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公開番号2025023730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023128117
出願日2023-08-04
発明の名称ノズル機構およびノズル機構の補修方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F23D 14/48 20060101AFI20250207BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】第1ノズルと第2ノズルとを連結する既存の連結機構が損傷した場合に再び第1ノズルと第2ノズルとを連結する作業を簡素化する。
【解決手段】前部ノズル10と、後部ノズル20と、前部ノズル10と後部ノズル20とを連結する連結部40と、を備え、連結部40は、前部ノズル10の後部ノズル20側の端部に接合されるとともに前部ノズル10から後部ノズル20側へ突出する突出部41と、後部ノズル20の前部ノズル10側の端部に接合されて突出部41を保持する保持部42と、を有し、保持部42は、水平方向HDに第1所定幅W1を有する貫通穴42cを有し、突出部41は、水平方向HDに第1所定幅W1より短い第2所定幅W2を有するとともに貫通穴42cに挿入される挿入部41Aと、挿入部41Aに連結されて貫通穴42cの端部に係止される係止部41Bと、を有するノズル機構を提供する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
火炉に燃料と酸化性ガスを供給して燃焼させる燃焼設備のノズル機構であって、
前記燃料または前記酸化性ガスの流通方向に沿って筒状に形成される第1ノズルと、
前記流通方向に沿って筒状に形成されるとともに前記第1ノズルに接続される第2ノズルと、
前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結する第1連結部と、を備え、
前記第1連結部は、
前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部に接合されるとともに前記第1ノズルから前記第2ノズル側へ突出する突出部と、
前記第2ノズルに配置されるとともに前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に接合されて前記突出部を保持する保持部と、を有し、
前記保持部は、水平方向に第1所定幅を有する貫通穴を有し、
前記突出部は、前記水平方向に前記第1所定幅より短い第2所定幅を有するとともに前記貫通穴に挿入される挿入部と、前記挿入部に連結されて前記貫通穴の端部に係止される係止部と、を有するノズル機構。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記水平方向に前記第1所定幅よりも長い第3所定幅を有する請求項1に記載のノズル機構。
【請求項3】
前記第1ノズルは、先端開口部が前記火炉に面して配置される請求項1に記載のノズル機構。
【請求項4】
前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結する第2連結部を備え、
前記第2連結部は、
一端に雄ねじ部が形成され他端に頭部が形成されるとともに前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部および前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に形成された一対の締結穴に前記第2ノズル側から挿入される締結ボルトと、
前記一対の締結穴に挿入された前記締結ボルトの前記雄ねじ部に締結される締結ナットと、を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のノズル機構。
【請求項5】
火炉に燃料と酸化性ガスを供給して燃焼させる燃焼設備のノズル機構を補修する補修方法であって、
前記ノズル機構は、
前記燃料または前記酸化性ガスの流通方向に沿って筒状に形成される第1ノズルと、
前記流通方向に沿って筒状に形成されるとともに前記第1ノズルに接続される第2ノズルと、を備え、
前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部に前記第1ノズルから前記第2ノズル側へ突出する突出部を接合する第1接合工程と、
前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に前記突出部を保持する保持部を接合する第2接合工程と、を有し、
前記保持部は、水平方向に第1所定幅を有する貫通穴を有し、
前記突出部は、前記水平方向に前記第1所定幅より短い第2所定幅を有するとともに前記貫通穴に挿入される挿入部と、前記挿入部に連結されて前記貫通穴の端部に係止される係止部と、を有するノズル機構の補修方法。
【請求項6】
前記係止部は、前記水平方向に前記第1所定幅よりも長い第3所定幅を有する請求項5に記載のノズル機構の補修方法。
【請求項7】
前記ノズル機構は、
前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結する第2連結部を備え、
前記第2連結部は、
一端に雄ねじ部が形成され他端に頭部が形成されるとともに前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部および前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に形成された一対の締結穴に前記第2ノズル側から挿入される締結ボルトと、
前記一対の貫通穴に挿入された前記締結ボルトの前記雄ねじ部に締結される締結ナットと、を有し、
前記第1ノズルと前記第2ノズルとの連結を解除する解除工程と、
前記解除工程により連結が解除された前記第1ノズルおよび前記第2ノズルの損傷個所を補修する補修工程と、を備え、
前記第1接合工程は、前記補修工程により補修された前記第1ノズルに前記突出部を接合し、
前記第2接合工程は、前記補修工程により補修された前記第2ノズルに前記保持部を接合する請求項5または請求項6に記載のノズル機構の補修方法。
【請求項8】
前記第1ノズルは、先端開口部が前記火炉に面して配置される請求項5に記載のノズル機構の補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ノズル機構およびノズル機構の補修方法に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、発電用ボイラの火炉には燃焼装置が設けられ、燃焼装置には火炉に石炭等の固体燃料を微粉状に粉砕した粉体燃料を搬送用空気とともに供給するバーナノズルが備えられている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、火炉側に配置される二重管部材(前部ノズル)と炉外側に配置される本体部(後部ノズル)とに分割した構造のバーナノズルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3897534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のバーナノズルは、炉外側に配置される本体部にタップ穴を形成し、タップ穴にボルトのねじ部を締結させている。しかしながら、火炉側に配置される二重管部材を交換する場合に、例えばボルトが損傷により切断されてねじ部がタップ穴に保持されたままとなる可能性がある。この場合、タップ穴に保持されたねじ部を除去しないと新たな二重管部材を取り付けることができない。また、タップ穴に保持されたねじ部も損傷している場合、ねじ部の除去が難しい可能性があり、二重管部材の交換作業に手間を要する。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、前部ノズルと後部ノズルとを連結する既存の連結機構が損傷した場合に、再び前部ノズルと後部ノズルとを連結する作業を簡素化することが可能なノズル機構およびノズル機構の補修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のノズル機構およびノズル機構の補修方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係るノズル機構は、火炉に燃料と酸化性ガスを供給して燃焼させる燃焼設備のノズル機構であって、前記燃料または前記酸化性ガスの流通方向に沿って筒状に形成される第1ノズルと、前記流通方向に沿って筒状に形成されるとともに前記第1ノズルに接続される第2ノズルと、前記第1ノズルと前記第2ノズルとを連結する第1連結部と、を備え、前記第1連結部は、前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部に接合されるとともに前記第1ノズルから前記第2ノズル側へ突出する突出部と、前記第2ノズルに配置されるとともに前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に接合されて前記突出部を保持する保持部と、を有し、前記保持部は、水平方向に第1所定幅を有する貫通穴を有し、前記突出部は、前記水平方向に前記第1所定幅より短い第2所定幅を有するとともに前記貫通穴に挿入される挿入部と、前記挿入部に連結されて前記貫通穴の端部に係止される係止部と、を有する。
【0007】
本開示の一態様に係るノズル機構の補修方法は、火炉に燃料と酸化性ガスを供給して燃焼させる燃焼設備のノズル機構を補修する補修方法であって、前記ノズル機構は、前記燃料または前記酸化性ガスの流通方向に沿って筒状に形成される第1ノズルと、前記流通方向に沿って筒状に形成されるとともに前記第1ノズルに接続される第2ノズルと、を備え、前記第1ノズルの前記第2ノズル側の端部に前記第1ノズルから前記第2ノズル側へ突出する突出部を接合する第1接合工程と、前記第2ノズルの前記第1ノズル側の端部に前記突出部を保持する保持部を接合する第2接合工程と、を有し、前記保持部は、水平方向に第1所定幅を有する貫通穴を有し、前記突出部は、前記水平方向に前記第1所定幅より短い第2所定幅を有するとともに前記貫通穴に挿入される挿入部と、前記挿入部に連結されて前記貫通穴の端部に係止される係止部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、第1ノズルと第2ノズルとを連結する既存の連結機構が損傷した場合に再び第1ノズルと第2ノズルとを連結する作業を簡素化することが可能なノズル機構およびノズル機構の補修方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係るノズル機構の補修前の状態を示す分解斜視図である。
図1に示すノズル機構のA部分の縦断面図である。
本開示の一実施形態に係るノズル機構の補修後の状態を示す平面図である。
図3に示すノズル機構のB部分の部分拡大図である。
図4に示す第1連結部のD-D矢視断面図である。
図4に示す第1連結部のE-E矢視断面図である。
図3に示すノズル機構のC-C矢視断面図である。
図7に示すノズル機構のF部分の部分拡大図である。
連結部を示す平面図であり、突出部を前部ノズルに接合した状態を示す。
連結部を示す平面図であり、保持部の一対の壁部を後部ノズルに接合した状態を示す。
ノズル機構の他の実施形態を示す縦断面図である。
図11に示すノズル機構のG部分の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の一実施形態に係るノズル機構100及びノズル機構100の補修方法について、図面を参照して説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るノズル機構100の補修前(損傷前)の状態を示す分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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