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公開番号2025030507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135856
出願日2023-08-23
発明の名称建築用金網
出願人JFE建材株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類E04B 5/32 20060101AFI20250228BHJP(建築物)
要約【課題】建築用金網が重なる部分の厚さを低減することが可能な建築用金網を提供する。
【解決手段】建築用金網1は、スラブのコンクリートCt内に埋設される建築用金網である。建築用金網1は、同一面上で異なる方向に延在する直線状部を含む複数の直線状部11,12,13を備え、複数の直線状部11,12,13のうち上記同一面上で異なる方向に延びる直線状部は、上記同一面上で交差して複数の交差部Cr1を形成しており、建築用金網1の外縁1Eは、複数の直線状部11,12,13のうちの一部の直線状部と、複数の交差部Cr1のうちの一部の交差部Cr1とを含む多角形であり、外縁1Eの角Cn1のうちの少なくとも1つが120°の角度をなしている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
スラブのコンクリート内に埋設される建築用金網であって、
同一面上で異なる方向に延在する直線状部を含む複数の直線状部を備え、
前記複数の直線状部のうち前記同一面上で異なる方向に延びる直線状部は、前記同一面上で交差して複数の交差部を形成しており、
前記建築用金網の外縁は、前記複数の直線状部のうちの一部の直線状部と、前記複数の交差部のうちの一部の交差部とを含む多角形であり、
前記外縁の角のうちの少なくとも1つが120°の角度をなしている、建築用金網。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記複数の直線状部は、
第1方向に延在する複数の直線状部からなる第1直線状部群と、
前記第1方向に交差する第2方向に延在する複数の直線状部からなる第2直線状部群と、
前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に延在する複数の直線状部からなる第3直線状部群と
を含む、請求項1に記載の建築用金網。
【請求項3】
前記外縁よりも内側には、前記第1直線状部群と、前記第2直線状部群と、前記第3直線状部群とによって囲われる複数の三角形の空隙がある、請求項2に記載の建築用金網。
【請求項4】
前記第1直線状部群及び前記第2直線状部群と、前記第1直線状部群及び前記第3直線状部群と、前記第2直線状部群及び前記第3直線状部群とは、それぞれ120°の角度をなして交差している、請求項2に記載の建築用金網。
【請求項5】
前記外縁は、前記第1直線状部群の2つの直線状部を含み、
前記外縁に含まれる前記第1直線状部群の前記2つの直線状部のそれぞれは、前記外縁に含まれる他の直線状部のそれぞれよりも長い、請求項2に記載の建築用金網。
【請求項6】
前記外縁は六角形である、請求項1から5のいずれか1項に記載の建築用金網。
【請求項7】
前記外縁の角のそれぞれが120°である、請求項6に記載の建築用金網。
【請求項8】
前記外縁は台形である、請求項1から5のいずれか1項に記載の建築用金網。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築用金網に関し、具体的には、コンクリートスラブ等を構成するコンクリート中に埋設される建築用金網に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートスラブ等を構成するコンクリート中に埋設される建築用金網として、例えば、下記特許文献1のような建築用金網が知られている。この特許文献1に記載された建築用金網は、それぞれが平行に延びる複数の鉄線(第1の鉄線群)と、第1の鉄線群の鉄線のそれぞれが延びる方向に垂直な方向に延びる複数の鉄線(第2の鉄線群)とからなり、平面視において正方形又は矩形に形成されている。平面視の方向において、第1の鉄線群のそれぞれの鉄線は、第2の鉄線群のそれぞれの鉄線の一方側に溶接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-185532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的に、コンクリートスラブを構築する際には、コンクリートのひび割れを防ぐ等の観点から、梁によって構築された骨組み上に上記特許文献1に記載されたような建築用金網を敷設した上で、当該骨組み上にコンクリートを打設する。また、建築用金網は、建築現場まで運搬できるようにトラックの荷台に収容できる程度の寸法(すなわち、骨組みよりも小さな寸法)に形成されるため、建築現場においては、複数の建築用金網を並べて骨組みに敷設する。ところで、複数の建築用金網を重ねずに敷き詰めると、コンクリート打設の際などに建築用金網同士がずれて、打設されたコンクリート内に建築用金網が存在しない箇所が生じ、特にその箇所においてコンクリートにひび割れ等が発生するおそれがある。そこで、これを防ぐために、隣接する建築用金網の縁部を重ね合わせて建築用金網を敷き詰めることが行われている。
【0005】
ところで、コンクリートスラブ等では、建築用金網等のコンクリート内の金属の酸化を防ぐために、ある程度のかぶり厚さを確保することが好ましい。しかし、建築用金網の縁部が重なる部分では、重なった建築用金網のトータルの厚さが、骨組みに敷設された建築用金網の他の部分に比べて厚くなる。そのため、建築用金網が重なる部分のかぶり厚さを他の部分のかぶり厚さと同程度にしようとすると、例えば、建築用金網が重なる部分を押し下げた状態にしてコンクリートを打設する等の対策を講じる必要があり、手間がかかったり施工が難しくなったりすることがある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、建築用金網が重なる部分の厚さを低減することが可能な建築用金網を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1):本発明に係る建築用金網は、スラブのコンクリート内に埋設される建築用金網である。この建築用金網は、同一面上で異なる方向に延在する直線状部を含む複数の直線状部を備え、前記複数の直線状部のうち前記同一面上で異なる方向に延びる直線状部は、前記同一面上で交差して複数の交差部を形成しており、前記建築用金網の外縁は、前記複数の直線状部のうちの一部の直線状部と、前記複数の交差部のうちの一部の交差部とを含む多角形であり、前記外縁の角のうちの少なくとも1つが120°の角度をなしている。
【0008】
(2):(1)において、前記複数の直線状部は、第1方向に延在する複数の直線状部からなる第1直線状部群と、前記第1方向に交差する第2方向に延在する複数の直線状部からなる第2直線状部群と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に延在する複数の直線状部からなる第3直線状部群とを含んでもよい。
【0009】
(3):(2)において、前記外縁よりも内側には、前記第1直線状部群と、前記第2直線状部群と、前記第3直線状部群とによって囲われる複数の三角形の空隙があってもよい。
【0010】
(4):(2)及び(3)のいずれかにおいて、前記第1直線状部群及び前記第2直線状部群と、前記第1直線状部群及び前記第3直線状部群と、前記第2直線状部群及び前記第3直線状部群とは、それぞれ120°の角度をなして交差してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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