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公開番号2025027789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132922
出願日2023-08-17
発明の名称コンテナ型データセンタ及びその制御方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 1/20 20060101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約【課題】冷却される電子機器の発熱量に応じて適正に電子機器の冷却を行うことができるコンテナ型データセンタを提供する。
【解決手段】コンテナ型データセンタ1は、コンテナ本体2と、コンテナ本体2の内部に設けられ、電子機器を浸漬して冷却する冷却液が内部に貯留される液浸容器5と、コンテナ本体2の内部に設けられ、冷却空気が通過する空冷ラック6と、コンテナ本体2の内部に設けられ、電子機器の発熱部に接触させて取り付けられる水冷ヒートシンクを備えた水冷ラック7と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
コンテナ本体と、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器を浸漬して冷却する冷却液が内部に貯留される液浸容器と、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、冷却空気が通過する空冷ラックと、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器の発熱部に接触させて取り付けられる水冷ヒートシンクを備えた水冷ラックと、
を備えているコンテナ型データセンタ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を膨張させる膨張弁、膨張された冷媒を蒸発させるとともに空気を冷却する空気冷却蒸発器、及び、蒸発された冷媒を凝縮させる凝縮器を備えた蒸気圧縮式冷却装置と、
冷却水の顕熱を前記コンテナ本体の外部に排出して冷却水を冷却するラジエータ、及び、該ラジエータで冷却された冷却水によって空気を冷却する空気冷却熱交換器を備えた冷却水式冷却装置と、
前記空気冷却蒸発器及び前記空気冷却熱交換器が配置され、前記空冷ラックに導かれる冷却空気が流通する冷却流路と、
前記空気冷却蒸発器及び前記空気冷却熱交換器の運転を制御する制御部と、
を備えている請求項１に記載のコンテナ型データセンタ。
【請求項３】
前記制御部は、前記コンテナ本体の外部の温度が所定値以下の場合に、前記空気冷却熱交換器を動作させて前記空冷ラックに導かれる冷却空気を冷却する請求項２に記載のコンテナ型データセンタ。
【請求項４】
前記コンテナ本体の上部から外方に延出可能とされた屋根が設けられている請求項１に記載のコンテナ型データセンタ。
【請求項５】
コンテナ本体と、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器を浸漬して冷却する冷却液が内部に貯留される液浸容器と、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、冷却空気が通過する空冷ラックと、
前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器の発熱部に接触させて取り付けられる水冷ヒートシンクを備えた水冷ラックと、
冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を膨張させる膨張弁、膨張された冷媒を蒸発させるとともに空気を冷却する空気冷却蒸発器、及び、蒸発された冷媒を凝縮させる凝縮器を備えた蒸気圧縮式冷却装置と、
冷却水の顕熱を前記コンテナ本体の外部に排出して冷却水を冷却するラジエータ、及び、該ラジエータで冷却された冷却水によって空気を冷却する空気冷却熱交換器を備えた冷却水式冷却装置と、
前記空気冷却蒸発器及び前記空気冷却熱交換器が配置され、前記空冷ラックに導かれる冷却空気が流通する冷却流路と、
を備えたコンテナ型データセンタの制御方法であって、
前記コンテナ本体の外部の温度が所定値以下の場合に、前記空気冷却熱交換器を動作させて前記空冷ラックに導かれる冷却空気を冷却するコンテナ型データセンタの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、例えばサーバ等の電子機器を収納したコンテナ型データセンタ及びその制御方法に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、サーバを収納したコンテナ型データセンタが開示されている。コンテナ型データセンタは、定型とされたコンテナ内にサーバを収納するとともにサーバを冷却する冷却装置を設けることで、データセンタをコンパクトに構成することができる。また、コンテナは可搬性に優れるため、設置が容易という利点もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６２９３３５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１では、サーバラックに設置されたサーバに空気を接触させて冷却する空冷方式が採用されている。しかし、冷却される電子機器の発熱量によっては空冷では不十分で、水冷ヒートシンクを用いた水冷式や電子機器を冷却液に浸漬する液浸式が要望される場合がある。
【０００５】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、冷却される電子機器の発熱量に応じて適正に電子機器の冷却を行うことができるコンテナ型データセンタ及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係るコンテナ型データセンタは、コンテナ本体と、前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器を浸漬して冷却する冷却液が内部に貯留される液浸容器と、前記コンテナ本体の内部に設けられ、冷却空気が通過する空冷ラックと、前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器の発熱部に接触させて取り付けられる水冷ヒートシンクを備えた水冷ラックと、を備えている。
【０００７】
本開示の一態様に係るコンテナ型データセンタの制御方法は、コンテナ本体と、前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器を浸漬して冷却する冷却液が内部に貯留される液浸容器と、前記コンテナ本体の内部に設けられ、冷却空気が通過する空冷ラックと、前記コンテナ本体の内部に設けられ、電子機器の発熱部に接触させて取り付けられる水冷ヒートシンクを備えた水冷ラックと、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を膨張させる膨張弁、膨張された冷媒を蒸発させるとともに空気を冷却する空気冷却蒸発器、及び、蒸発された冷媒を凝縮させる凝縮器を備えた蒸気圧縮式冷却装置と、冷却水の顕熱を前記コンテナ本体の外部に排出して冷却水を冷却するラジエータ、及び、該ラジエータで冷却された冷却水によって空気を冷却する空気冷却熱交換器を備えた冷却水式冷却装置と、前記空気冷却蒸発器及び前記空気冷却熱交換器が配置され、前記空冷ラックに導かれる冷却空気が流通する冷却流路と、を備えたコンテナ型データセンタの制御方法であって、前記コンテナ本体の外部の温度が所定値以下の場合に、前記空気冷却熱交換器を動作させて前記空冷ラックに導かれる冷却空気を冷却する。
【発明の効果】
【０００８】
冷却される電子機器の発熱量に応じて適正に電子機器の冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の一実施形態に係り、コンテナ型データセンタの前面側を示した斜視図である。
図１のコンテナ型データセンタの背面側を示した斜視図である。
図１のコンテナ型データセンタの平面図である。
空冷ラック及び水冷ラックに流れる冷却空気の流れを概略的に示した正面図である。
冷却回路が示された概略図である。
変形例を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図１には、コンテナ型データセンタ１が示されている。コンテナ型データセンタ１は、可搬性を有する定型のコンテナ形状とされている。なお、図１では、コンテナ型データセンタ１の内部が見えるように壁面を構成する板材が取り外された状態で示されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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