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公開番号2025028912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-05
出願番号2024202423,2021537306
出願日2024-11-20,2020-08-03
発明の名称医療用チューブの先端位置検出システム
出願人株式会社ジェイ・エム・エス,MDI株式会社,学校法人 久留米大学
代理人弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類A61M 25/095 20060101AFI20250226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者に挿入されたチューブの先端の位置を、簡易、正確、且つ安全に検出する。
【解決手段】チューブ先端位置検出システム1は、光を発射する光源装置50と、液体が通過可能な流路11を有する中空のチューブ10と、チューブの基端の端面12に光源装置からの光が入射可能なように、チューブの基端に設けられたコネクタ20と、チューブの先端に設けられた発光部30とを備える。光源装置からの光は、チューブを通過して発光部から発射され体表面に透過する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者に挿入されるチューブの先端の位置を検出するための医療用チューブの先端位置検出システムであって、
光を発射する光源装置と、
液体が通過可能な流路を有する中空のチューブと、
前記チューブの基端の端面に前記光源装置からの光が入射可能なように、前記チューブの基端に設けられたコネクタと、
前記チューブの先端に設けられた発光部とを備え、
前記光源装置からの光を前記チューブを通過させて前記発光部から発射させ、前記発光部からの光を体表面に透過させることを特徴とする医療用チューブの先端位置検出システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記光源装置が発射する光の波長は360nm~3000nmである請求項1に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項3】
前記コネクタは、前記チューブが挿入された筒状のオス部材と、前記オス部材を取り囲む外筒と、前記外筒の前記オス部材に対向する内周面に形成された雌ネジとを備える請求項1又は2に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項4】
前記チューブの基端の前記端面が、前記オス部材の先端の開口に露出している請求項3に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項5】
前記発光部は、前記チューブから出射した光を反射させる反射部材を含む請求項1~4のいずれか一項に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項6】
前記反射部材は、前記チューブの先端の端面に対向する側に、球面または錐面を備える請求項5に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項7】
前記反射部材はチタンからなる請求項5又は6に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項8】
前記反射部材が前記チューブに直接接触して設けられている請求項5に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項9】
前記反射部材が、金属蒸着層である請求項8に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
【請求項10】
前記発光部は、前記チューブから出射した光を屈折させる屈折部材を含む請求項1~4のいずれか一項に記載の医療用チューブの先端位置検出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体に挿入したチューブの先端の位置を検出するためのシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
臨床医療において、患者の体腔内に各種の医療用チューブを挿入して治療を行う経管栄養が広く行われている。例えば、咀嚼や嚥下が困難となった患者に対して外部から液状の栄養剤を補給するために、口又は鼻から挿入された医療用チューブ(経口・経鼻チューブと呼称される。以下、単に「チューブ」という。)を介して栄養剤を胃に直接的に送り込む経口・経鼻経管栄養が行われている。
【0003】
経口・経鼻経管栄養を行う場合には、チューブの先端が胃内に確実に位置している必要がある。チューブの気管・気管支への誤挿入は極めて危険である。患者の体内でのチューブ先端位置を正確に確認する必要がある。
【0004】
X線透視は、チューブ先端位置を確認する方法として最も確実である。しかしながら、確認のために患者をX線装置まで移動させる必要があり、患者の身体に対する負担が大きい。チューブは、数日にわたって患者に留置され続ける。その間、咳反射や嘔吐などによってチューブの先端が移動することがある。このため、所定時間ごとに先端の位置を確認する必要がある。そのたびにX線透視を行うと、患者の負担は一層大きくなり、また、X線被曝量も増大する。
【0005】
チューブを介して吸引した液体のpHを測定して、チューブの先端が胃内にあるか否かを判定する方法が用いられることもある。しかしながら、この方法は、胃酸分泌抑制がされている患者に対しては信頼性が低下する。
【0006】
特許文献1には、予め光ファイバーを挿入したチューブを患者に挿入し、光ファイバーの先端から放射される光を体外から観察することにより、チューブ先端位置を確認する方法が記載されている。この方法は、簡易であり、患者負担は少ない。
【0007】
しかしながら、チューブを介して栄養剤を胃に送り込むためには、光ファイバーをチューブから引き抜く必要がある。その後、光ファイバーをチューブに再挿入することは、挿入される光ファイバーがチューブを損傷させ、チューブの損傷箇所から光ファイバーが突出して消化管壁を損傷させる等の事故を生じさせうる。このため、特許文献1の方法は、最初にチューブを患者に挿入するときにのみ使用可能であり、その後の、チューブ先端位置の定期的な確認には使用することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
WO2015/133119A1
特開2015-119837号公報
特開2018-029753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、患者に挿入されたチューブの先端の位置を、簡易、正確、且つ安全に検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、患者に挿入されるチューブの先端の位置を検出するための医療用チューブの先端位置検出システムに関する。前記システムは、光を発射する光源装置と、液体が通過可能な流路を有する中空のチューブと、前記チューブの基端の端面に前記光源装置からの光が入射可能なように、前記チューブの基端に設けられたコネクタと、前記チューブの先端に設けられた発光部とを備える。前記光源装置からの光を前記チューブを通過させて前記発光部から発射させ、前記発光部からの光を体表面に透過させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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