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公開番号2025034167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140384
出願日2023-08-30
発明の名称インターホンシステム、インターホンシステムの制御方法及びプログラム
出願人三菱電機株式会社,アイホン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04M 9/00 20060101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】インターホン装置による呼出操作が行われた場合に、住宅内の飼育動物の状況に応じて人と飼育動物にとって適切な呼出通知を行う。
【解決手段】住宅の玄関部に設置されるインターホン子機6の呼出操作に応じて、住宅への来訪を住宅内に報知するインターホンシステムは、住宅内の機器4から機器情報を取得する機器情報取得部と、機器情報に基づいて住宅内における飼育動物の有無を検知する飼育動物検知部と、検知された飼育動物の有無に基づいて住宅内に設置されるインターホン親機5が発する来訪を報知するための呼出音を制御する呼出制御部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
住宅の玄関部に設置されるインターホン子機の呼出操作に応じて、前記住宅への来訪を前記住宅内に報知するインターホンシステムであって、
前記住宅内の機器から機器情報を取得する機器情報取得部と、
前記機器情報に基づいて前記住宅内における飼育動物の有無を検知する飼育動物検知部と、
検知された前記飼育動物の有無に基づいて前記住宅内に設置されるインターホン親機が発する前記来訪を報知するための呼出音を制御する呼出制御部と、
を備えるインターホンシステム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記機器情報に基づいて前記住宅内における人の有無を検知する人検知部を備え、
前記呼出制御部は、検知された前記飼育動物の有無及び前記人の有無に基づいて前記呼出音を制御する、
請求項１に記載のインターホンシステム。
【請求項３】
前記呼出制御部は、前記飼育動物が存在し、かつ前記人が存在しない場合に、前記呼出音を鳴動させない、
請求項２に記載のインターホンシステム。
【請求項４】
前記呼出制御部は、前記飼育動物が存在し、かつ前記人が存在する場合に、前記呼出音を前記飼育動物の飼い主の声に変更する、
請求項２に記載のインターホンシステム。
【請求項５】
前記呼出制御部は、前記飼育動物が存在し、かつ前記人が存在する場合に、前記呼出音の周波数を人の可聴域の下限付近の低い値に設定する、
請求項２に記載のインターホンシステム。
【請求項６】
前記呼出制御部は、前記飼育動物が存在し、かつ前記人が存在する場合に、前記インターホン親機から呼出音を鳴動させず、前記機器に前記来訪を報知させる、
請求項２に記載のインターホンシステム。
【請求項７】
前記呼出制御部は、前記呼出音の複数の鳴動パターンと前記複数の鳴動パターンの前記呼出音に対する前記飼育動物の吠えた音に基づいて前記飼育動物の吠えた音が一定以下の音量となる鳴動パターンを学習し、前記呼出音の鳴動パターンを決定する、
請求項１に記載のインターホンシステム。
【請求項８】
前記呼出制御部は、前記飼育動物の有無に基づいて設定された前記呼出音を、前記呼出音の鳴動後、前記呼出音に対する前記インターホン親機の応答がなかった場合、前記呼出音の設定を通常状態に戻す、
請求項１に記載のインターホンシステム。
【請求項９】
住宅の玄関部に設置されるインターホン子機の呼出操作に応じて、前記住宅への来訪を前記住宅内に報知するインターホンシステムが行う制御方法であって、
前記住宅内の機器から機器情報を取得するステップと、
前記機器情報に基づいて前記住宅内における飼育動物の有無を検知するステップと、
検知された前記飼育動物の有無に基づいて前記住宅内に設置されるインターホン親機が発する前記来訪を報知するための呼出音を制御するステップと、
を備えるインターホンシステムの制御方法。
【請求項１０】
住宅の玄関部に設置されるインターホン子機の呼出操作に応じて、前記住宅への来訪を前記住宅内に報知するインターホンシステムを制御するコンピュータを、
前記住宅内の機器から機器情報を取得する機器情報取得部、
前記機器情報に基づいて前記住宅内における飼育動物の有無を検知する飼育動物検知部、
検知された前記飼育動物の有無に基づいて前記住宅内に設置されるインターホン親機が発する前記来訪を報知するための呼出音を制御する呼出制御部、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、インターホンシステム、インターホンシステムの制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
インターホン装置において、現在時刻、周辺環境等の情報を取得し、その状況に応じて、インターホン装置の呼出音の音量を自動的に調整する方法が提供されている。
【０００３】
例えば、特許文献１は、玄関子機から親機を呼び出して拡声スピーカから呼出音を鳴動させ、相互に通話のできるインターホン装置であって、親機は、玄関子機からの呼出時に人体感知センサで親機周辺の人の有無および騒音レベル検出回路で親機周辺の周囲騒音のレベルを検出して電子ボリュームを制御することにより拡声スピーカからの呼出音量を調節することを開示している。これにより、呼出音が適切な音量に調節され、居住者が呼出音の突然の鳴動に驚いたり、周囲の騒音によって呼出音を聞き取り難くなることがない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００２－２６１９４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記従来技術では、居住者にとって最適な呼出音量は考慮されているものの、その他の事情、例えば、呼出音が近隣に与える影響は考慮されていない。居住者の中には、ペットを飼う家庭も多く、住宅内に居住者以外に飼育動物が存在することがある。ここで、住宅内に飼育動物、例えば犬、がいるときにインターホン装置が鳴動した場合、犬がインターホン装置の鳴動に反応して、吠えることがある。犬が吠えることにより、近隣に騒音を発することとなり、近所に迷惑をかけるという問題が発生する。このように、飼育動物がいる住宅では、インターホン装置が人にとって適切となる呼出音を設定するだけでなく、飼育動物の反応を考慮した呼出音を設定する必要がある。
【０００６】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、インターホン装置による呼出操作が行われた場合に、住宅内の飼育動物の状況に応じて人と飼育動物にとって適切な呼出通知を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本開示のインターホンシステムは、住宅の玄関部に設置されるインターホン子機の呼出操作に応じて、住宅への来訪を住宅内に報知するインターホンシステムであって、住宅内の機器から機器情報を取得する機器情報取得部と、機器情報に基づいて住宅内における飼育動物の有無を検知する飼育動物検知部と、検知された飼育動物の有無に基づいて住宅内に設置されるインターホン親機が発する来訪を報知するための呼出音を制御する呼出制御部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、インターホン装置による呼出操作が行われた場合に、住宅内に設置された機器の情報を取得して住宅内の状況を判断することにより、住宅内の飼育動物の状況に応じて人と飼育動物にとって適切な呼出通知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の実施の形態１に係るインターホンシステムの全体構成を示す図
本開示の実施の形態１に係るインターホン親機の機能的構成を示す図
本開示の実施の形態１に係るインターホン親機のハードウェア構成を示す図
本開示の実施の形態１に係るインターホンシステムが実行するシーケンス図
本開示の実施の形態１に係る機器制御装置の機能ブロック図
本開示の実施の形態１に係る機器制御装置の呼出音制御処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態１に係る機器制御装置の機器情報取得部が取得した熱画像センサ情報を示す図
本開示の実施の形態１に係るインターホンシステムが実行する他の例のシーケンス図
本開示の実施の形態１に係る機器制御装置の呼出音制御処理の他の例を示すフローチャート
本開示の実施の形態１に係るインターホンシステムが実行する他の例のシーケンス図
本開示の実施の形態１に係る機器制御装置の呼出音制御処理の他の例を示すフローチャート
本開示の実施の形態２に係るインターホンシステムが実行するシーケンス図
本開示の実施の形態２に係る機器制御装置の機能ブロック図
本開示の実施の形態２に係る機器制御装置の呼出音制御処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態２に係る機器制御装置の機器情報取得部が取得した熱画像センサ情報を示す図
本開示の実施の形態２に係る機器制御装置の機器情報取得部が取得した熱画像センサ情報を示す図
本開示の実施の形態３に係るインターホンシステムが実行するシーケンス図
本開示の実施の形態３に係る機器制御装置の機能ブロック図
本開示の実施の形態３に係る機器制御装置の呼出音制御処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態３に係る機器制御装置の報知処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態４に係るインターホンシステムが実行するシーケンス図
本開示の実施の形態４に係る機器制御装置の機能ブロック図
本開示の実施の形態４に係る機器制御装置の呼出音制御処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態４に係る鳴動パターンのデータテーブルを示す図
本開示の実施の形態４に係る機器制御装置の呼出音制御処理の他の例を示すフローチャート
本開示の実施の形態５に係るインターホンシステムが実行するシーケンス図
本開示の実施の形態５に係る機器制御装置の機能ブロック図
本開示の実施の形態５に係る機器制御装置の呼出音制御処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施の形態に係るインターホンシステム、インターホンシステムの制御方法及びプログラムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
（【００１１】以降は省略されています）

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