方に形成される請求項3に記載のバッテリ温調器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ温調器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1方向に配列された複数の電池セルと、第1方向に沿って延伸し、複数の電池セルの表面積が最も大きい第一壁に接触するように配置される熱管理部とを含む電池が開示されている。上記の熱管理部の内部には、電池セルと熱交換を行う流体が流れる流路が、第一壁と平行な方向のうちの第1方向と直交する方向に沿って並んで複数形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案第217182265号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の電池では、複数の電池セルが配列される第1方向(左右方向又は前後方向)に沿って流体が流れる。流路は、複数の電池セルが配列される第1方向に形成される。このため、流路の流長が長くなり、流通方向の上流から下流へ向かうにつれ、流体は、温度が上昇する。この結果、流通方向の上流における電池セルに対する冷却性能と下流における電池セルに対する冷却性能との間に差が生じ、電池セルの寿命にバラツキが生じる。電池セルの寿命にバラツキが生じると、電池パック全体としての寿命の低下を招く。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池パックの寿命の低下を抑制するバッテリ温調器を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みたバッテリ温調器の特徴は、車両に搭載される電池パックの温度を調整するバッテリ温調器であって、前記電池パックは、前記車両の上下方向と直交する第1方向に並んで配置された複数のセルを含み、前記セルの各々の熱交換面から伝熱され、前記第1方向に並んで配置された複数のプレート部材と、前記プレート部材の内部に形成され、複数の前記セルの各々と熱交換を行う流体が流れる内部流路を有する流体流路とを備え、前記内部流路には、前記車両の上側から下側へ向けて前記流体が流れる点にある。
【0007】
本構成によれば、複数のプレート部材の内部に形成された内部流路に、複数のセルの各々と熱交換を行う流体が流れる。複数のプレート部材は、第1方向に並んで配置された複数のセルの各々の熱交換面から伝熱され、第1方向に並んで配置されるため、複数のセルの各々と熱交換する流体に温度差が生じることが抑制される。また、内部流路には、車両の上側から下側へ向けて流体が流れるため、重力も作用して円滑な流れを確保できる。この結果、複数のセルに対する冷却性能の均一化を図ることができ、電池パックの寿命の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両に搭載されるバッテリ温調器を示す図である。
実施形態に係るセル及び温調器の側面図である。
図2に示すセル及び温調器を示す内部構成を示す図である。
図2に示すセル及び温調器を示す平面図である。
図3に示すV-V線に沿った断面図である。
別実施形態に係るセル及び温調器の一部を示す平面図である。
図6に示すセル及び温調器を示す図である。
別実施形態に係るプレート部材を示す図である。
別実施形態に係るプレート部材を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るバッテリ温調器について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
【0010】
〔バッテリ温調器の構成〕
図1は、車両Vに搭載されるバッテリ温調器100を示す図である。図1に示すように、車両Vには、電池パックPと、電池パックPの温度を調整するバッテリ温調器100とが搭載される。電池パックPは、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の充放電可能な電池(二次電池)である。車両Vは、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等の電力により走行する電動車両である。車両Vは、電池パックPからの電力が供給されて駆動する回転電機(モータ等)からの動力に基づいて車輪Wが回転することにより走行する。
(【0011】以降は省略されています)

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