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公開番号2025028600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133514
出願日2023-08-18
発明の名称ポータブルサーバシステム、及び移動体
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20250221BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】冷却性能を維持しつつ、小型化を達成することができるポータブルサーバシステム、及び移動体を提供する。
【解決手段】ポータブルサーバシステムは、空気を吸気する吸気孔と内部の空気を排気する排気孔とが対向して設けられたサーバ本体と、サーバ本体を収容するとともに、排気孔から吸気孔までの空気の流路を形成する筐体と、流路内に設けられ、流路の流れ方向に空気を送風する循環ファンと、流路内に設けられ、空気の流れ方向両側から循環ファンを挟み込む一対の熱交換器と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
空気を吸気する吸気孔と内部の空気を排気する排気孔とが対向して設けられたサーバ本体と、
前記サーバ本体を収容するとともに、前記排気孔から前記吸気孔までの空気の流路を形成する筐体と、
前記流路内に設けられ、前記流路の流れ方向に空気を送風する循環ファンと、
前記流路内に設けられ、空気の流れ方向両側から前記循環ファンを挟み込む一対の熱交換器と、
を備えるポータブルサーバシステム。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
前記熱交換器は、前記流路のうち空気の流れ方向が変化する角部に設けられている、請求項１に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項３】
前記サーバ本体は、前記吸気孔から前記排気孔に向けて空気を送風する内蔵ファンを有し、
前記循環ファンは、前記内蔵ファンによる空気の流れに逆らわないように空気を送風するように配置されている請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項４】
前記筐体の外面に取り付けられ、前記筐体に伝わる振動を低減する防振器をさらに備える請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項５】
前記筐体は、前記サーバ本体の上方と下方に前記流路が分岐するように前記サーバ本体を収容し、
前記循環ファンは、前記サーバ本体の上方と下方に配置され、
前記熱交換器は、前記サーバ本体の上方と下方に配置されるとともに、前記循環ファンに対して水平方向に並べて配置されている請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項６】
前記循環ファンは、前記サーバ本体に対して水平方向に並べて配置され、
前記熱交換器は、前記循環ファンと前記サーバ本体に対して水平方向に並べて配置されている、請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項７】
前記熱交換器は、上下方向に対して傾斜して配置されている請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項８】
前記循環ファンは、一対の前記熱交換器の間に空気の流れ方向に所定の間隔を空けて２つ配置されている請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項９】
前記流路内の湿度を計測する湿度センサと、
前記流路内に乾燥空気を供給する乾燥空気供給設備と、
を備える請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
【請求項１０】
前記筐体は、持ち運び可能な大きさに設計されている、請求項１又は２に記載のポータブルサーバシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ポータブルサーバシステム、及び移動体に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、内部に空調機を搭載した密閉されたラック内に複数のサーバ機器が設置された電子機器が開示されている。この電子機器では、ラック内部で冷却空気が循環する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－１７５０６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
車両等の移動体に電子機器を搭載する場合、設置スペースが限られる。このため、冷却性能を維持しつつ、電子機器を小型化することが求められている。
【０００５】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、冷却性能を維持しつつ、小型化を達成することができるポータブルサーバシステム、及び移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本開示に係るポータブルサーバシステムは、空気を吸気する吸気孔と内部の空気を排気する排気孔とが対向して設けられたサーバ本体と、前記サーバ本体を収容するとともに、前記排気孔から前記吸気孔までの空気の流路を形成する筐体と、前記流路内に設けられ、前記流路の流れ方向に空気を送風する循環ファンと、前記流路内に設けられ、空気の流れ方向両側から前記循環ファンを挟み込む一対の熱交換器と、を備える。
【０００７】
本開示に係る移動体は、上記のポータブルサーバシステムを備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示のポータブルサーバシステム、及び移動体によれば、冷却性能を維持しつつ、小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の第一実施形態に係る移動体の概略構成図である。
本開示の第一実施形態に係るポータブルサーバシステムの外観を示す斜視図である。
本開示の第一実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第一実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を側方から示す概略構成図である。
本開示の第一実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を上方から示す概略構成図である。
本開示の第一実施形態の変形例に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第二実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第三実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第四実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第四実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を側方から示す概略構成図である。
本開示の第四実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を上方から示す概略構成図である。
本開示の第五実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第五実施形態の変形例に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第六実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
本開示の第七実施形態に係るポータブルサーバシステムの内部構成を正面から示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜第一実施形態＞
（移動体）
以下、本開示の第一実施形態に係る移動体１、及びポータブルサーバシステム５について、図１～図５を参照して説明する。
本実施形態では、移動体１が車両である場合を例に説明する。図１に示すように、移動体１は、車体２と、車輪３と、ポータブルサーバシステム５と、を有する。車輪３は、車体２を下方から支持するように取り付けられている。車輪３が転動することにより、移動体１が水平方向に移動する。
（【００１１】以降は省略されています）

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