TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025031827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024224424,2022146363
出願日2024-12-19,2022-09-14
発明の名称熱処理システム
出願人日本碍子株式会社,エヌジーケイ・キルンテック株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F27D 3/12 20060101AFI20250228BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】匣鉢本体と蓋をそれぞれ効率良く使用する。
【解決手段】熱処理システムは、匣鉢本体と匣鉢本体に取付可能な蓋とを備える匣鉢に収容される被処理物を熱処理する熱処理炉と、熱処理炉から搬出された匣鉢から蓋を取り外す蓋外し装置と、蓋外し装置で蓋が外された匣鉢本体を搬送する本体搬送装置と、蓋外し装置で外された蓋を搬送する蓋搬送装置と、熱処理炉で熱処理された被処理物を匣鉢本体から回収する回収装置と、回収装置の下流に設けられ、匣鉢本体に熱処理前の被処理物を供給する供給装置と、本体搬送装置で搬送された匣鉢本体に、蓋搬送装置で搬送された蓋を取り付ける蓋取付け装置と、を備えている。蓋が蓋搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間は、匣鉢本体が本体搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間より短くされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
匣鉢本体と前記匣鉢本体に取付可能な蓋とを備える匣鉢に収容される被処理物を熱処理する熱処理炉であって、搬入口と搬出口とを備え、前記搬入口から前記搬出口に匣鉢を搬送する間に前記匣鉢に収容された被処理物を熱処理する、熱処理炉と、
前記熱処理炉の前記搬出口から搬出された前記匣鉢から前記蓋を取り外す蓋外し装置と、
前記蓋外し装置で前記蓋が外された前記匣鉢本体を搬送する本体搬送装置と、
前記蓋外し装置で外された前記蓋を搬送する蓋搬送装置と、
前記本体搬送装置の搬送経路上に設けられ、前記熱処理炉で熱処理された前記被処理物を前記匣鉢本体から回収する回収装置と、
前記本体搬送装置の搬送経路上であって、前記回収装置の下流に設けられ、前記被処理物が収容されていない前記匣鉢本体に、熱処理前の前記被処理物を供給する供給装置と、
前記本体搬送装置で搬送され、前記供給装置で熱処理前の前記被処理物が供給された前記匣鉢本体に、前記蓋搬送装置で搬送された前記蓋を取り付ける蓋取付け装置と、
を備えており、
前記蓋が前記蓋搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間は、前記匣鉢本体が前記本体搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間より短くされている、熱処理システム。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記匣鉢本体が前記本体搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間は、前記蓋が前記蓋搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間の1.1~5.0倍である、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項3】
前記蓋搬送装置の搬送経路の蓋取付け装置側の出口近傍に設けられ、前記蓋を整列させる蓋整列機構をさらに備えている、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項4】
前記蓋搬送装置の搬送経路に設けられ、前記蓋を清掃する清掃装置をさらに備えている、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項5】
前記蓋搬送装置の搬送経路に設けられ、前記蓋の不良を検査する蓋検査装置をさらに備えている、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項6】
前記蓋搬送装置の搬送経路であって、前記蓋検査装置の下流に設けられ、前記蓋検査装置で不良と判定された蓋を回収する蓋回収装置をさらに備えている、請求項5に記載の熱処理システム。
【請求項7】
前記蓋搬送装置の搬送経路に設けられ、前記蓋搬送装置の搬送経路に蓋を供給する蓋供給装置をさらに備えている、請求項6に記載の熱処理システム。
【請求項8】
前記蓋供給装置から供給される蓋を保管する蓋保管部をさらに備えている、請求項7に記載の熱処理システム。
【請求項9】
前記本体搬送装置の搬送経路を覆う第1フードと、
前記蓋搬送装置の搬送経路を覆う第2フードと、をさらに備えており、
前記蓋搬送装置の搬送面から前記第2フードまでの高さは、前記本体搬送装置の搬送面から前記第1フードまでの高さより小さくされている、請求項1~8のいずれか一項に記載の熱処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、被処理物を熱処理する技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
熱処理炉(例えば、ローラーハースキルンやプッシャーキルン等)を用いて、被処理物を熱処理することがある。例えば、粉体等の被処理物を熱処理炉で熱処理する際には、被処理物は匣鉢に収容された状態で熱処理される。匣鉢は、再利用して繰り返し用いられる。例えば、特許文献1には、匣鉢に被処理物を供給する供給装置と、匣鉢内の被処理物を熱処理する熱処理炉と、匣鉢内から被処理物を回収する回収装置と、供給装置と熱処理炉と回収装置との間で匣鉢を搬送する搬送装置を備える熱処理システムの一例が開示されている。匣鉢は、搬送装置の搬送経路に沿って、供給装置と熱処理炉と回収装置との間を搬送方向に循環する。特許文献1では、匣鉢には蓋が取り付けられた状態で、熱処理炉内に投入される。一方で、匣鉢に被処理物を供給するときと、匣鉢内の被処理物を回収するときには、匣鉢本体から蓋を取り外す必要がある。特許文献1の熱処理システムは、熱処理炉と回収装置との間と、供給装置と熱処理炉との間に、匣鉢本体から蓋を取り外すと共に、匣鉢本体に蓋を取付ける蓋外し機構を備えている。2つの蓋外し機構のそれぞれは、蓋を把持するアームを備えている。アームで蓋を把持することで匣鉢本体から蓋が外され、匣鉢本体のみが回収装置や供給装置に搬送される。そして、回収装置で被処理物が回収され、あるいは、供給装置で被処理物が供給された匣鉢本体は、アームの下方に戻され、アームに把持されていた蓋が匣鉢本体に取り付けられる。このように、特許文献1の熱処理システムでは、同一の匣鉢本体には同一の蓋が取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7041302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の熱処理システムでは、匣鉢本体と蓋との組み合わせが決められている。しかしながら、被処理物と直接接触した状態で熱処理炉内を搬送される匣鉢本体は、匣鉢本体の上部に取り付けられる蓋よりも劣化し易く、使用可能な回数が少なくなることが多い。同じ匣鉢本体に同じ蓋を取り付けて何度も熱処理に使用すると、熱処理時の熱変形により他の組み合わせで使用することができなくなることがある。このため、匣鉢本体と蓋との組み合わせが決まっていると、匣鉢本体が使用不能となったときに、蓋はまだ使用可能であっても匣鉢本体と一緒に使用できなくなる。
【0005】
本明細書は、匣鉢本体と蓋をそれぞれ効率良く使用するための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する技術の第1の態様では、熱処理システムは、熱処理炉と蓋外し装置と本体搬送装置と蓋搬送装置と回収装置と供給装置と蓋取付け装置を備えている。熱処理炉は、匣鉢本体と匣鉢本体に取付可能な蓋とを備える匣鉢に収容される被処理物を熱処理する。熱処理炉は、搬入口と搬出口とを備え、搬入口から搬出口に匣鉢を搬送する間に匣鉢に収容された被処理物を熱処理する。蓋外し装置は、熱処理炉の搬出口から搬出された匣鉢から蓋を取り外す。本体搬送装置は、蓋外し装置で蓋が外された匣鉢本体を搬送する。蓋搬送装置は、蓋外し装置で外された蓋を搬送する。回収装置は、本体搬送装置の搬送経路上に設けられ、熱処理炉で熱処理された被処理物を匣鉢本体から回収する。供給装置は、本体搬送装置の搬送経路上であって、回収装置の下流に設けられ、被処理物が収容されていない匣鉢本体に、熱処理前の前記被処理物を供給する。蓋取付け装置は、本体搬送装置で搬送され、供給装置で熱処理前の被処理物が供給された匣鉢本体に、蓋搬送装置で搬送された蓋を取り付ける。蓋が蓋搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間は、匣鉢本体が本体搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間より短くされている。
【0007】
上記の熱処理システムでは、熱処理後に匣鉢本体から取り外された蓋と匣鉢本体が異なる搬送経路で搬送される。また、蓋搬送装置で搬送される蓋は、本体搬送装置で搬送される匣鉢本体より短い搬送時間で搬送される。蓋と匣鉢本体の搬送時間が異なるため、蓋と匣鉢本体の組み合わせが固定されないように匣鉢を使用することができる。このため、例えば、匣鉢本体が使用不能となっても、蓋は使用を継続できる。このように、匣鉢本体と蓋の使用回数をそれぞれ適切に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る熱処理システムの概略構成を示す図。
熱処理炉の概略構成を示す図であり、匣鉢の搬送方向に平行な平面で熱処理炉を切断したときの縦断面図。
図2のIII-III線における断面図。
図1のIV-IV線における断面図。
図1のV-V線における断面図。
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書に開示する技術の第2の態様では、上記の第1の態様において、匣鉢本体が本体搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間は、蓋が蓋搬送装置の搬送経路の蓋外し装置側の入口から蓋取付け装置側の出口まで搬送される搬送時間の1.1~5.0倍であってもよい。このような構成によると、蓋の搬送時間を好適に短くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
屑鉄の大量溶解装置
6か月前
キヤノン電子株式会社
焼成炉
6か月前
株式会社プロテリアル
スラグ除滓装置
3か月前
サンファーネス株式会社
熱処理炉
6か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
6か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
6か月前
中外炉工業株式会社
連続式熱処理炉
9か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
6か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
6か月前
成都大学
合金粉末酸化防止熱処理装置
14日前
三菱重工業株式会社
炉設備
24日前
トヨタ自動車株式会社
ノロ取りシステム
9か月前
大同特殊鋼株式会社
溶解炉
4か月前
大同特殊鋼株式会社
熱処理炉
7か月前
株式会社神戸製鋼所
等方圧加圧装置
10か月前
ノリタケ株式会社
ロータリーキルン
6か月前
ノリタケ株式会社
ロータリーキルン
6か月前
大同特殊鋼株式会社
坩堝スカムの除去方法
6か月前
大同特殊鋼株式会社
昇降扉の落下防止装置
9か月前
株式会社エス.ケーガス
電気式連続型焼付炉
10か月前
大同特殊鋼株式会社
熱処理設備
2か月前
住友金属鉱山株式会社
水冷ジャケット
5か月前
株式会社島川製作所
バッチ式ロータリーキルン
4か月前
ネクサスジャパン株式会社
アルミニウム溶解炉
5か月前
中外炉工業株式会社
亜鉛回収装置
5か月前
足立機工株式会社
工業炉循環ファン
25日前
株式会社ジェイテクトサーモシステム
熱処理装置
17日前
株式会社不二越
検出装置及び検出システム
7か月前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造装置および製造方法
7か月前
ネクサスジャパン株式会社
電気溶解炉用ヒーター
2か月前
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
加熱炉
9か月前
日本坩堝株式会社
坩堝炉
8か月前
東海高熱工業株式会社
焼成設備
5日前
大同特殊鋼株式会社
ロータリーキルン
3か月前
日鉄鉱業株式会社
立型炉の原石投入装置
1か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉およびローラ支持体
6か月前
続きを見る