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公開番号
2025024496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128658
出願日
2023-08-07
発明の名称
燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F23Q
3/00 20060101AFI20250213BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】イグナイタが火炉内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行う。
【解決手段】火炉200に面して配置されるノズル部10と、ノズル部10に取り付けられるとともに燃料を噴射するバーナ部と、バーナ部から噴射された燃料に点火する点火部30と、バーナ部および点火部30を収容するケーシング部40と、を備え、点火部30は、先端部31aから着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタ31と、イグナイタ31を進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプ32と、ガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40に着脱可能に固定するフランジ部33と、フランジ部33に取り付けられるとともにガイドパイプ32の火炉200側の先端部32bを支持する支持機構34と、を有する燃焼装置100を提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置であって、
前記火炉に面して配置されるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、を有する燃焼装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記ノズル部は、揺動軸回りに揺動可能に前記ケーシング部に取り付けられており、
前記支持機構は、
前記固定部に取り付けられる本体部と、
前記ガイドパイプを支持する支持部と、を有し、
前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられている請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記支持機構は、
前記ケーシング部に設置されるとともに前記本体部が前記ノズル部に近づく方向または前記ノズル部から離間する方向に移動可能となるように前記本体部の鉛直方向の下方側を支持する支持レールを有する請求項2に記載の燃焼装置。
【請求項4】
前記ノズル部は、前記ガイドパイプの前記先端部が挿入されるとともに前記ノズル部に対して前記先端部を保持する保持部を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃焼装置。
【請求項5】
前記保持部の鉛直方向の下方には、前記ガイドパイプに沿って延びるとともに前記イグナイタの前記先端部よりも幅広のスリットが形成されている請求項4に記載の燃焼装置。
【請求項6】
前記固定部は、前記ケーシング部に取り付けられた取付部に対して締結具により着脱可能に固定される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃焼装置。
【請求項7】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置から前記燃料に点火する点火部を取り外す点火部取り外し方法であって、
前記燃焼装置は、
前記火炉に面して配置されるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、
前記固定部が前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定する固定状態を解除する解除工程と、
前記固定状態が解除された前記点火部を前記ケーシング部から取り外す取り外し工程と、を備える点火部取り外し方法。
【請求項8】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置に前記燃料に点火する点火部を取り付ける点火部取り付け方法であって、
前記燃焼装置は、
前記火炉に面して配置されるとともに揺動軸回りに揺動可能にケーシング部に取り付けられるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容する前記ケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、
前記支持機構は、
前記固定部に取り付けられる本体部と、
前記ガイドパイプを支持する支持部と、を有し、
前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられており、
前記ガイドパイプに直線状に延びる棒状部材を挿入する工程と、
前記棒状部材が前記ガイドパイプに挿入された前記点火部を前記ケーシング部に挿入する工程と、
前記固定部により前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定して固定状態とする工程と、
前記ガイドパイプから前記棒状部材を取り外す工程と、
前記ガイドパイプに前記イグナイタを挿入する工程と、を備える点火部取り付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気火花を発生させるイグナイタによってバーナに点火させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、イグナイタスリーブの内部にイグナイタロッドが装着され、イグナイタロッドの先端にイグナイタを配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-210509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バーナを含む燃焼装置が配置される火炉において、クリンカが火炉壁に付着し、その後に火炉壁から下方に落下する場合がある。特許文献1に開示される装置において、クリンカが火炉壁から落下して火炉に突出して配置されるイグナイタに接触すると、イグナイタが変形してイグナイタスリーブから引き抜くことができなくなる可能性がある。この場合、イグナイタ(特許文献1でイグナイタロッドにあたる部分を含める)をイグナイタスリーブから引き抜くことができないため、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を火炉内から行う必要があり、これらの作業が困難となってしまう。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、イグナイタが火炉内の落下物との接触等により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことが可能な燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の燃焼装置および点火部取り外し方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る燃焼装置は、火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置であって、前記火炉に面して配置されるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する点火部と、前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、を有する。
【0007】
本開示の一態様に係る点火部取り外し方法は、火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置から前記燃料に点火する点火部を取り外す点火部取り外し方法であって、前記燃焼装置は、前記火炉に面して配置されるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、前記固定部が前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定する固定状態を解除する解除工程と、前記固定状態が解除された前記点火部を前記ケーシング部から取り外す取り外し工程と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、イグナイタが火炉内の落下物との接触等により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことが可能な燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る燃焼装置を示す正面図である。
図1に示す燃焼装置のA-A矢視断面図である。
図1に示す燃焼装置のB-B矢視部分断面図である。
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定した固定状態を示す。
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定しない解除状態を示す。
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定しない解除状態を示す。
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部の一部をケーシング部の収容空間に挿入した状態を示す。
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部の一部をケーシング部の収容空間に挿入した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の一実施形態に係る燃焼装置100、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法について、図面を参照して説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る燃焼装置を示す正面図である。図2は、図1に示す燃焼装置100のA-A矢視断面図である。図3は、図1に示す燃焼装置100のB-B矢視断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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