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公開番号
2025026526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024211783,2021054422
出願日
2024-12-04,2021-03-26
発明の名称
除湿装置
出願人
アイリスオーヤマ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250214BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】除湿効率を高めることができる除湿装置を提供する。
【解決手段】除湿装置Xは、吸込口11bと排出口11cとを備える筐体1と、吸込口11bから吸い込んだ空気中の水分を除湿する除湿ロータ21を備える除湿部2と、吸込口11bから除湿部2に向かう空気を冷却する冷却部42とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込口と排出口とを備える筐体と、
前記吸込口から吸い込んだ空気中の水分を除湿する除湿部と、
前記吸込口から前記除湿部に向かう空気を冷却する冷却部と
を備え、
前記除湿部は、
除湿ロータと、
前記除湿ロータを加熱する加熱器と、
前記加熱器により加熱され且つ前記除湿ロータを通過した空気と熱交換する熱交換器と、
前記加熱器と前記熱交換器とを接続し且つ前記除湿ロータを通過した空気が前記熱交換器へと流れる通路と
を備え、
前記熱交換器は前記除湿ロータと前記冷却部との間に設けられ、
前記通路は、前記熱交換器の上方に位置し、前記冷却部の上方へ張り出す張出部分を有する
除湿装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記張出部分は前記冷却部の上端に近接している
請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記除湿部は、前記筐体内でフレームにより支持され、
前記通路は、前記フレームと通路カバーとで構成され、
前記加熱器は、
前記除湿ロータに対して前記吸込口と反対側に配されたヒータと、
前記除湿ロータを挟んで前記ヒータの反対側に配され且つ前記通路と接続するレシーバと
を備え、
前記通路カバーは、前記レシーバの外周側と前記熱交換器の上部側に亘って配されている
請求項1又は2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記筐体内に、圧縮器と蒸発器と放熱器とを備える冷凍サイクル式の第2除湿部を備え、
前記冷却部は前記第2除湿部の前記蒸発器であり、
前記蒸発器は、前記吸込口側から見たときに、前記熱交換器よりも大きく、前記熱交換を覆うように、配されている
請求項1~3の何れか1項に記載の除湿装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の水分を除く除湿装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
除湿装置として、例えば、「本体1の背面に設けられた吸込口2と上面前部に設けられた吹出口4とを結ぶ空気通路に、蒸発器10と、結露用ラジエタ11と、凝縮器12と、吸熱用ラジエタ13とを順次配設する一方、本体1の前面下部に設けられた吸込口3に対向して、空気中の水分を吸湿する吸湿ロータ8を回動自在に設け、同吸湿ロータ8を前記結露用ラジエタ11と前記吸熱用ラジエタ13とに配管により接続する」装置が提案されている(例えば特許文献1)。
上記除湿装置においては、蒸発器10から凝縮器12を通り吹出口4に至る空気通路と、吸湿ロータ8から吹出口4に至る空気通路とが途中で合流している。つまり、蒸発器と凝縮器による空気の凝縮と、除湿ロータによる吸着とが個別に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-4253号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
除湿装置において、除湿効率を高めたいとの要望がある。
本発明は、除湿効率を高めることができる除湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る除湿装置は、吸込口と排出口とを備える筐体と、前記吸込口から吸い込んだ空気中の水分を除湿する除湿ロータを備える除湿部と、前記吸込口から前記除湿部に向かう空気を冷却する冷却部とを備える。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、冷却された空気が除湿部に供給されるため、除湿効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る除湿装置の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
除湿装置の断面図である。
筐体を外した状態の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
筐体を外した装置の分解状態を前側上方から見た斜視図である。
筐体を外した装置の分解状態を後側下方から見た斜視図である。
装置の上部の断面拡大図であり、(a)は左右方向から見た図であり、(b)は、左右方向の上方から見た図である。
フレームの分解斜視図である。
(a)は吸込口側から第1除湿部等を見た図であり、(b)は吸込口側から蒸発器等を見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
実施形態の一態様に係る第1の除湿装置は、吸込口と排出口とを備える筐体と、前記吸込口から吸い込んだ空気中の水分を除湿する除湿ロータを備える除湿部と、前記吸込口から前記除湿部に向かう空気を冷却する冷却部とを備える。これにより、冷却部を備えない構造に対して、除湿ロータの温度を低くでき、除湿ロータの吸湿効率を高めることもできる。
実施形態の別態様に係る第2の除湿装置は、第1の除湿装置において、前記除湿部は、前記除湿ロータを加熱する加熱器と、前記除湿ロータを回転駆動させる駆動モータと、前記加熱器により加熱され且つ前記除湿ロータを通過した空気と熱交換する熱交換器とを備え、前記熱交換器は前記除湿ロータと前記冷却部との間に設けられている。これにより、冷却部により冷却された低温空気が熱交換器に供給される(当たる)ため、熱交換が促進されて、除湿効率を向上できる。
実施形態の別態様に係る第3の除湿装置は、第2の除湿装置において、前記除湿ロータは、前記加熱器と対向する第1領域から、前記加熱器と前記熱交換器とに対向しない第2領域を経て、前記熱交換器と対向する第3領域に向かうように回転駆動される。これにより、加熱器による加熱された除湿ロータの高温部分に、冷却部で冷却された低温空気を通して、除湿ロータが早く吸湿できる温度まで下げることで、吸着効率を高めることができる。
【0009】
実施形態の別態様に係る第4の除湿装置は、第2又は第3の除湿装置において、前記冷却部は、前記熱交換器と対向し且つ近接する状態で、設けられている。これにより、熱交換器が低温空気で冷却されることとなり、除湿部の循環路が冷却され、熱交換器で結露が起こりやすくなり、除湿効率を高めることができる。
実施形態の別態様に係る第5の除湿装置は、第2~4の何れかの除湿装置において、前記加熱器により加熱された空気であって前記除湿ロータから前記熱交換器に供給される空気は、前記除湿ロータに対向する前記冷却部の周辺部を通過する。これにより、除湿部の循環路が冷却され、熱交換器で結露が起こりやすくなり、除湿効率を高めることができる。
実施形態の別態様に係る第6の除湿装置は、第1~5の何れかの除湿装置において、前記筐体内に、圧縮器と蒸発器と放熱器とを備える冷凍サイクル式の第2除湿部を備え、前記冷却部は前記第2除湿部の前記蒸発器である。これにより、第2除湿部により除湿効率を高めることができると共に第2除湿部を構成しない冷却部を別途設ける場合よりも装置を小型化できる。
実施形態の別態様に係る第7の除湿装置は、第6の除湿装置において、前記除湿部は、前記蒸発器と前記放熱器の間に配されている。これにより、装置を小型化できる。
実施形態の別態様に係る第8の除湿装置は、第6又は第7の除湿装置において、前記蒸発器と前記除湿部との距離は、前記除湿部と前記放熱器との距離よりも小さい。これにより、除湿効率を高めつつ装置を小型化できる。
【0010】
<実施形態>
1.除湿装置
主に、図1及び図2を用いて説明する。
除湿装置Xは吸込口11bと排出口11cとを有する筐体1を備える。除湿装置Xは、少なくとも、吸込口11bから吸込まれた空気を除湿する第1除湿部2と、吸込口11bから第1除湿部2に向かう空気を冷却する冷却部とを筐体1に備える。
除湿装置Xは、図2に示すように、吸込口11bから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を排出口11cから排出させるため送風部3を筐体1に備える。
本実施形態の除湿装置Xは筐体1内に第2除湿部4を備え、冷却部の一例として第2除湿部4の蒸発器42が利用されている。
第1除湿部2と第2除湿部4とは、両者を区別するために、便宜上、「第1」又は「第2」を付している。第1除湿部2と第2除湿部4は、筐体1内でフレーム7により支持されている。
本実施形態の除湿装置Xは、除湿された水を貯留するタンク81を筐体1に対して着脱可能に備える。除湿装置Xは、使用者が装置を操作するための操作部5、電源部と制御部とを一体に備える回路ユニット6とを備える。
ここで、説明の便宜上、タンク81が存在する側を前側、吸込口11bが存在する側を後側、排出口11cが存在する側を上側とそれぞれし、前後方向と上下方向とに直交する方向を左右方向とする。
以下、各部について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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