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公開番号
2025026476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024205362,2019226387
出願日
2024-11-26,2019-12-16
発明の名称
カラーフィルタ用インク組成物、光変換層及びカラーフィルタ
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/20 20060101AFI20250214BHJP(光学)
要約
【課題】発光性ナノ結晶粒子を含むインク組成物において、青色の漏れ光を低減できるインク組成物を提供する。
【解決手段】
発光性ナノ結晶粒子と、光重合性化合物及び/又は熱硬化性樹脂と、光散乱性粒子と、を含有するインク組成物であって、
前記発光性ナノ結晶粒子の少なくとも一部が、420~480nmの範囲の波長の光を吸収し、500~560nmの範囲に発光ピークを有し、構成元素としてAg、In、GおよびSを有する発光性ナノ結晶粒子であるインク組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発光性ナノ結晶粒子と、光重合性化合物及び/又は熱硬化性樹脂と、光散乱性粒子と、を含有するインク組成物であって、
前記発光性ナノ結晶粒子の少なくとも一部が、420~480nmの範囲の波長の光を吸収し、500~560nmの範囲に発光ピークを有し、構成元素としてAg、In、GaおよびSを有する発光性ナノ結晶粒子であるインク組成物。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
25℃での粘度が30mPa・s以下である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項3】
厚さ15umの光変換層を作製した際、青色光の漏れ率が10%以下である請求項1又は2に記載のインク組成物。
【請求項4】
複数の画素部と、該複数の画素部間に設けられた遮光部と、を備え、
前記複数の画素部は、請求項1~3のいずれか一項に記載のインク組成物の硬化物を含む発光性画素部を有する、光変換層。
【請求項5】
請求項4に記載の光変換層を備える、カラーフィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラーフィルタ用組成物、光変換層及びカラーフィルタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液晶表示装置等のディスプレイにおける画素部(カラーフィルタ画素部)は、例えば、赤色有機顔料粒子又は緑色有機顔料粒子と、アルカリ可溶性樹脂及び/又はアクリル系単量体とを含有する硬化性レジスト材料を用いて、フォトリソグラフィ法により製造されてきた。
【0003】
近年、ディスプレイの低消費電力化が強く求められるようになり、上記赤色有機顔料粒子又は緑色有機顔料粒子に代えて、例えば量子ドット、量子ロッド、その他の無機蛍光体粒子等の発光性ナノ結晶粒子を用いて、赤色画素、緑色画素といった画素部を形成させる方法が、活発に研究されている。この発光性ナノ結晶粒子を用いたカラーフィルタ(QD-CF)は、上記低消費電力に加え、ディスプレイとしての色再現領域を広くする効果も有している。
【0004】
ところで、上記フォトリソグラフィ法でのカラーフィルタの製造方法では、その製造方法の特徴から、比較的高価な発光性ナノ結晶粒子を含めた画素部以外のレジスト材料が無駄になるという欠点があった。このような状況下、上記のようなレジスト材料の無駄をなくすため、インクジェット法により、光変換基板画素部を形成することが検討され始めている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2008/001693号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
QD-CFをディスプレイに適用する場合、青色LEDや青色OLED等の青色光をバックライト光源として使用し、緑色画素および赤色画素のみに発光性ナノ結晶粒子を用いる事が検討されている。この場合、通常の有機顔料を用いた場合に比べて緑色および赤色の発光半値幅が狭くなるため、ディスプレイの色再現性が高くなる事が知られている。一方、ディスプレイとしての色再現性を高くするためには各画素での色純度を高くする必要があるため、緑色画素および赤色画素から、バックライト光源由来である青色光が極力漏れない事が好ましい。
発光性ナノ結晶粒子は、一般的に赤色発光よりも、500~560nmの範囲に発光ピーク波長を有する緑色発光の粒子の方が青色光の吸収率が小さく、緑色画素からの青色光の漏れをより小さくする必要があり、そのためには光変換基板画素部における色変換層の中の発光性ナノ結晶粒子濃度や光拡散剤の濃度を高くする方法がある。
しかしながら、特に、インクジェット法にて光変換基板画素部を形成させる場合においては、発光性ナノ結晶粒子を含むインク組成物の粘度をある一定範囲内に収める必要があり、発光性ナノ結晶粒子および光散乱性粒子の濃度を高くすると、インク組成物の粘度もより高くなるという問題点がある。
【0007】
そこで、本発明は、インク組成物として画素部の形成に適した粘度を有すると共に、緑色画素部からの青色光の漏れが少ないインク組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面は、発光性ナノ結晶粒子と、光重合性化合物及び/又は熱硬化性樹脂と、光散乱性粒子と、を含有するインク組成物であって、
前記発光性ナノ結晶粒子の少なくとも一部が、420~480nmの範囲の波長の光を吸収し、500~560nmの範囲に発光ピークを有し、構成元素としてAg、In、GaおよびSを有する発光性ナノ結晶粒子であるインク組成物に関する。
【0009】
上記本発明のインク組成物は、上記構成を採用するため、発光性ナノ結晶粒子濃度をそれほど高くしなくても、緑色画素部からの青色漏れ光を効果的に小さくでき、インクジェットインクの粘度を画素部の形成に適した範囲内に収める事ができる。
【0010】
上記インク組成物において、25℃での粘度が30mPa・s以下であってよい。
(【0011】以降は省略されています)
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