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公開番号
2025033330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138983
出願日
2023-08-29
発明の名称
テトラヒドロピラニル基を有する第四級アンモニウム塩及びその用途
出願人
東ソー株式会社
,
公益財団法人相模中央化学研究所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
309/14 20060101AFI20250306BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規の第四級アンモニウム塩、その製造方法及びその用途の少なくともいずれかを提供する。
【解決手段】式(1)で表される第四級アンモニウム塩。
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[式(1)中、R
1
、R
2
、及びR
3
は、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基、エチル基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、Y
-
は陰イオンを表す。R
1
とR
3
、又はR
2
とR
3
は、互いに連結して含窒素複素環を形成してもよい。]
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)で表される第四級アンモニウム塩。
JPEG
2025033330000020.jpg
54
162
[式(1)中、R
1
、R
2
及びR
3
は、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基、エチル基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、該アルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルコキシ基である。Y
-
は陰イオンを表す。R
1
とR
3
、又はR
2
とR
3
は、互いに連結して含窒素複素環を形成してもよい。]
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記式(1)において、R
1
、R
2
及びR
3
が、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基又はエチル基であり、該アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルコキシ基である、請求項1に記載の第四級アンモニウム塩。
【請求項3】
前記式(1)において、R
1
及びR
2
がそれぞれメチル基であり、且つ、R
3
がエチル基であるか、
前記式(1)において、R
1
及びR
2
がそれぞれエチル基であり、且つ、R
3
がメチル基であるか、又は、
前記式(1)において、R
1
、R
2
、及びR
3
のうちの2つが互いに連結してピロリジン環を形成しており、且つ、R
1
、R
2
、及びR
3
のうちの残りの1つがエチル基である、
請求項1に記載の第四級アンモニウム塩。
【請求項4】
前記式(1)において、Y
-
が、F
-
、Cl
-
、Br
-
、I
-
、C
6
H
5
SO
2
O
-
、p-CH
3
C
6
H
4
SO
2
O
-
、CH
3
SO
2
O
-
、CF
3
SO
2
O
-
又はOH
-
である、請求項1に記載の第四級アンモニウム塩。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の第四級アンモニウム塩を含む有機構造指向剤源、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含む組成物を結晶化させる結晶化工程、を有することを特徴とするゼオライトの製造方法。
【請求項6】
前記ゼオライトがCHA型ゼオライトである、請求項5に記載のゼオライトの製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の第四級アンモニウム塩を含有することを特徴とする、有機構造指向剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、新規な第四級アンモニウム塩、特にテトラヒドロピラニル基を有する新規な第四級アンモニウム塩、及びその用途に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
テトラヒドロピラニル基を有する第四級アンモニウム塩化合物は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1では、テトラヒドロピラニル基を有する第四級アンモニウム塩化合物を有機構造指向剤源として利用できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示では、新規な第四級アンモニウム塩、及びその用途の少なくともいずれかを提供することを目的とし、特に、本開示ではゼオライト製造用の有機構造指向剤源として利用可能なテトラヒドロピラニル基を有する新規な第四級アンモニウム塩、その製造方法及びこれを使用するゼオライトの製造方法の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明者らは、新規なテトラヒドロピラニル基を有する第四級アンモニウム塩を見出し、なおかつ、当該第四級アンモニウム塩が、ゼオライト製造用の有機構造指向剤源として利用できることを見出し、本開示に係る発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち、本発明は特許請求項の範囲に示すとおりであり、本開示の要旨は以下のとおりである。
[1] 式(1)で表される第四級アンモニウム塩。
JPEG
2025033330000002.jpg
56
170
[式(1)中、R
1
、R
2
及びR
3
は、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基、エチル基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、該アルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルコキシ基である。Y
-
は陰イオンを表す。R
1
とR
3
、又はR
2
とR
3
は、互いに連結して含窒素複素環を形成してもよい。]
[2] 前記式(1)において、R
1
、R
2
及びR
3
が、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基又はエチル基であり、該アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルコキシ基である、上記[1]に記載の第四級アンモニウム塩。
[3] 前記式(1)において、R
1
及びR
2
がそれぞれメチル基であり、且つ、R
3
がエチル基であるか、前記式(1)において、R
1
及びR
2
がそれぞれエチル基であり、且つ、R
3
がメチル基であるか、又は、前記式(1)において、R
1
、R
2
、及びR
3
のうちの2つが互いに連結してピロリジン環を形成しており、且つ、R
1
、R
2
、及びR
3
のうちの残りの1つがエチル基である、上記[1]又は[2]に記載の第四級アンモニウム塩。
[4] 前記式(1)において、Y
-
が、F
-
、Cl
-
、Br
-
、I
-
、C
6
H
5
SO
2
O
-
、p-CH
3
C
6
H
4
SO
2
O
-
、CH
3
SO
2
O
-
、CF
3
SO
2
O
-
又はOH
-
である、[1]乃至[3]のいずれかひとつに記載の第四級アンモニウム塩。
【発明の効果】
【0007】
本開示により、新規な第四級アンモニウム塩及びその用途の少なくともいずれかを提供すること、特に、本開示ではゼオライト製造用の有機構造指向剤源として利用可能なテトラヒドロピラニル基を有する新規な第四級アンモニウム塩、その製造方法及びこれを使用するゼオライトの製造方法の少なくともいずれかを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施例2のCHA型ゼオライトのXRDパターンを示す図である。
図2は実施例2のCHA型ゼオライトのSEM観察図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示について、実施形態の一例を示して説明する。本実施形態における用語は以下のとおりである。
【0010】
「R
1
」、「R
2
」、及び「R
3
」は、各々独立して、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基及びアミノ基の群から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、メチル基、エチル基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、該アルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基、若しくは、炭素数3~4の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルコキシ基である。
(【0011】以降は省略されています)
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