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公開番号2025025480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130278
出願日2023-08-09
発明の名称燃料搬送装置及びこれを備えた流動床燃焼装置並びに燃料供給方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F23G 5/44 20060101AFI20250214BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃料搬送管の内部への逆火を防止する。
【解決手段】燃料搬送装置8は、循環流動床ボイラに接続されて循環流動床ボイラに燃料を搬送する燃料シュート20と、燃料シュート20に設けられ、循環流動床ボイラから燃料シュート20に向かう逆火を防止する逆火防止部とを備えている。循環流動床ボイラから燃料シュート20へ向かうガス流れである逆流を防止するためのシールガスを燃料シュート20の内部へ供給するシールガス供給管31,32を備えている。逆火防止部としてのシールガス供給管31,32は、逆流を防止するシールガスの流量によって燃料シュート20の内部に形成されるガス流速よりも速い流速を得るようにアシストガスを供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼炉に接続されて該燃焼炉に燃料を搬送する本体管と、
前記本体管に設けられ、前記燃焼炉から前記本体管に向かう逆火を防止するための燃料の流速を得る逆火防止部と、
を備えている燃料搬送装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記燃焼炉から前記本体管へ向かうガス流れである逆流を防止するためのシールガスを該本体管の内部へ供給するシールガス供給部を備え、
前記逆火防止部は、前記逆流を防止するシールガスの流量によって前記本体管の内部に形成されるガス流速よりも大きい流速を得るようにアシストガスを供給する請求項1に記載の燃料搬送装置。
【請求項3】
前記アシストガスは、空気中の酸素濃度よりも低い気体が用いられる請求項2に記載の燃料搬送装置。
【請求項4】
前記逆火防止部は、前記本体管の内部の流路断面積を小さくする絞り部を備えている請求項1に記載の燃料搬送装置。
【請求項5】
前記絞り部よりも燃料の流れ方向の下流側に向けてガスを噴射するガス噴射部を備えている請求項4に記載の燃料搬送装置。
【請求項6】
前記絞り部よりも前記下流側に設けられた温度センサと、
前記温度センサの検出値に基づいて前記ガス噴射部を動作する制御部と、
を備えている請求項5に記載の燃料搬送装置。
【請求項7】
前記本体管は、鉛直方向に延在する鉛直部と、該鉛直部の下端に接続されて斜め下方向に延在する傾斜部と、を備え、
前記絞り部は、前記傾斜部に設けられている請求項4から6のいずれかに記載の燃料搬送装置。
【請求項8】
前記燃料は、粉体を含む固体燃料とされている請求項1に記載の燃料搬送装置。
【請求項9】
請求項1に記載の燃料搬送装置を備え、
前記燃焼炉が流動床燃焼炉とされている流動床燃焼装置。
【請求項10】
燃焼炉に接続された本体管を用いて該燃焼炉に燃料を供給する燃料供給方法であって、
前記燃焼炉から前記本体管に向かう逆火を防止するための流速で燃料を流す燃料供給方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼炉に燃料を供給する燃料搬送装置及びこれを備えた流動床燃焼装置並びに燃料供給方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
流動床ボイラなどの燃焼炉において、燃焼炉内の燃焼ガスが逆流して燃料シュート(燃料搬送管)内に流入しないように、シールガスを供給して燃料シュート内の圧力の状態を調整することが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-186395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように燃料シュート内の圧力を燃焼炉内の圧力よりも高くしてガス流れの逆流を防ぐことはできる。しかし、燃焼速度が大きい燃料(木質ペレットなどの粉体を含む燃料)を使用する場合、仮にガス流れの逆流を防いだとしても、燃料シュート内の燃料に向けて燃焼炉側から燃料の流れとは逆方向に火炎が伝播するおそれがある。火炎が燃料シュート内に伝播すると燃料シュート内で火炎が形成され、燃料シュートが熱せられると熱変形など燃料シュートが損傷するおそれがある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、燃料搬送管の内部への逆火を防ぐことができる燃料搬送装置及びこれを備えた流動床燃焼装置並びに燃料供給方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る燃料搬送装置は、燃焼炉に接続されて該燃焼炉に燃料を搬送する本体管と、前記本体管に設けられ、前記燃焼炉から前記本体管に向かう逆火を防止するための燃料の流速を得る逆火防止部と、を備えている。
【0007】
本開示の一態様に係る流動床燃焼装置は、上記の燃料搬送装置を備えている。
【0008】
本開示の一態様に係る燃料供給方法は、燃焼炉に接続された本体管を用いて該燃焼炉に燃料を供給する燃料供給方法であって、前記燃焼炉から前記本体管に向かう逆火を防止するための流速で燃料を流す。
【発明の効果】
【0009】
燃料搬送管の内部への逆火を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態に係る循環流動床ボイラプラントを示した概略構成図である。
図1の燃料搬送装置周りを示した概略構成図である。
本開示の第2実施形態に係る循環流動床ボイラプラントの燃料搬送装置周りを示した概略構成図である。
本開示の第2実施形態に係る循環流動床ボイラプラントの燃料搬送装置周りを示した概略構成図である。
図4の絞り部周りを示した概略構成図である。
図5の傾斜板を流れ方向から見た横断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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