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公開番号2025031038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136989
出願日2023-08-25
発明の名称防煙垂壁
出願人タキロンシーアイ株式会社
代理人弁理士法人IPRコンサルタント
主分類A62C 2/06 20060101AFI20250228BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】地震が起きたときに建物の壁との接続部分が破損しにくく、地震の前後を通じて防煙機能を担保でき、かつ視認性が良く美観を損なわない防煙垂壁を提供すること。
【解決手段】 建物の天井に対して取り付けられた防煙垂壁本体と、前記防煙垂壁本体又は前記天井に取り付けられ、前記防煙垂壁本体よりも建物の壁側に位置する免震部と、を有し、前記免震部は、前記建物の壁に固定されず当接し、透明性及び可撓性を具備する免震部材を備えること、を特徴とする防煙垂壁。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の天井に対して取り付けられた防煙垂壁本体と、
前記防煙垂壁本体又は前記天井に取り付けられ、前記防煙垂壁本体よりも建物の壁側に位置する免震部と、
を有し、
前記免震部は、前記建物の壁に固定されず当接し、透明性及び可撓性を具備する免震部材を備えること、
を特徴とする防煙垂壁。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記免震部材が、シートを湾曲させて略U字状に形成し、略U字状の凸部が前記建物の壁に当接されるものであること、
を特徴とする請求項1に記載の防煙垂壁。
【請求項3】
前記シートを2重(間隔10mm)にして測定したときの、全光線透過率が20%以上、ヘーズ値が95%以下であること、
を特徴とする請求項2に記載の防煙垂壁。
【請求項4】
前記シートのJIS-L-1096で規定される剛軟度が200mN以下であること、
を特徴とする請求項2に記載の防煙垂壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防煙垂壁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
防煙垂壁は、火災時の煙の拡散を防止し避難時間を確保することを目的として、ビル等の建築物内において天井部分に設置される。
しかし、防煙垂壁が壁に固定されている場合に、地震の揺れに伴う壁の移動によって防煙垂壁の壁との接続部分が破損することが懸念される。
【0003】
かかる問題に対して、例えば特許文献1(実用新案登録第3175735号公報)では、仕切防煙垂壁の左右両端部に設け、且つ、断面形状をH型形状、或いは、略H型形状に形成した吊り下げボルト用化粧カバーの外側開口部に、軟質板状の緩衝部材を、嵌着部材を介して嵌着して設けている。
また、特許文献2(実用新案登録第3172946号公報)では、防煙垂壁の上部レールを、壁・柱の手前50~100mm程度離れた位置で止めて、地震の際、壁・柱との接点で生じる押し合う応力の発生を食い止める。また、区画内の煙移動を阻止する性能と、地震時、硝子の破損・損壊による2次災害を抑える為、壁・柱との間に、変形追従用衝撃吸収を目的とした、ケイカル板(壁・柱と硝子間の変位応力をケイカル板で吸収して硝子に伝えない役目)と不燃シート製免震壁面方立(面内変位時揺れに依る部材の損傷及び、多少の面外変位を吸収する役目)で構成された構造物を取付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3175735号公報
実用新案登録第3172946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、防煙垂壁は視認性が良く美観を損なわないものが求められているが、上記特許文献1,2はこの点を考慮していない。
【0006】
そこで、本発明は、地震が起きたときに建物の壁との接続部分が破損しにくく、地震の前後を通じて防煙機能を担保でき、かつ視認性が良く美観を損なわない防煙垂壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するべく、本発明は、
建物の天井に対して取り付けられた防煙垂壁本体と、
前記防煙垂壁本体又は前記天井に取り付けられ、前記防煙垂壁本体よりも建物の壁側に位置する免震部と、
を有し、
前記免震部は、前記建物の壁に固定されず当接し、透明性及び可撓性を具備する免震部材を備えること、
を特徴とする防煙垂壁、を提供する。
ここで、「建物」には、概念的に柱等の躯体も含まれるものとし、防煙垂壁を設置可能な対象であれば、何ら制限されるものではない。
【0008】
このような構成を有する本発明の防煙垂壁では、免震部は壁に固定されず、防煙垂壁本体又は天井に固定されるため、地震時でも壁の揺れによって破損しない。また、免震部は、免震部材を介して、壁の揺れに追従して変形可能であるため、地震の前後を通じて壁に当接し、防煙機能を担保することができる。さらに、免震部は、透明であり、美観を損ねない。
【0009】
本発明の防煙垂壁においては、前記免震部材が、シートを湾曲させて略U字状に形成し、略U字状の凸部が前記建物の壁に当接されるものであること、が好ましい。
【0010】
このような構成を有する本発明の防煙垂壁によれば、略U字状の凸部が壁の揺れに追従して変形し、壁への当接状態を保持するので、防煙機能を確実に担保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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