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公開番号
2025025676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130698
出願日
2023-08-10
発明の名称
空気調和機
出願人
株式会社富士通ゼネラル
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
F25B
5/02 20060101AFI20250214BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】室内機の要求能力が小さい低負荷運転時において、低圧圧力が過剰に低下することを防ぐとともに室内の快適性の低下を抑制できる空気調和機を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る空気調和機は、圧縮機と室外熱交換器とを有する室外機と、空気冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットと、を有する冷媒回路と、前記冷媒回路の低圧側の冷媒の圧力を検出する低圧センサと、前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が第1閾値以下のときは、前記第2膨張弁を開とする処理である第1低圧保護制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮機と室外熱交換器とを有する室外機と、空気冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットと、を有する冷媒回路と、
前記冷媒回路の低圧側の冷媒の圧力を検出する低圧センサと、
前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が第1閾値以下のときは、前記第2膨張弁を開とする処理である第1低圧保護制御を実行する
空気調和機。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空気調和機であって、
前記空気調和機は複数の前記中継ユニットを有し、
複数の前記中継ユニットは、前記室外機に並列に接続され、
前記制御装置は、前記第1低圧保護制御において、すべての前記第2膨張弁を順次又は同時に開とする
空気調和機。
【請求項3】
請求項1に記載の空気調和機であって、
水熱交換器と流量調整弁とを有する少なくとも1つの第2室内機と、前記水冷媒熱交換器と前記第2室内機との間で前記冷媒と熱交換させる水を循環させるポンプと、前記水冷媒熱交換器に接続され前記第2室内機を迂回するバイパス流路と、を有する水回路をさらに備え、
前記制御装置は、さらに前記ポンプを制御し、
前記制御装置は、停止中の前記第2室内機の流量調整弁を閉とし、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記ポンプを動作させる処理である第2低圧保護制御を実行する
空気調和機。
【請求項4】
請求項1に記載の空気調和機であって、
水熱交換器と流量調整弁とを有する少なくとも1つの第2室内機と、前記水冷媒熱交換器と前記第2室内機との間で前記冷媒と熱交換させる水を循環させるポンプと、を有する水回路をさらに備え、
前記制御装置は、さらに前記流量調整弁を制御し、
前記制御装置は、停止中の前記第2室内機の流量調整弁を閉とし、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御を開始し、所定時間経過した後前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記流量調整弁を開とする処理である第2低圧保護制御を実行する
空気調和機。
【請求項5】
請求項1に記載の空気調和機であって、
水熱交換器と流量調整弁とを有する少なくとも1つの第2室内機と、前記水冷媒熱交換器と前記第2室内機との間で前記冷媒と熱交換させる水を循環させるポンプと、を有する水回路と、
前記水回路を流れる水の温度を検出する水温センサと
をさらに備え、
前記制御装置は、さらに前記流量調整弁を制御し、
前記制御装置は、停止中の前記第2室内機の流量調整弁を閉とし、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御を開始し、所定時間経過後前記水温センサの検出値が第2閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記流量調整弁を開とする処理である第2低圧保護制御を実行する
空気調和機。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の空気調和機であって、
前記空気調和機は複数の前記第2室内機を有し、
複数の前記第2室内機は、室温センサを有するとともに前記中継ユニットに並列に接続され、
前記制御装置は、前記第2低圧保護制御において、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記第2室内機のうち前記室温センサの検出値が最も高い第2室内機から順に前記流量調整弁を開とする
空気調和機。
【請求項7】
請求項6に記載の空気調和機であって、
前記第2室内機は、室内における人の存在を感知する人感センサをさらに備え、
前記制御装置は、前記第2低圧保護制御において、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記第2室内機のうち、前記室温センサの検出値に優先して、前記人感センサにより人の存在が検知されない前記第2室内機の前記流量調整弁を開とする
空気調和機。
【請求項8】
請求項6に記載の空気調和機であって、
前記制御装置は、前記中継ユニットに接続されるすべての前記流量調整弁について前記第2低圧保護制御を開始してから所定時間経過した後の前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、運転を停止している前記第1室内機の前記第1膨張弁を開とする処理である第3低圧保護制御を実行する
空気調和機。
【請求項9】
請求項8に記載の空気調和機であって、
前記空気調和機は複数の前記第1室内機を有し、
複数の前記第1室内機は、室温センサを有するとともに前記室外機に並列に接続され、
前記制御装置は、前記第3低圧保護制御において、運転を停止している前記第1室内機のうち前記室温センサの検出値が最も高い第1室内機の前記第1膨張弁を開とする
空気調和機。
【請求項10】
請求項9に記載の空気調和機であって、
前記第1室内機は、室内における人の存在を感知する人感センサをさらに備え、
前記制御装置は、前記第3低圧保護制御において、運転を停止している前記第1室内機のうち、前記室温センサの検出値に優先して、前記人感センサにより人の存在が検知されない前記第1室内機の前記第1膨張弁を開とする
空気調和機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒回路と水回路とを接続する中継ユニットを備えた空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の室内機が接続されたマルチエアコンにおいては、室内機の要求能力が小さい場合、凝縮器に液冷媒が滞留することがある。その結果、冷媒回路を循環する冷媒の量が減少し、圧縮機の吸込側の冷媒の圧力である低圧圧力が所定値以下となることで、圧縮機が適正に運転できないだけでなく、圧縮機の破損を招くおそれがある。
【0003】
そこで、低圧圧力が所定値以下の場合には、停止している室内機の膨張弁を開けて室内熱交換器(冷房運転の場合は膨張弁の上流側)に滞留した冷媒を圧縮機に戻すことで冷媒の循環量を増やし、低圧圧力を上げる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-208370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、冷房運転時において上記技術を実施した場合、運転を停止している室内機の室内熱交換器に低温の冷媒が流れることになるため、当該室内機が設置された室内の空気が冷やされて快適性が低下するおそれがある。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、室内機の要求能力が小さい低負荷運転時において、低圧圧力が過剰に低下することを防ぐとともに室内の快適性の低下を抑制できる空気調和機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係る空気調和機は、圧縮機と室外熱交換器とを有する室外機と、空気冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットと、を有する冷媒回路と、前記冷媒回路の低圧側の冷媒の圧力を検出する低圧センサと、前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が第1閾値以下のときは、前記第2膨張弁を開とする処理である第1低圧保護制御を実行する。
【0008】
前記空気調和機は複数の前記中継ユニットを有し、複数の前記中継ユニットは、前記室外機に並列に接続される場合においては、前記制御装置は、前記第1低圧保護制御において、すべての前記第2膨張弁を順次又は同時に開としてもよい。
【0009】
前記空気調和機は、水熱交換器と流量調整弁とを有する少なくとも1つの第2室内機と、前記水冷媒熱交換器と前記第2室内機との間で前記冷媒と熱交換させる水を循環させるポンプと、前記水冷媒熱交換器に接続され前記第2室内機を迂回するバイパス流路と、を有する水回路をさらに備えてもよく、前記制御装置は、停止中の前記第2室内機の流量調整弁を閉とし、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記ポンプを動作させる処理である第2低圧保護制御を実行してもよい。
【0010】
あるいは、前記空気調和機は、水熱交換器と流量調整弁とを有する少なくとも1つの第2室内機と、前記水冷媒熱交換器と前記第2室内機との間で前記冷媒と熱交換させる水を循環させるポンプと、を有する水回路をさらに備えてもよく、前記制御装置は、停止中の前記第2室内機の流量調整弁を閉とし、前記第1室内機が冷房運転中に前記第2膨張弁が閉じている状態で前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御を開始し、所定時間経過した後前記低圧センサの検出値が前記第1閾値以下のとき、前記第1低圧保護制御が実行された前記中継ユニットに接続される前記流量調整弁を開とする処理である第2低圧保護制御を実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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